2019年2月2日土曜日

Boichi〔ボウイチ〕 Origin〔オリジン〕



いまハマっているマンガを紹介しておきましょう。

Boichi〔ボウイチ〕という方が描いた、

 Origin〔オリジン〕というマンガです。





初めは、ツタヤのマンガコーナーをぷらぷらしていて、

何気なく手に取って見てみたのですが、

ガンツを思わせる迫力のある美しい絵と、







緻密な描写、そして彼の描き出す近未来の世界観に一気に釘つげになりました。


ツタヤに置いてあったのが1-5巻までだったのですが、

それを全て借り、一気に読んでしまい、ハマりました。

(1-2巻は今、kindle版で無料で読めちゃうみたい!)

6-8巻までは著者に敬意を表して新刊を買い、これまた引き込まれるように一気に読んでしまいました。



同時に、彼の過去の代表作である、

サンケンロック

という作品も全巻25巻を大人買いし、一気に読みました。。

こちらは韓国を舞台にしたヤクザの話しで、

なんで韓国?

と思いきや、なんと、

著者のboichi氏は韓国の方なのです。

韓国でマンガを描いていて、韓国の漫画会に幻滅し、日本にやってきて頑張っているという方なのです。(今では韓国でも描いている)

単行本の後ろの裏話に、色々、その時の苦労等が書いてあって面白いです。

その当時は大変だったんだなー、

それにしてもマンガを描くことが本当に好きなんだなぁー、、

というのを実感します。



サンケンロックの方は、私的にはイマイチでしたが、

いま読んでいるOriginの方は、

ロボット工学など最先端の技術やその延長の未来の技術に関する緻密な描写が素晴らしく、

どうやら大学院で物理などを勉強してきたという基盤があるためのようです。

それらの緻密なテクノロジーの知識を元にしつつ、

ストーリーの中では、主人公のロボットがお金が無くなって困ったり、

ロボットの体を動かせば熱問題で冷却のことを考えなければならないなど、

設定がリアルで、時に笑わせてくれます。


またその世界観も、攻殻機動隊のそれを髣髴とさせるような壮大な宇宙が描かれていて、

色々と深く考えさせられるところがあります。

攻殻機動隊のマンガも描いている!





boichi氏の短編集も素晴らしかった!




環境問題も絡めた、SF作品集で、

現実に根差した視点とともに

超絶的な時空を超えた世界が提示され、

彼の想像力の広がりを実感できる作品集です。


現在は、少年ジャンプで、ドクターストーンという作品も共作で描いているようで、

これからも想像力の翼を広げ、

刺激的、度肝を抜くような作品をドンドン描いてほしいなと思います。


芸術作品に、国境はないですね。

素晴らしいです。。







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