2025年7月6日日曜日

平清盛すげぇ~、、

 

最近、録りためていたNHK歴史探偵平清盛 編を見ました。


平清盛というと、平家にあらずんば人にあらず、の言葉で知られるように、傲慢で狭量、悪者というイメージがありますが、


これは恐らく源氏に滅ぼされたことによる、勝者からみた歴史観という影響も多分にあろうかと思います。


今回の番組の中で、いくつか驚かされたことがありました。


その一つが宮島 厳島神社です。


昔の貴族の屋敷は、寝殿造といって、庭に海に見立てた池を配したりしますが、


なんと、厳島神社というのは、海を池に見立てた壮大な寝殿造りになっているとのこと、、。



当時の人は、宮島で厳島神社を目にしたとき、そのあまりのスケールの大きさに度肝を抜かれたことでしょう。


こういう発想は、斎藤一人さんのいうところの、押し出し、というやつですね。


豪華絢爛、壮大で人を驚愕させるようなものを建てることで、人を一瞬にして圧倒させてしまう効果です。


あらゆる権力者、宗教施設は、この効果を利用しているとのことで、一人さんは、私達一人ひとりも、この押し出しの効果を利用しない手はないといっています。


一人さんは、見た目が100%ということも言っているように(笑)、


もちろん心が優しくて積極的で明るいというのも大事ですが、それと同じくらい外見も大事だといいます。


ちゃんと顔にツヤを出して、笑顔で、服装はなるべく華やかなものを身に着け、光り物をつけることを勧めています。


これが個人における押し出しで、成功の秘訣だと仰っています。


平清盛も、この押し出しの効果をねらって、宮島に厳島神社という巨大装置を造りあげたようです。



また平清盛の凄いところは、貨幣経済の基礎を作ったということろにもあります。




当時の中国で使われていた宋銭という貨幣を輸入して、日本で流通させたそうです。







当時の日本は、貨幣が流通しておらず、米や絹織物などを貨幣のように現物交換をしていたようです、、。









んん、では、富本銭和同開珎といった、日本で初めて鋳造された貨幣はどうなってるんだ、、?

と調べてみると、富本銭や和同開珎は、700年ころに鋳造されたとされているようですが、

畿内とその周辺のみで使われただけで、あまり流通しなかったそうで、

その後は、秀吉が金貨・銀貨を作りまで、日本では貨幣は鋳造されなかったそうです。

それまでの間に使われていたのが、この宋銭のような中国から輸入されたお金だったそうです。


この輸入された中国のお金は、使用禁止例が度々出されたにも関わらず、その利便性からずっと使われ続けたようです。




それゃ、米とか絹織物を持ってきての交換じゃ、重いし、嵩張るし、やってられませんよね、、。


また平清盛の凄いと感じたところは、その人柄です↓

どんなにいやなことをされても、
冗談だと思うことにしていた。

おもしろくなくとも、
相手をいたわってにこやかに笑い、

とんでもない失敗を犯しても、
声を荒げることが無かった。






私は、この平清盛の性格を知ったとき、まさに一人さんの教えじゃん、、と思ってしまいました。

嫌なことも楽しいものに変換してしまう、
いつもにこやか上機嫌でいて、人に優しい、

失敗をしても許すという寛容の精神、、

すべて一人さんの教えそのものです。。

人の上に立つ人というのは、自ずとこのような性格を身に着けているものなのですね、、。

一人さんは、明るくしていると、照明と同じで上に掲げられるということを言っていますが、

このような性格をもっていると自然と人々から担ぎ上げられるのかもしれません。

ほぼ一年前の番組でしたが、とても参考になることの多い内容でした。


あ~、歴史って面白いなぁ~、、




おまけ、、、






↑ある夏の早朝、
うろこ雲がきれいに並んでいました