最近、録りためていたNHK歴史探偵の平清盛 編を見ました。
平清盛というと、平家にあらずんば人にあらず、の言葉で知られるように、傲慢で狭量、悪者というイメージがありますが、
これは恐らく源氏に滅ぼされたことによる、勝者からみた歴史観という影響も多分にあろうかと思います。
今回の番組の中で、いくつか驚かされたことがありました。
その一つが宮島 厳島神社です。
昔の貴族の屋敷は、寝殿造といって、庭に海に見立てた池を配したりしますが、
なんと、厳島神社というのは、海を池に見立てた壮大な寝殿造りになっているとのこと、、。
当時の人は、宮島で厳島神社を目にしたとき、そのあまりのスケールの大きさに度肝を抜かれたことでしょう。
こういう発想は、斎藤一人さんのいうところの、押し出し、というやつですね。
豪華絢爛、壮大で人を驚愕させるようなものを建てることで、人を一瞬にして圧倒させてしまう効果です。
あらゆる権力者、宗教施設は、この効果を利用しているとのことで、一人さんは、私達一人ひとりも、この押し出しの効果を利用しない手はないといっています。
一人さんは、見た目が100%ということも言っているように(笑)、
もちろん心が優しくて積極的で明るいというのも大事ですが、それと同じくらい外見も大事だといいます。
ちゃんと顔にツヤを出して、笑顔で、服装はなるべく華やかなものを身に着け、光り物をつけることを勧めています。
これが個人における押し出しで、成功の秘訣だと仰っています。
平清盛も、この押し出しの効果をねらって、宮島に厳島神社という巨大装置を造りあげたようです。
また平清盛の凄いところは、貨幣経済の基礎を作ったということろにもあります。
当時の中国で使われていた宋銭という貨幣を輸入して、日本で流通させたそうです。
当時の日本は、貨幣が流通しておらず、米や絹織物などを貨幣のように現物交換をしていたようです、、。