2014年4月20日日曜日

ストレスはお友達!〔How to make stress your friend〕

 
 
NHK Eテレで、伊藤穣一氏が司会を務める
 
スーパープレゼンテーション
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/index.html
 
という番組が、毎週水曜の夜に放送されており、 

毎回、世界で異彩を放つ人たちが10分程度の発表をしています。
 
これが知的好奇心を刺激されてメチャクチャ面白く、毎回録画してみているのですが、
 
前回のは、とても腑に落ちるものがあったので紹介しておきましょう。
 
タイトルは、
 
ケリー・マクゴニガル 〔Kelly McGonigal  〕
~ストレスと上手につきあう方法~〔How to make stress your friend〕
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/140409.html
 
というものでした。
 
HPにアクセスすれば、その時の発表をそのままみることができますが、
 
どういう内容かというと、
 
今まで、ストレスというものは体に悪いものだ、
 
といわれてきましたが、よく調査をしてみると、
 
ストレスが体に悪いと思っているひとにとって、ストレスはその人を害している
 
という事がわかったということでした。
 

つまり、ストレスを受けていても、それを悪いものとしてとらえてない人にとっては、
 
ストレスは何の影響も与えませんでしたが、
 
ストレスを受けると体に悪いんだ、と自分で思い込んでいる人たちは、
 
体調を崩し、短命であったという事でした。
 
 
このブログで、中村天風氏小林正観さんを何度となく紹介してきましたが、
 
まさに彼らが言っていることが、科学的な調査によって裏付けられたということになります。
 

小林正観さんは、すべての現象はニュートラルなものだと言います。
 
それを自分がどうとらえるかによって、その体験がマイナスにもなりプラスにもなるのです。
 
これが統計的に解明されたというのは、素晴らしい事です。
 
どうせ同じ体験をするなら、それをプラスにとらえて楽しく経験した方が断然お得でしょう。
 

また前に正観さんの本の中で、紹介したことですが、

玄米を食べている人は意外と短命である、

というのとも通ずるところがあるように思います。

つまり、これは体に良い、あれは体に悪い、などと思いながら食事をしていると、

その心の思いがそのまま体に影響を与えている可能性があるということです。

意外と好きなものを楽しみながら食べている人の方が長生きしているという話もあります。

要は、心の思いは私たちが思っている以上に力を持っているということであり、

したがって、心に何を思い描くかというのは、まさに生死を分かつほど(笑)

重要な習慣であるかもしれないということです。

 
先の話に戻って、私はストレスというのは、重力のようなものだと捉えています。
 
重力という負荷があるおかげで、骨や筋肉が正常に保たれるのであって、
 
宇宙飛行士のように無重力空間に身を置くと、

骨はすぐにスカスカ、筋力も瞬く間に衰え、地上に戻ったら歩けないほどになってしまいます。
 

また重力があるからこそ地を蹴って前に進めるのであり、ジャンプできるのであり、
 
重力という制約があるから、上に登って行こうという気持ちが湧いてくると思うのです。
 

したがって、ストレスは、筋トレ時にかける負荷のようなものであって、

自分を鍛え、成長させてくれる、最高の贈り物だと私はとらえています。

 
また逆境という言い方がありますが、ストレスは、向かい風のようなもので、

順風満帆、流れに乗って楽チンで進んでいるときも、それはそれで気持ちいいものですが、
 
向かい風があるからこそ、その気流に乗って上に上昇していけるのだと、私はイメージします。
 

要は、すべて心のとらえ方次第ということです。
 
心をどう使うか、というのは万般に通ずるのであって、
 
本来なら義務教育で学んでおくべき必須科目ともいえるものかもしれません。
  
物事を楽観的、前向きに、ポジティヴにとらえるというのは、とても大切な習慣だと思います。
 
 
ちょうど時期を同じくして、NHK クローズアップ現代で、次のようなものをやっていました。
 
折れない心のつくり方
~レジリエンスを知ってますか?
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3486.html
http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/185666.html
 
 
心が折れない人たちに共通するのは、
 
状況に一喜一憂しない「感情のコントロール力」や、
 
自分を過小評価しない「自尊感情」、

自分が常に成長、前進していると感じる「自己効力感」や

いつかできるという「楽観性

などがあるそうで、

こういった特質を身につけ、レジリエンスを高めていこう、

折れない心を作っていこうという講座があるそうです。


習慣は第二の天性

という言葉があるように、

こういった良い心の習慣は是非とも勉強し、日常で試し、

習慣化していくのがお得だと私は常々思っており、

このブログを書いているのも、自らが知ったことを確認し、

あとで確かめられるように残しておき、

周りの人たちに、こんなイイコトがあるんだよ、

というのを知って頂くためであります。


今回は、本当は幸せ学の本の内容を紹介するつもりでいましたが、

番組の内容の方を先に紹介したいという気持ちが強かったため、

次回に譲ることにします。


しかしこうして書いてみると、

幸せ学で謳われている4つの柱と、

上に挙げた内容がとても共通していることに気づかされます。


良い心の習慣というものは、自らが楽しくなるとともに、

逆境においても強いということなのでしょうね。

次回、イレギュラーなイベントがなかったら、

幸せ学の本を紹介したいと思います。


最後にNHKつながりで、最近見た

プロフェッショナル 仕事の流儀

のタイトルで、

いい言葉だな~、、と思ったものを挙げておしまいにしたいと思います。

ゆっくりでも、止まらなければ、けっこう進む!(笑)
http://www.nhk.or.jp/professional/2014/0407/



では!
 
  
参考:
 
NHK Eテレ:スーパープレゼンテーション
ケリー・マクゴニガル 〔Kelly McGonigal  〕
~ストレスと上手につきあう方法~
http://www.nhk.or.jp/superpresentation/backnumber/140409.html
 
NHK クローズアップ現代:折れない心のつくり方
~レジリエンスを知ってますか?
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3486.html
http://www.nhk.or.jp/gendai-blog/100/185666.html


NHKプロフェッショナル:
ゆっくりでも、止まらなければ、けっこう進む 宇宙工学者・國中均








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