先日、NHKでムーミンを紹介する番組を放送していました。
いまBSで3Dのアニメのムーミンも放映されているのだそうですが、
その紹介のなかで、
ムーミンとミーが家づくりをする場面がありました。
ふたりで一所懸命作るのですが、見るとなんだか家が傾いています。
それを見たムーミンパパが、
ちょっとバランスが悪いな~、、
というのに対して、ムーミンママが、
完璧じゃないから面白いのよ、、
といって褒めていました。
完璧じゃないから面白い、
この言葉が私の中にこだましました。。
アニメでは、結局この家は大亀の上に建てられていたことがわかり、
家を建てて貰った一家は、カメとともに
海に旅立って行ったのでありました、、、(笑)。
また別の日に、私の好きな番組の一つ、
クレージージャーニーで、
古いジーンズを再現している日本人が紹介されていました。
古いジーンズは、今のジーンズと違って、
縫い目が曲がっていたりするそうなのです。
しかし、その不完全さがタマラナイ!とのことでした。
不完全こそが完全なのだ、、
とその方は仰っていました。
こうして、期せずして
不完全こそが素晴らしい、、
という言葉を立て続けに耳にして、
とても感じるものがありました。
そうなんだろうな~、、と。
たとえば、通勤途中に、学校にいく子供たちとすれ違いますが、
彼らは人間としてまだ不完全ですが、子どもであること自体ですでに完全だな~、、
と思うのです。
私は子供の頃、はやく大人になって完全になりたいなぁ~、、と思っていたものですが、
大人になって思うのは、子どもは子供としてすでに完全だったんだー、ということでした。
その時は気づかないかもしれないけど、
その若さとか無邪気さとか、明るさとかをまぶしく思うものなのだなぁ~、
とこの年になって思います。
人は、どこか先にいけば幸せになれるだろう、と思い生きているようなところがありますが、
実は、いまここにこそ幸せがあるのだなぁ~、、と最近は実感します。
それぞれの年代で、それぞれ場所でそれぞれの楽しみがあるのだと思います。
いまここにこそすでにゴールがある、ということです。
それに気づけるか、どうかが、幸せを実感できるか否かの分かれ目なのだと思います。
この前に聞いていたビジネス英語の最後にこのような引用がありました。
The foolish man seeks happiness in the distance, the wise grows it under his feet.
James Oppenheim
愚者は遠くにある幸福を追い求め、賢者は自分の足元にある幸福を育てる。
幸せを実感できるか否かの違いは、恐らくここら辺にあるんでしょうね。。
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