2013年10月30日水曜日

言志四録を読んでみた ≪其の壱≫

 
 
江戸時代の儒学者、斎藤一斉氏の残した
 
言志四録
 
を読んでみました。
 
 
この書は、明治の志士たちがこぞって読んだ本だそうで、
 
あの西郷隆盛さんが座右の書としたことで有名だそうです。
 
 
斎藤孝氏が解説したもの
 
 
 
 
 
 
と日めくりのようにして読めるもの
 
 
 
 
 
 
の二種類を読んでみました。
 
 
印象としては、
 
古いものであるにもかかわらず、
 
全くと言っていいほどその言葉に古さを感じませんでした
 
 
それはすなわち、そこに普遍的な真理が含まれている、
 
ということなのだろうと思います。
 
 
 
彦兵衛の心に残ったことばを挙げておきましょう。
 
 
 
春風を以て人に接し、              
 
         秋霜を以て自らを慎む
 
 
 
 
 
人には優しく親切に接し、自らに厳しく
 
ということですね。
 
 
人としての理想ですね、、、
 
こうありたいものであります。
 
 
 
 
時に邱ガクに登る可く、時に蒼茫の野に行く可し。
 
此れも亦心学なり。
 
 
 
 
 
時には山岳に登って英気を養ったり
 
時には青々として果てしない野に出るがよい。
 
これもまた心を修める学問である。
 
 
ホント、まさにその通りだと思います。
 
私が山登りをするのも、学ぶことが極めて多いからで、
 
この言葉はとても実感できます。
 
 
人の住む町を国土の顕在意識とするなら、
 
山は国土の潜在意識という気がします。
 
 
町にずっといると、
 
人間は自分たちの力だけで生きているように錯覚しがちですが、
 
山に入ってみると、町は山(自然)があってはじめて存在しうるんだな、
 
ということを実感します。
 
 
ちょうど、人の意識が、
 
広大な潜在意識の海に浮かんだ島のような存在であるように。
 
 
たまに町を離れて
 
自然の中に身をゆだねてみる事って
 
とても大事なことだと思います。
 
 
 
 
凡そ事を成すには、
 
須らく天に仕うるの心有るを要すべし。
 
 
 
 
 
何をなすにも、人に評価される為でなく、
 
天に仕える心を以てやりなさい
 
 
 
人が見てようが、見てまいが、
 
天に仕える気持ちで行う、
 
これはまた、
 
良心に恥じない行いをする
 
ということでもありますね。
 
陰徳を積むということとも通じますかね。
 
心掛けたいものです。。
 
 
 
一の字、積の字、甚だ畏るべし。
 
 
 
 
 
 
小さなことの積み重ねが大きな結果に至る
 
という事で、
 
千里の道も一歩から
 
積少為大
 
などの言葉と一緒ですね。
 
 
私の好きな言葉であり、
 
常に心がけていることでもあります。
 
 
畏れよ、
 
とはストレートな表現で、ちょっとぞっとしますが、
 
でも、当にその通りだと思います。
 
 
これは、いい意味でも、悪い意味でもそうであり、
 
一日、一日の小さな良き習慣を継続していくようにしたいものです。
 

斎藤孝氏の本からは以上です。
 
 
まだまだ紹介したい言葉がありますが、
 
キリがいいので今回はここで終わりにしておきます。
 
 
次回は
 
 
の方から紹介させて頂こうと思います。
 
 
 



参考:
 
 
 
 
 
 
 
 
 



2013年10月25日金曜日

金峰山(きんぷさん)に登ってきたー!



