朝、少し早く起きして、
ホテルのまわりの川べりを散歩してみました。
川の向こうに少し雲のかかっている山が
こんぴらさんのようです↓
向こうの山を見ながらの朝ごはんとなりました。
朝ごはんを食べ、元気モリモリでしゅっぱーつ!
こんぴらさんの矢印を辿っていきます↓
こちらの石には、
♪こんぴらふねふね、、
の歌が、、↓
しゅら、しゅっ、しゅっ、しゅーー
ってな感じで歩いていきます!
こちらの階段を上っていきます↓
まだ朝早いのか、商店街は閉まってます↓
一部は開いてますね。
こんなふうにして、
木彫りの仏像を置いている店が多いんですよ↓
この地は、仏像の一木造りで有名なのだとか、、。
更に階段を上っていきます↓
登って、登っていったところで、
ようやく門のようなものが見えてきました↓
こちらの門をくぐると、、、
雰囲気が一変しました、、。
俗なる世界が一度遮断されて、
清冽な空気が満ち溢れています。
この鳥居をくぐり、、
更に階段を上っていくと、
少し開けたところに出ました。
樹の大きいこと!
また鳥居をくぐって、
さらに階段を上っていきます↓
階段横の景色↓
のぼって、
のぼって、、
ここか、、と思いきや、
更に鳥居をくぐり、、
登って、登って、、、
やっと本殿に到着しましたー!
こちらも樹の立派なこと、、
こうして開けた場所があり↓
霞んでいながらも、
下界が一望できました↓
本殿がコチラで↓
先ほどの大樹↓
で本殿を右に進んでいくと、
更に奥社に続く道があるんですね。。。
ここまで来たら行くしかないでしょ!
ということで、
引き込まれるようにずんずん進んでいきました。。
こちらが奥社参道入り口↓
ここをくぐると、
空気がまた一変しました。
通る人も少なくなって、
静寂が広がっています。
少し歩いたところで、赤い建物が、、
奥社かと思いきや、
ここから直角に折れて、道は更に続いていきます。。
霞みがかっていて、幽玄さがましていきます。
またこうして直角の道を折れて、
先へ進んでいき、
階段を延々と
延々と上っていきます。。
もう完全な聖域といった感じで、
手がしびれっぱなしでした。
更に鳥居をくぐり、
幽玄の世界を
のぼって、のぼって、
登っていった先に、
鳥居の向こうに
小さな赤い建物が見えてきました。
どうやら、最終地点の奥社のようです。
あまりの神聖さに、いるだけで涙が出てきそうな、
そんな雰囲気に満ち溢れていました。
下を見ると完全に雲に覆われているようで
何も見えませんが、
それがかえって、幽玄さを演出しているように感じます。
奥社の左側の崖に、
天狗様が彫られていました↓
境内に少しとどまり色々感じ、
考えることがありました。
一つは、この琴平の町は、
ここ金刀比羅宮の奥社を深奥として、
聖と俗が調和した完全な曼陀羅構造になっている、
ということでした。
私は最初、こんぴらさん、という名前、
そして例の歌のイメージからして、
かなり俗っぽい神社を想像していました。
最初の内のお店が立ち並ぶ参道は、
まさにそんな感じでしたが、
ここ奥社に来てみて完全にそれは間違っていることに気づかされました。
実は、私の泊まったホテルは、同じ川ぞいに、
ソ○○ランド
などという看板を掲げている風俗店が何件も連なっていて、
うわー、なんかいかがわしいところだなー、やだなー
と思っていたのですが、
川を隔て、店の通りを過ぎ、境内に至るまでに、
その俗っぽさがどんどんそぎ落とされ、
なくなっていき、
最奥部までくると、まさに神域なんですよね。
で、それを演出している構造として、
直角にくねる参道があるのだと気づかされました。
時々神社などで、明治神宮などもそうですが、
本殿にいくまでの参道が直角に何度も曲がっていますよね。
あれはなんでなんだろ、、?
と前から思っていたのですが、
直角にすることで、俗っ気がそこで反射され、
中に入っていかない仕組みなっていることに気づかされました。
そういった直角の道を幾重にも配することで、
最奥部の神聖さが保たれているのだと感じたのです。
これは実際に歩いて気づいたのですが、
すごいシステムだな~、と感心させられました。
単純にまっすぐだったときを考えますと、
最奥部が見えますから、
見えるということは、俗なる気配が通ってしまうことを意味しているように感じます。
それを物理的に見せないようにして、
かつ壁に反射されているように感じました。
凄いシステムだな~、といたく感心してしまいました。
もうひとつ、歩いていて
一瞬ばっ、
といった感じで、見た、
見せられたイメージというのがありました。
それは、例えるなら、今までが2次元でものを見ていたのを、
鳥の視点で3次元で俯瞰したようなイメージでした。
言葉にするのは少し難しいのですが、
一つは、私の周りにいる人、そしてすべての人は、
皆その本質は神様なのだということです。
神聖な存在なのだということです。
それぞれ属するところ、出自は違っても、
神聖な存在、神の分身、光の御魂(みたま)なのです。
多くの人は、自分が神様の分身なのだといわれても、
はぁ?
