前回に引き続き、
の内容を紹介して行きたいと思います。
前回の最後に、お金に対する欲は際限がない、、というところで終わっていました。
では、どのような方向に目を向けていけばいいのでしょうか。。
☆ 豊かさの他の側面とは、、
79カ国のデータを分析した研究では、
「国民が仕事より余暇を重視する国では、国レベルでも個人レベルでも主観的な幸福度が高い」
ことが明らかになっている。
この効果は、豊かな国でも貧しい国でも確認されている。
とはいえ、生活の糧を得るために仕事ばかりしていたら、余暇を楽しむことは出来ない。
したがって、幸福を最大化するための理想的な戦略は、まずは苦労や心配事を減らせるだけの資産をもち、それからお金以外のことに目を向けることのようだ。
ことわざにもあるように、「お金で幸せは買えないが、貧しければ何も買えない」のだ。p.311
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ある程度のお金をもつことは、幸せや豊かさにおける必須条件と思われますが、
しかし一方、お金に対する欲望には際限がなく、お金だけでは幸せにはなれそうにもありません。
上のことわざ、
「お金で幸せは買えないが、貧しければ何も買えない」
は調べてみると、英語では、
Money can't buy happiness, but poverty can't buy anything.
というようです。
これには、色々なパロディーもあるみたいで調べてみると面白いです。
☆ 今まで出会った中で最も幸せそうだった人
私が今まで出会った中で最も幸せそうだった人は、バド(仮名)という名の施設管理コーディネーターだった。バドは私が以前勤めていたコンサルティング会社のオフィスの維持管理をしていた。
彼は毎日、会う人全員に笑顔と親しみやすい身振りで挨拶をした。
軽いジョークを飛ばし、いつも場の雰囲気を和ませようとしてくれた。オフィスで誰かと会話を終えるたびに必ず、「では素敵な一日を!」という一言で締めくくった。
バドの給料がいくらだったかは知らないし、詳しく知りたいとも思わない。彼の給料が、そのコンサルティング会社のパートナーの何人かが好調な年に稼いでいた数十万ドルや数百万ドルといった高額でなかったのは間違いない。
私は、元同僚たちの幸福度について推測するつもりはない。しかしきっと彼らも、自分たちがバドほど職場で明るく振る舞っていなかったことには同意するだろう。
彼らの給料はバドの何倍も高かった。でも、幸福度はほんのわずかしかなかったのだ。今でもときどき、バドのことを思い出す。
彼には肩書も地位もなかった。一般的に成功とみなされる特徴を何も備えていなかった。それでも、彼はどこへ行ってもまわりの人に喜びを与え、みんなを笑顔にした。しかも、そうするために彼には何のお金も必要ではなかった。
もちろん、バドの幸せが本物だったのか、それとも見せかけだったのか、私にはわからない。人の心の奥にある本当の気持ちを知ることなどできない。
しかし、もしバドが幸せを偽っていたとしても、私が彼と働いていた数年間、彼が毎日幸せそうにしていたのは間違いない。雨の日も晴れの日も、バドは私たちの素敵な一日を願ってくれていたのだ。
バドのエピソードが、アメリカ全土の世帯を対象にした調査結果と同じでないことは承知している。《中略》
それでも、そこには何かがある。私はそれを直接見て、感じた。
あなたが「お金で幸せは買えない」と考えているなら、それは間違いだ。
そうではないことを示すデータは山ほどある。
しかし、「お金が増えれば必ず幸せになれる」と考えているなら、それも間違いだ。
お金が精神的、感情的な健康のためにできること(および、できないこと)には限界がある。だがありがたいことに、幸せはあなたが思っている以上に自分でコントロールできる。
バドは私に教えてくれた。私たちが人生にどれだけ満足するかは、銀行口座の残高より、自分の考え方にかかっているのだ、と。彼の物語から何を学ぶかは、あなた次第だ。p.312-314
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このエピソードは、本書の中で私が最も心惹かれた箇所であり、まさに幸福とはなんぞや、を考えるときの核心であろうと感じました。素晴らしい!
バドのような人になれるよう、心がけたいですね!