10月の初めに、日本百名山のひとつ、
 
金峰山(きんぷさん)に登ってきた時の写真をアップしておきましょう。
 
 
まずは八王子まで電車で行き、そこから特急に乗るのですが、
 
八王子駅の改札の外で、長野の物産展というのをやっていました。
 
漆器などを売っており、ちらり、と覗いてみると、

凄くキレイなケヤキお椀が置いてありました。
 
お~、これかっちょいいー、ほし~
 
と一目ぼれしてしまい、2980円の大ぶりのケヤキのお椀を買ってしまいました。
 
 
 

 
一木造で、木目が美しく、手にすごくフィットして、口元の角度も最適でとても飲みやすいです。
 
やっぱ、手作りっていいなぁ~、、。

この手のものとして、2980円が高いのか安いのか

よくわかりませんが、とにかく気に入ったので買ってしまいました。
 
買ったときに、このお店のカードが添えられており、HPも載っていました。
 
 
 
 
アクセスしてみましたが、漆を塗ったものばかりで、

木目が出ているケヤキのお椀は見当たりませんでした。
 
もう一つ、やはりケヤキで、赤みがかった、いいお椀があり、友人にプレゼントしたいなぁ~と思ったのですが、
 
どうもネットからは入手できないようです。。。
 
幾つか店舗があるようなので、

近くを訪れた時にでもお店に寄ってみたいと思っています。。。
 
 
そんな、こんなで、いまから山に登るというのに、荷物を増やしてしまいながらも、
 
八王子から特急あずさに乗り、車中でお椀を手に取り、

むふふ、とひとり悦に入りながら、外の景色を眺めたりしていました。。。
 
 
下車駅は、甲府の次の韮崎(にらさき)です。

そこからバスに乗るのですが、

危うく最終バスを逃しそうになり、
 
バスで1000円ほどの所、タクシーで7000円払わなければならないところでした。

お椀が二個買えちゃうじゃん!(笑)

 
結局、バスに乗れて、1時間ほど山道をゆられ、前々回、当ブログ


で取り上げた 増富温泉 不老閣に到着したのであります。


まず着いてひとつ気づいたことは、

旅館の従業員のみなさんの笑顔が素敵だったことです。

それが館全体の明るさ、暖かさにつながっている気がしました。


部屋はこんな感じです↓







ついてすぐに食事だったのですが、

その食堂も、思いやりから醸し出されたものなのか、

ほんわかとした暖かさに包まれていて、心が和みました。


食事はこんな感じです↓ 


 

 
 
最後に出たミカンのデザート↓

 
 
 
 
この旅館には皇太子さんが若いころ2回ほど山登りの為に来られたそうで、

 

 
 
この様な写真が何枚か廊下に飾られていました。
 
(瑞牆山(みずがきやま)に登られたとの写真のようです。
 
今回私たちはその近くの金峰山に登ります。)
 

 
翌朝、食事前に周辺を散歩してみました。
 


 
不老閣 玄関
 
 
旅館前の赤い橋↓
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 
 
 
 
 
橋をわたって向こうまで行ってみましたー。
 
  

 
 
 
 
昨日降りたバス停↓
 

 

 
 
(レンズにホコリがついていたので、息をかけたら
 
曇ってしまい、なかなかとれなかった、、、)
 
 
デッカイ蛾がいました↓

 


 

 

 
朝食はこんな感じです↓
 
 

 
 
 
旅館の前で、同僚たちと合流し、8:30頃山登り開始です!

 

 
 
途中までは瑞牆山と同じルートです。




 

 

 
 

 
 
 
結構、こんな感じの大きな岩がゴロン、ゴロンしていました。

 
 そんな中を進んでいく、山登りの精鋭?たち↓
 


 

 
 

 
 

 
 

 
 
ほんと、でっかい岩が多かったです↑
 

 
 
ちょっと開けたところから見えた瑞牆山

 



 
 
こんなゴツゴツした所を登っていきます↓

 


 

 
 
 


 
途中にあった水場↓

 

 
 
冷たくて、とても美味しかったです。
 
体に染み渡るようでした。。
 
 


 

 

ここから少し登って、、 

 
 
 

 
 
金峰山瑞牆山の分岐点です。
 



  

 こちからが富士見平小屋

 


 

 
 
木造で、イイ感じの小屋でした。
 
 
 
わが隊は、さらに登っていきます↓
 
 


 
 


 
 
 
ときおり、開けたところから景色が見えました↓ 
 
 
 
 
 
山道はこんな感じです↓
 



 

 


 


  


 


 
 
 
しばらく進むと、巨大な岩山がありました↓
 


 

 


 

 もう景色がサイコー!