って感じでしょう。
でも、それぞれが自分のことをどう思っていようが、
実際はみな、清浄な白い光、神の分身なのです。
そんなイメージとともに、
運命というものの流れがあるのを見ました。
ちょうど、西洋にある自動オルガンが、
パンチの開けられた紙がだーっと流れてきて、
メロディーが奏でられていくように、
大きな流れというものがこの世にあるのが見えました。
しかし、その流れも完全に決まっている訳でなく、
やはり私たちが選択していける余地というものがあるようでした。
そんな感じのイメージを一瞬にしてみてしまったというか、
見せられたというか、
おおぉーー、
と思いつつ、でも私は歩き続けていました。。
そして奥社にたどり着いたのです。
いやいや、凄い所です。
こんぴらさんのお参りは、
四国の百名山のオプションと考えて寄ったつもりでいたのですが、
後から考えてみると、
まず二つの山に登って禊を行ってから、
こんぴらさんに呼ばれた、参拝させられた
という感じがしました。。
私はこちらでお札を頂き、
少しとどまってから、
お辞儀をして、奥社をあとにしました。
帰りも参道は霞みがかっていたのですが、
下りていくにしたがって、
霞がはれて、
日が差し始めてきました。
上ってきた階段をまた
延々と延々と降りていき、、
直角の道を幾度も曲がりながら、
奥社へ至るの最初の鳥居にたどり着きました。
本殿の開けた場所には青空が広がっており、
下の町が一望できました↓
少し本殿付近の境内をぶらぶら散策しました。
こちら金刀比羅宮は、船を守護する神様のようで、
祈願を行ったたくさんの船の写真が飾られていました。
一通り見た後、友人へのみやげとして、
金刀比羅宮の黄金のお札などを購入し、
本殿を後にしました。
また上ってきた階段を延々と降りていきます。
下の境内には、白い馬や↓
↓巨大なプロペラ
ゾウの像(笑)
などもありましましたー。
山門をくぐると、俗の世界が広がっていました。
帰りは、お土産屋さんを覗きながら下りていきました。
私は参詣中に常に大黒さまのイメージが脳裏にあり、
何か大黒さんの像?を一体購入する気がしていたので、
左右のお店に寄りつつ下に降りていきました。
あるお店で、カエルがおいてあったので、
↑このシリーズの黄色いのをひとつ、
カエル好きの古い友人のために買いました!
↓これです
あと、このお店にガラス細工の見事な龍があり、
一瞬で見せられてしまいました↓
買っちくりぃ~
という声が聞こえた気がしたので(笑)
気に入った龍をひとつ購入ました。
それがコチラ↓
色彩と造形が見事で、顔もカワイイ!
こうして今はプリンターの上において飾ってまーす。
これを買ったものの、
何か像を買うというのは、
どうもこれじゃないような気がしていたので、
お店に寄っては、大黒さんの彫り物を見ていました。
こんなカワイイ大黒さんもいらっしゃいました↓
見事な龍の彫り物↓
で、見つけたのが、
コチラの大黒様でした↓
色々な大黒様の彫り物を見てきたなかで、
なんだか中国の仙人っぽい風格を漂わせていました。
最初見たときは、ふーん、と思ってそのまま棚に戻し、
他の店などを見ていたのですが、
戻って、もう一度手に取ると、
お店の人に向かって、
なかなか素晴らしいお顔をされていますね~、、
などと勝手に口がしゃべっていたんです。。
本当に、、。
実際いままで見てきた大黒さんとは異なり、
多くの店では中国から仕入れたもので、
なんだかおもちゃっぽいものが多かったのですが、
こちらのお店のものは、専門の彫師に彫らせている物で、
完全な一点ものでした。
それもこちらの大黒様は売れ残って、
隅の方に置かれていたものでした。
なんだか自分をまっててくれたような気がして、
思い切って購入しました。
といっても、そんな高くありませんでしたが。。
そんなこんながあり、
金刀比羅宮の参拝を終え、
JRの琴平駅に戻ってきました。
大幅に予定の時間をオーバーしていましたが、
満足感でいっぱいでした。
次の目的地は、空海が修築工事を行った
満濃池です。。。
つづく、、、
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