この一週間は学びが多く、どれもブログに書けることばかりなのですが、
特に、特に刺激的で学びの多かったのが、
白井一幸 氏
の公演でした。こちらについて書いておきたいと思います。
白井一幸氏は、日本ハムのヘッドコーチで、リーグ優勝3回、日本一2回、
そして2023年に栗山英樹監督に切望されて侍ジャパンのヘットコーチに就任、世界一を掴んだ立役者となった人物です。
まず登壇されて感じたのが、肌がつやつや、はつらつとされていて、にこやかでパワフル。
これだけで人を引きつける何かがあるな、、と感じました。
内容をかいつまんで書きますと、
2023年、侍ジャパンが世界一になれたのは、そのチームが、最強のチームであり、また最高のチームであったからで、
最高のチームになりえたのは、チームのすべての人、一人ひとりが自分たちで作り上げていった結果だったそうです。
チームには3つの柱があったそうです。
① ゴールを共有する
② 役割と責任を全員が全うする
③ 組織の目標に沿ってメンバーに関わる (無関心・見て見ぬふりをしない)
というものがあったそうです。
ではゴールはなんであったかというと、当然、
世界一になる!
ということだったそうです。
それに向けて、全員が自分たちの仕事をまっとうし、一丸となって優勝を掴んだのだそうです。
WBCのメンバーは、自分のプロ野球のチームではレギュラーが当然であったような選手でも、常に控えにいなければならなかったような人もいたそうです。
しかしその様な選手たちも、自分の出来ることを、優勝に向けて精一杯やった結果つかんだ勝利であって、それは選手だけでなく、スタッフも含めた全員がそうだったそうです。
ところで、それまでのWBCにおいては、終わったあとに問題になっていたことがあったそうです。
日本は2023年大会以前に、世界一に2回なっていますが、WBCで3月に優勝した後に、4月から日本のシーズンが始まります。
それまで、
めざせ世界一!
でやって、頂点を極めて日本に戻ってくると、4月から
よし日本一目指して頑張るぞー!
となるのです。
テンションが上りますか?
ということだったそうです。燃え尽き症候群というのがプロ野球で問題になったそうです。
2023年のチームで大事にしたのは、目標をもつこととともに、目的をもつということだったそうです。
WBCの目標、というのは先ほども挙げた世界一なのですが、では、なんのために世界一になるのか、それが目的なのだそうです。
その目的、というのは、日本の代表としてプレーするのだから、
野球人としてのお手本となること、
そして人を感動させること、
だったのだそうです。
特にこの、人に感動を届ける、ということに主眼をおいたチーム作りをしたのだそうです。
たとえば、高校野球というのは、いつの時代でも人気がありますが、
これは人に感動を与えるからに他ならないそうです。たとえ凡打でもとにかく一所懸命走り、スライディングする。
これをWBCのチームも実践する。どんな凡ヒットでも全力疾走する。
そうすることで、あいつもあんなにやってるんだから、、とチームメイトが奮起するし、
相手チームは、侍ジャパンは、凡打でも全力疾走してくる、と緊張する、そこにミスが生まれ、勝利が見えてくる、
だから、野球選手として手本になるようなプレーをし、感動を届けることを目的としたチームを作ったのだそうで、全員がそれを共有していたそうです。
少し話が飛んで、日本において、50年続く企業というのは、0.6%だそうです。
それが、100年、そして1000年続いている企業というものもあって、日本は世界的に見てそのような超長期に継続している企業が多いそうです。
そのような企業には共通する特徴があって、それは、
何のためにこの企業(組織)をつくるのか?
という理念、目的を創業者が明確にしていることなのだそうです。
したがって、ゴール、目標というものも大事ですが、それ以上に、なぜそのような目標を達成したいのかという、目的を明確にして持ち続けることが大事なのだそうです。
プロ野球の話に戻り、
目的をもっていると、目標を達成しても決して燃え尽きることはないのだそうです。
なぜかと言うと、ある目標が達成されても、目的に向かってさらに突き進む事ができるからなのだそうです。
白井氏は、大谷翔平選手を日本ハム時代の20代の頃から知っているそうですが、その頃から、大谷選手は、
自分は投手と打撃の二刀流を実現して、世界一の野球選手なるんだ、そして人に感動を与えられるような野球選手になるんだ、
ということを言っていたそうです。
彼は、目標とともに、目的をもっているから、自分が立てた目標が達成されても、それで燃え尽きることがなく、さらに次、さらに上を目指していくのだそうです。
そして、それを達成するために、ストイックな生活を自分に課しているのだそうです。
白井氏は自身もプロ野球の選手時代、ストイックな生活をしていたそうなのですが、どかこにストレスを感じていたそうです。
そのこともあり、
「翔平、あまりストイックな生活をして、大丈夫か?ストレスがたまらないか?」
と聞いたことがあるのだそうです。
すると、大谷選手は、
「白井さん、何を言ってるんですか!
生活をコントロールをすることで、少しでも自分の目標に近づくのに、こんなに嬉しいことはないじゃないですか?
なんでストレスを感じるんですか?」
という答えが返ってきたのだそうです。。
大谷選手にとっては、人に感動を与えるような野球選手なる!という目的をもっているので、
常に自分の立てたゴールと自分とのせめぎ合いで、ストイックな生活もスキップをするがごとくにこなしているのだそうです。
たとえば彼は1日10時間寝ることで有名ですが、これも二刀流を続けていると体に対する負担が大きく、その位の睡眠時間が必要なのだそうです。
WBCのある時、先輩にあたるダルビッシュ選手が
「よし今日は、みんなに焼肉をごちそうするよ、みんないこうぜ!」
と持ちかけたことがあったそうです。
みんなが盛り上がる中、大谷選手はニコっと笑って、
今日はこのまま帰って寝ます!
とさわやかに言ったのだそうです。
全員が大谷選手の普段のストイックな生活ぶりをしっているので、みんな笑顔で見送ったそうです。
ストイックな生活も、これぐらい徹底してやらなければならない、ということのようです。
またWBCで優勝できた大きな要因は、栗山英樹監督の存在なのだそうです。
栗山監督には、人に接する時の3つ原則があるといいます。
① 信じて
② まかせて
③ 感謝する
なのだそうです。
どんなときも、誰に対してもだそうです。
たとえば、準決勝のメキシコ戦で、9回裏1点差で負けていた。
2塁に大谷、1塁に吉田がいて、一打出れば、、という場面で村上を迎えた。
それまで、村上は3打席連続三振をしていましたが、栗山監督はそのまま村上を信じて打席に送ったのだそうです。
実をいうと、村上が三振して戻ってきたときも、栗山監督は、
「不調の中、振り抜いた最後のスイングはすばらしかった、ありがとう」
と感謝していたのだそうです。
村上も信じ抜いてくれる監督の役に立ちたいと思っていたことでしょう。
その場面でバッターボックスに向かう村上からは、ヒットを打つイメージしか湧かなかったそうです。それぐらい一変していたそうです。
そして、期待通りにヒットを放ち、二者が生還し、逆転サヨナラ勝利を収めたのだそうです。。
この栗山監督の人に接する3原則は、いつでも、誰に対してもなのだそうで、しかもここが大事、
人の悪口を決していわない
のだそうです。
栗山監督と白井氏は40年来の付き合いなのだそうですが、その40年間、栗山監督が人の悪口を言うのを聞いたことがないのだそうです。
みなさんも実践してほしいとのことでした。
簡単にできるから!
と。
学びと行動は両輪のようなもので、今回学んだことをぜひ実践してほしいとのことでした。
プロ野球選手は、行動ばかりする人が多いとのことですが、
両輪のどちらか一つでも欠けていたら、車は同じ所をぐるぐるとしかまわらないでしょ、、(笑)
とのことです。
ということで、まとめますと、それぞれの人生においても、
目標(ゴール)とともに、それをなぜ達成したいのかという目的を明確にし、持ち続けること。
また、人の悪口を言わない!
これに尽きるのかなと思います。
私はあまり野球を熱心に観たりはしないのですが、これを機に、白井氏や栗山監督のご著書を数冊ずつ読んでみようかなと思います。
世の中には、どの分野にも素晴らしい人、輝く方がいらっしゃいますね。
たいへん勉強になります。
ありがたいことです。
感謝してます!
<(_ _)>
参考:
以前、当ブログで、大谷選手が使用していた目標設定シートを紹介しています↓ (興味のある方は、、)
彦兵衛のブログ:大谷翔平選手、強さの秘密 ~NHKクローズアップ現代より 2021/7/24
(改めてこのブログを今回読見直したのですが、大谷選手も悪口を言わない、、という記述があり、類は友を呼ぶというか、一流の人は凄いな、、感心しました。。)
ご著書↓
白井一幸 『侍ジャパンヘッドコーチの最強の組織をつくるすごい思考法』2023
栗山 英樹 『信じ切る力 生き方で運をコントロールする50の心がけ』2024
栗山 英樹 (著), 小松 成美 (その他) 『育てる力』2018