☆ 人生を変える4つの富
~ 社会的な富・精神的な富・身体的な富・時間的な富
本書の大半で、経済的な富、について説明されてきましたが、
最後から2つ目の章で、他の4種類の富に言及されていました。
社会的な富:人間関係
精神的な富:心理的・感情的にどれくらい豊かさを感じられるか、ということ。
身体的な富:健康
ローマの詩人ウェルギリウスは「最大の富は健康である」と書いた。p.333
時間的な富:時間、自分の時間を好きなように使えること
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私は、豊かさ、幸福をシンプルに以下の3つで考えてきました。
お金・健康・時間、(心は健康に入れる)
また、健康に関してはシンプルに4つ
食事・運動・睡眠・心(の持ち方)
と考えてきました。
しかし、本書を読んで、幸福の柱を5つ、健康の柱も5つと考えるようにしました。ともに同じ数だし、手の指の本数でもあり、わかりやすいと思います。
幸福の5つの柱
お金・健康・時間・心(の持ち方)・人間関係
健康の5つの柱
食事・運動・睡眠・心(の持ち方)・環境
だいたい上の5つずつの要素で全体を網羅できていると思うし、
この5つというシンプルなポイントをチェックすることで普段の生活を見直すことが出来ると思います。
☆ その他 お金に関する結論、、
お金は自分やまわりの人たちを良くするための道具だと考えるようになった。p.366
最後に、私が「富の階段」から得た最大の教訓は、
「十分なお金があれば、人生はお金の影響をほとんど受けなくなる」ということだ。
お金は、それが重要でなくなるまでは、とても大切なものだ。p.367
富を得るにつれ、人生における非金銭的な側面が重要になっていく。
当然ながら、お金ですべてをかうことはできない。
私たちは富を得る前にではなく、得た後に初めてこのことに気づきがちだ。
皮肉にも、人は裕福になってようやく、人生の最大の喜びの多くにお金はかからないと気づく。
友人と遊ぶ時間。家族とすごす時間。健康を保つこと。自分自身に満足すること。どれも、特別な大金を必要としない。
《中略》
富を追い求めることに多くの時間を費やした後で、初めてこの教訓に気づく人が多いのは残酷である。
とはいえ、人生の旅のはじまりでこれに気づくのは難しいのも事実だ。自分で経験して初めて、別の見方ができるようになる。p.368-369
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☆人生の優先順位を変える
人生で自分が何を望んでいるのかを理解するのは、簡単ではない。
人間関係や健康状態は、銀行残高のように簡単には測れない。だから私たちは一番簡単に数値化できるもの、つまり富をできる限り大きくすることに心を惑わされてしまう。
皮肉にも、私はキャリアの初期に富を築くことに集中しすぎたせいで、人生におけるお金以外の大切な側面の価値に気づくようになった。
今では、友人がニューヨークに遊びにきたら、できる限り会う時間をつくるようにしている。
母の日には毎年、母、妹と一緒に旅行をする。妻に夕食後に映画を観ようと誘われたら、「仕事があるからダメ」とは言わない。どんなに忙しくても、毎日運動するようにしている。
私は、お金では買えないものを大切にするよう、人生の優先順位を変えた。
長い目で見れば、結局はこうしたものこそが重要なのだ。
とはいえ、あなたは私の言うことを鵜呑みにする必要はない。あなた自身で富の階段を登って、自分の目でたしかめてほしい。p.370
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最後はこのように締めくくられていて、私は深く感銘を受けました。
ある程度のお金は大切であることは確かなので、本書にあるように、資産レベルに応じた富の築き方を参考にすると良いと思います。
しかし、お金ばかりに囚われてしまうと、目的が手段となってしまい、本末転倒、自分がなんのために、何をやっているのかがわからなくなってしまうように思います。。
著者が指摘しているように、裕福になってからお金以外の大事なもの気づくのではなく、
富を築きながらも、その過程にキラ星のように輝いている人生の諸々の出来事を大切に味わっていけたらと思います。
このような金持ちが見ている風景を、お金が貯まる前に気づかせてくれるというのは、なんとありがたいことか、、と私は読みながら感じました。
人生において真に、為になる良書だったなと、これを書きながら、改めて感じました。。
興味のある方はぜひ、一読をお勧めた致します。
<(_ _)>
おまけ、、① 横浜美術館に今村紫紅の絵を見てきました~♪
というものがあり、そのキャラクターをぬいぐるみにしたもののようでした。


