2025年9月20日土曜日

たまに外の空気を吸いに行く、、

 

ひとつのことに集中してやり続けることも大事ですが、たまに気分を切り替えてその場から離れ、別のことをするというのも大事だな~、、と最近よく思います。


たとえば、台所で集中して料理とか片付け、掃除などをしているとして、続けていっぺんにやってしまうのが効率的かもしれませんが、


敢えて切りのいいところでその場を離れて別のことを少しやってみると、離れたことによってもっと全体を俯瞰することができ、


他にやらなければいけないことを思い出したり、今やっていることをもっとこうしたらいいのではないかというアイデアが浮かんだりするもので、


ちょっと物理的に離れた時間を持つというのはたいせつなのかもしれないな~、、と思います。


これは、家事に限らず、たとえば仕事でも切りのいいところまで行ったら敢えてその場を離れて、


たとえば別のフロアのトイレに行ってみるとか、他の部署でやらなければならない仕事をやってみるとなどすると、今取り組んでいることを俯瞰してみることができていい感じです。


これは単に頭がリフレッシュされるというだけでなく、たとえば座り続けていたとするなら、立って歩くことによって血液の循環が促され、体もリフレッシュされるという効用もあるようです。


私は受験などの時の休み時間は、それが10分とかであっても、必ず立ち上がってガムを噛み嚙みトイレに行ったり階段をあがったりしていました。


心も体もリフレッシュされる感覚があったので、戦略的に敢えてそうするようにしていました。一つの科目の試験が終わった後も席に座り続けて、次の科目の復習をするよりも効果があったような気がしています。


最近、殊にその場を離れて外の空気を吸いに行くのがいいな、、と感じているのは旅ですね。


日常生活というコンフォートゾーンから離れて非日常の世界に行くと、心が刺激活性化され、心身ともにリセット、リフレッシュされる感覚があって、


たまに住み慣れた生活圏を離れてみることって大事だな~と感じます。また離れることによって、逆に日常の有難さを感じられたりもします。


一番直近で生活圏を離れたのは、先週末に訪れた千葉でした。千葉県立美術館にぜひ見たいと思っていた絵を見に行きました。


千葉は首都圏であり、電車で2時間半くらいの所ですが、千葉駅の巨大で整然とした感じや、駅周辺の広々として落ち着いた街の感じがとても新鮮に感じられ、街を歩いただけでもとても刺激になりました。


美術館へは行きは千葉駅から歩いて行きましたが、帰りはモノレールが通っているようだったので、敢えてモノレールに乗ってみました♪


生活圏から時間をかけて遠くへ行くというよりは、ふだん行ったことがないところに敢えて行ってみるというのが良い刺激になるようです。


近くでも、下りたことのない駅で下車して駅ビルや周辺を探索するというのでも十分面白いし刺激的です。


今回の千葉の美術館行きは、絵はNHKの日曜美術館で解説付きで見ていたし、9月いっぱいの開催期間であることもあって、行けなくてもいいか、、と半分くらいは思っていたのですが、


平日に休みが取れそうなところがあったので、エイヤッと思いきり行ってみたのですが、行ってホント良かったと心の底から感じています。


これからも、迷ったら行く!を合言葉に積極的に旅に出ようと思います。


タイトル:たまに外の空気を吸いに行く、、


でした。


<(_ _)>



ということで、、


今回のおまけ、、

ギャラリー:千葉県立美術館に高島野十郎展を見に行ってきましたー♪






↑千葉県立美術館












↑こちらが高島野十郎さん(自画像)

なんか怖えぇー、、

迫力ありすぎ、、

(生没年:1890~1975年)





若いころは、ヨーロッパに渡り、
絵の勉強をしていたこともあったようで、

ヨーロッパの景色を描いたものもありました。

ゴッホに心酔していたようです。





静物の写実的描写が凄かった、、








↑こちらの絵、物凄く緻密に描かれていてとても素晴らしく
ため息をつきつつ3度以上見直しました。

残念ながら、写真だとその素晴らしさがほとんど伝わらないかもしれませんね、、。









静物画も素晴らしいのですが、このような風景画も秀逸で、
その場の空気をも写し取っており、見ているとその風景の中にたたずんでいるような感覚になりました。

特に私のようなよく山に行くような者にとっては思い起こされる空気感がたまらなくよかったです。同じような感覚に感動して絵を描いたんだろうな、、と感じました。。


























静物画も単に写真的に写し取っているというよりは、
もう絵自体が生命感をもって、異様な妖気を漂わさせているようにさえ感じました。











この絵を見たとき、この人はスタンド使いだ、、と感じました(笑)
(ジョジョの奇妙な冒険を知らない人はごめんなさい)
















この絵にしても、単なる写実を越えて
異様さを漂わせています。。






































このピンクの花の緻密さは凄まじかったです。。

他に写真撮影不可の素晴らしい絵がいつくもあり、
それは実際に行った人しか味わうことのできないものでした。。



























































この蝋燭の炎の絵は、色々な人に送っていたようで
様々なバージョンが展示されていました。










































↑帰りはこちらのモノレールに乗って帰りました♪




高島氏は、

写実の極致は慈悲である

という言葉を残しているそうです。

一木、一草の中に、宇宙全体を創り出した神の愛が映し出されており、

その慈しみの心を感じ取り、写しとるのが真の写実である、

ということを言いたかったのかと私的に解釈しました。。


とにかくどの絵もすごい迫力、見に行って良かったです ♪

(2026年に東京にも巡回してくるようです、、)








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