1.6キロ(1マイル)ぐらいの構想はいくつかあるようなのですが、それを越えるものは今のところ日本の建築会社のものだけのようです。
まずは、上に挙げたのが、清水建設のTRY2004。
高さは2004m、ピラミッドを底面で二つあわせたようなものを一ユニットとして積み上げていくそうです。
またシャフト内は、交通やライフラインのために使われるそうです。
その更に上を行くのが大成建設のX-SEED 4000↓。
高さ4000mで富士山を超えてます。
こんなのができたら人間の生活とかどうなっちゃうんでしょうかね。ベランダに出て、さあ布団干しましょ、という訳にはいかないでしょうね。
ビルとしてはおそらくここら辺が一番高いものかもしませんが、人間の構築物というものでいうなら、遥かにスケールのデカイのが軌道エレベーターです。
地上3.6万キロ上空までエレベーターでつながっているというから気が遠くなりそうです。しかしこの起動エレベーター、上に挙げたハイパービルディングよりは実現が近いかもしれません。
実際、日本 宇宙エレベーター協会 みたいなものまであるようですし、いちいちロケットをあげるコストを考えたら、こちらの方がリーズナブルかもしれません。
しかしこんなの造ったら地球の自転とかに影響しないのでしょうか。厳密にいうなら、ロケットを発射させたら、作用と反作用の関係で地球の軌道も僅かに変わっている筈です。
それを常時こんなものをくっつけたまま地球がぐるぐる回っていたら、自転が遅くなって、季節の巡り方とかも遅くなって、今の環境問題とかをはるかに凌ぐ問題になっちゃうんではないかな、と思います。
昔読んだ日本のSFで都市が高層化して「駅弁売り」ならぬ「エレ弁売り」なるものが出てくる小説があったのですが、そんな職業が出てくるのも決して夢物語ではなくなるかもしれませんね。