 

 
 
空の青さと、緑が美しかったです。

 

 岩のデカさを実感できますかね、、。
 


 
 

 
 
 
わが隊は、小休止のあと、さらに登っていきました↓
 
 


 

 

 


 
 
 
登っていく毎に、開けた所から見える景色が変わります↓
 
 
 
 
 
 

 
 
 
八丁平の分岐点↓

 


 

 

 




 
 
わが隊はひたすら山道を進んでいきます。。
 


  


 

  



 
 


 

 
 


 

 大日岩へ
 


 

 

 


 

 


 

 金峰山まであと1時間!↓

 



 
 
途中の岩場にて↓

 

 
 
イエーイ、景色最高だぜー!
 
 



 



 


 



 
 
こんな景色を見ながら、
 
さらに登っていきます↓
 



 


 

 


 

下は崖で、覗くと足がすくみます↑

 


 
 
岩の稜線を延々と登っていきました。
 




 


 

 
 
ちょうど紅葉の時期で、めちゃくちゃキレイでした。
 

 
 
 
時々、雲が来ては視界を遮りました↓
 

 
 
 
 
 


 

 

 


  


  



 

 


 

 

 


 

 

 


 

 


 

 あそこが頂上か、、
 
などと言って登ってみると、
 
さらにまだ先があるんですよね。。


 


 


 


 
 
そんなことを繰り返しつつ、
 
この岩が見えるところが、真の頂上です↓

 


 

 


 

 

 

 
 
 
 


 

 

 

 

 
 
 
 
ついたー、金峰山頂上2598m
 


 

 

 

 
 
 
空が青いぜ!

 

 
 
 
みんなで記念撮影!

 

 
 
いや~、なんだか
 
天空の城ラピュタに来ちゃったみたいです。。

 


 

 

 

 

 
 
 
くもがもくもくっと、、、
 
 
 


 
 
 
 



 

 

 


 
わーい、あの岩に登ったろー!

 

 

 

 
 
う、美しい、、、。
 


 

 

 
 
 
岩の近くの見晴らしのいいところで、
 
景色を堪能しつつ、
 
みんなでお昼を食べました。。。
 
 
 


 

 





 

 
 
 
頂上でゆっくり過ごした後、
 
下山しました↓

 



 

 


 


 
 
 
登りと同じ道なのですが、
 
見える景色が違うんですよね~。

 

 


 


 


 
 
 
下山なのに、登りもあったりして、、、↓

 


 


 


 

 


 
 


 
 





 
 
 

 
 

 
 
 

 
 
下りの景色は、日差しの関係もあってか、
 
とても映えていました。

 



 
 
また水場に戻ってきましたー。

 

 
 
冷たい水でのどを潤し、
 
生き返るぜ~。。。
 
 
 
下山後、みんなで増富温泉に浸かりました。。
 
650円だったか。
 
 
 
 
公衆浴場でしたが、やはり源泉かけ流しなのか、
 
効能抜群!
 
冷たいのにぽかぽかしてくる不思議温泉に浸かり、
 
うとうとしてしまいました。
 
 
 
疲れも癒えたところで、
 
みんなで車で帰りました。
 
 
 
帰りの車から見えた電飾の鳥居↓ 

 


 

 
 
 
晩飯は、私のたっての希望で、インド料理となりましたー(笑)!
 

 
 
うまかったぞーー。
 
 
 
山は一人で登ることが多い彦兵衛ですが、
 
こうしてみんなで登るのも楽しいですね。
 
ホント楽しい!
 
 
また機会があったら、みんなで登ろーぜー、
 
と固く誓い合ったのでありました。
 
 
 
おしまい
 
 
<(_ _)>

 

 
参考: