アメリカ人と静岡の町を歩いていた時に、
ある通りで、ちょうど集団的自衛権の解釈変更に対する抗議デモをしていました。
彼らは何をやっているの?
と聞いてくる彼らに対して、日本の現状を一通り説明しました。
日本国憲法では、軍隊をもつことすら許されていないこと。
自衛隊は軍隊ではないという名目で配備されていること。
このデモンストレーションは、同盟国が戦争になったときに
日本が一緒に戦えるように憲法解釈の変更をしようとしていることに反対していること
など、私の知りうる語彙で説明し、彼らはある程度納得したようでした。
この時期はちょうど中国の尖閣諸島付近での領海侵犯などの事件もあり、
私はこの旅を通じて一貫して考えていたことがありました。
それは敵、味方っていったいなんなんだ?
ということです。
私はアメリカ人の友人と旅をしており、彼らを仲間と感じていますが、
日本人でもアメリカ人を毛嫌いするひとたちがいます。
日本に生まれたひとは、当然日本人としての立場でものを考えるし、
アメリカ人はアメリカ人の立場で、中国人は中国人の立場でものをとらえ、敵味方を考えます。
色々スピリチュアルの方面の勉強をしてみると、どうやら本来魂は一つであったようで、
そこから様々な個が生まれたようです。
そして、私たちの魂の最終的な方向は、魂を純化させること、
大きな意識との再統合=悟り
であるようです。
しかしそれならなぜわざわざ“個”を生み出す必要があるのか。
ゴールが魂の統合であるなら、魂を分化させて個を生み出すなんて、無駄ではないか。。
でも、考えてみると、その分化させること自体が、魂の目的ではないか、と最近特に思うのです。
たとえば、いまワールドカップが佳境を迎えていますが、
サッカーをする
なんてときに、“仲間”をわざわざ敵と味方の半分に分けます。
仲間同士なのに、試合の最中は敵と一所懸命戦いますよね。
なぜわざわざそんなことをするのかというと、単純にそれは楽しいからです(笑)。
分割し、対立が生じることで、
そこに動きが生まれ、物語が生じ、感動が生まれるのです。
美しい景色の写真をわざわざジグソーパズルにして分割し、再び組み上げることが楽しい作業であるように、
究極的な視点でいうと分化・対立というのは、
“遊び”の一環なのかもしれないな、などと思うのです。
したがって大きな視点からすると、おそらく、
分離や対立もそれでいい
といえるのかもしれないな、、なんて思うのです。
もちろん、それで対立を煽ったり、敵を殺したりすることが正当化されるわけではなく、
おそらく対立を通じて、再統合に向かおうとする所に、魂の意義があるのではないかと思うのです。
対立とは、究極的には、魂のダンスであって、
その目的は、楽しむこと、遊びなのではないか、などと思うのです。
仲間どうしでサッカーの試合をしたあとに、
さー、終わった、みんなでいっぱいやろうや!
なんて盛り上がるように、
民族同士の対立なども、もしかしたらあの世に行った後に、
あの戦いはすごかったね、、、
なんて話で盛り上がったりしてるのかな、、、なんてことを夢想をしたりしていました。
さてさて、向こうの世界が出たついでに、
最近私が読んでヒジョーーに感銘を受けた本を挙げておきましょう。
これは、アメリカ人のある脳神経外科医が体験した臨死体験の本なんですが、
あまりに凄すぎて、引き込まれるように一気に読んでしまいました。
最近、あまり臨死体験関連の本は読んでなかったのですが、
これほど美しく、魂をゆさぶられる話はなかなかお目にかかれないと思います。
私たちの魂とは、実際どんなものなのか、向こうの世界とはいったいどんなところなのか、
生きている、ということはどういうことなのか、
その一端をこの臨死体験は私たちに垣間見せてくれます。
日常生活を送っていると、つい目先のことばかり考えがちですが、
たまにこういう視点で「生きている」ということを振り返ることって大事だよな、、、
と強く思わされました。
読み終わった後、この本は、私の生涯におけるベストテンに入るかもしれないな、、、
なんて思いました。
実際、私は本は図書館で借りる派なのですが、
この本はアマゾンで買ってしまいました。。。
生きてるってどういうことなんだろうか、、
と少しでも興味のある方は、ぜひ是非一読をお勧め致します。
参考:
以下、アマゾンHPの説明
名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく脳神経外科医として治療と研究にあたってきたエベン・アレグザンダー医師。
ある朝、彼は突然の奇病に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいった。
脳が病原菌に侵され、意識や感情をつかさどる領域が働かないなかで、医師が見た驚くべき世界とは? 死後の世界を否定してきた著者は、昏睡のなかで何に目覚めたのか?
回復後、その「臨死体験」のすべてを鮮明に語ったのが本書である。
発売されるや全米で200万部を突破、賛否の渦を巻き起こしながら全世界で反響を呼び続ける話題作、待望の邦訳。
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