2019年9月11日水曜日

松方コレクション展



9月の初めに、

平日に年休を取って国立西洋美術館で開催中の




に行って参りました。


最寄駅は上野ですが、山手線の一つ前の御徒町で下車。

御徒町駅周辺には金券ショップが4軒ほどあるので、

https://pathee.com/region/tokyo/okachimachi/kinken.html

だいたいそこに寄ってから美術館に行きます。

今回は200円引きのチケットをゲットすることが出来ました。


また、御徒町で降りると上野より100円位運賃もお得で、

前もってチケットをゲットできることで美術館で並ぶ必要もなく、

御徒町下車作戦はメリットがかなり多いのであります。


さて、会期中に是非行きたいと思っていた松方コレクション展

名作揃いでしたが、特に心に残った絵を挙げておきましょう。


まずは今回の目玉、





クロード・モネ《睡蓮》1916年 

モネは睡蓮の作品をたくさん残していますが、

さすがに本人が手放さないで持っていただけあり

構図、色彩ともに素晴らしく、

生気がみなぎり、瑞々しさがあり、とても良かったです。



モネは他にも何点かありました↓





【クロード・モネ《積みわら》】1885年








クロード・モネ 陽を浴びるポプラ並木 1891 国立西洋美術館



これらもほのぼのとして良かったです。



もう一つの目玉、




フィンセント・ファン・ゴッホ《アルルの寝室》1889年 オルセー美術館

こちらも良かったです。

生ゴッホ見れて、感激!

ただ、こちらは同じ題材で三作あるなかの三作目で、

私は二作目の物の方が好きなので、

見てて、少し違和感を感じました。



他に見入ってしまった作品は、






アンソニー・ヴァンダイク・コプリー・フィールディング[1787年 - 1855年]
ターベット、スコットランド


霞の向こうにある山々の描写が良かったです。



ルノワールの作品も何点かあり、





【ピエール=オーギュスト・ルノワール《帽子の女》】1891年 国立西洋美術館


白いドレスのテカリ具合など、

繊細な筆致がさすがだな、と感じました。



今回、知らなかった画家の絵で目を引いたのが、

コチラ↓





【アルフレッド・マニングス『ホップ摘みへの出発』】1913年


清々しい青空、写真と見まがうような正確な描写、

その時代、その場所でしか見れない一瞬の風景をバシッと

一枚の絵に収めたその風景に、

見た瞬間に魅了され、ずっと佇んでしまいました。

ネットで調べてみると、他にもお馬さんを題材にした絵をよく描いているようですね。



しかし、今回の展覧会で一番感激したのは、




アルフレッド・シスレー【サン=マメス六月の朝】1884年 ブリヂストン美術館

シスレーの大ファンとしては

生シスレーが見れて大感激!!


シスレーといえば、空、水、緑の三点セットですが、

それがすべて揃っていて

暖かい陽光の中、人が歩いていて

ゆったりと時間の流れる風景を見ていると

こちらもほのぼのと豊かな気持ちになります。


あー、シスレー最高!


さて、すべて見終わって、いつものように売店を覗いていたら、

ある絵葉書が目に留まりました。







アンリ=ジャン=ギヨーム・マルタン[トゥールーズ, 1860年 - ラ・バスティード=デュ=ヴェール, 1943年]
花と泉水







アンリ=ジャン=ギヨーム・マルタン[トゥールーズ, 1860年 - ラ・バスティード=デュ=ヴェール, 1943年]
テラス

アンリ・マルタンと略して呼ぶようですが、

この優しい天国を思わせるような風景がとても心に残り、

上の二枚の絵葉書をお買い上げしてしまいました。


ネットで検索すると、似たようなまろやかな風景を描いた作品を他にも多く描いているようです。




柳、緑の小川


自画像もありました↓






花々が咲く、天国のような背景に、

眼光の鋭いおじいさんが描かれており、

精神の深みが感じられます。


この方の絵、シスレーと同じくらい好きになってしまいました。


国立西洋美術館が何点か所蔵しているようなので、

企画展を見るときは、常設展も必ず覗いてみようと思いました。

どこかでアンリ・マルタン展やってくれないかなぁ~、、。


素晴らしい作品の数々を見せて下さった

松方コレクション展に感謝です。


<(_ _)>







0 件のコメント: