祖母山登山当日、朝は5時起き!
前日に買っておいた弁当の朝ごはんを宿で済ませ、
まだ暗い中6時に車で宿を出発!
前日雪が降っていたこともあって、
山道は凍結していないか心配だったのですが、
全くの杞憂に終わり、
1時間ほどで無事登山口に到着しました↓
(^0^)/ 出発進行ぉ~!
林を抜けると、目の前に祖母山がその威容が現しました、、
おぉ~、なんだこれゃ、ヒマラヤか!?
こんな雪山登るんかい!
と一人ツッコミを入れていました(笑)。
ま、なんとか、なるなる、と歩き始めました。。
しばらく行くと、
道の脇の岩にできたツララが美しかったので、
何枚か撮ってみました↓
やっぱ、夜はかなり冷え込んだんでしょうね。。
少し歩くと山も少し近くなったように感じました。
遠くにあるように感じても、
3時間も歩けばあそこの頂上にいるんだ~
と、なんか不思議な感じがしました。
3合目↓
登るにつれて、雪が目立ってきました。
標高1200m↓
標高1400m↓
道は人の歩いた跡があるので、
ふつうに歩いて行けます。
ただ、こうして↓
雪が笹などに降り積もって、
道を阻んでいるところが結構ありました。
進んでいくにつれて、雪が深くなり、
また木の枝についている雪が吹き固まって
樹氷とでもいうのでしょうか、
自然がつくる芸術的な造形に見入ってしまいました。
白くなった枝の向こうに、山が、、↓
木が真っ白になって、ホント綺麗でした。
尾根伝いに歩いており、
だんだん頂上が近づいてくるのが実感できます。
なんだかもう、
アンデルセンの童話の世界
を歩いている気分です↓
9合目にある無人の山小屋↓
そして、、
頂上とうちゃーーく!
祖母山山頂 1756.4m!
7時過ぎに登り始めて、10:30頃到着、
予定通りでした。
周囲は360°視界が開けていて、もうサイコー!
↑たぶん阿蘇山
↓彦兵衛、気取って登頂記念撮影(自分撮り)
いや~、絶景ですわーー!
あまりゆっくりしている時間もないので、
しばらく写真をとってから降りることにしたのですが、
雪が積もっていて帰りの降りていくルートが実にわかりにくい!
しかし同じ道をピストンするのはつまらないので、
予定通り南斜面から降りていくことにしました。
帰りのルートは、雪の重みで笹が覆いかぶさっているところが多く、
笹ラッセル(?)をしながら進んでいきました。
また人通りも少ないため、
ルートもあっているどうか判別しづらく、
かなり大変でした。。
でも、ところどころで見える雪山の景色は
実に素晴らしかったです。
百名山の割には標識が少なく、
もうちょっと要所要所で標識を立ててほしいなぁ~と思いました。
黒金尾根を通って、尾平(おびら)に向かいます!
上の方では、あんなに雪が積もっていたのに、
降りてくるにつれて、雪がなくなっていきました。
なんだか、
一日で季節がぐるりとまわった
かのような感じです。
最後は川上渓谷沿いを歩きます↓
水と光が、、
最後に吊り橋をわたって、、
もとの駐車場に戻りました。。
帰りは、雪によって予想外にたいへんでしたが、
予定より早く13:40頃、もとの登山口に戻れました。
登山口では少し不思議な偶然がありました。
実は、行きの登っている最中に、
下ってくる一人の山ガールと会いました。
彼女はテントなどをもってどうやら一人で雪山で一泊してきた帰りのようでした。
つえぇ~~!
その時は、あいさつを交わす程度ですれ違いました。
ですが、その反対周りに降りて行った彼女と、
登山口でまったく同じタイミングで再び出会ったのです!
すげぇ~~!
(運命の出会いか!(笑))
おぉ~、上で会いましたね、、
えっ、黒金尾根をまわってもう降りてきたんですか!
などといって、話しが始まりました。
彼女はやはり前日にきて上で一泊したらしく、
本当は私と同じコースで降りようと思っていたらしいのですが、
祖母山は初めてで、雪が積もっていて不安があったため、
同じ道をピストンして戻ってきたということでした。
駐車場に戻ると、車のワイパーのところに
駐車場代500円を入れる封筒が挟んであり、
車のナンバーを記入する箇所もありました。
私は財布を覗くと500円玉がありません。
同じく車で来ていた彼女に1000円札がくずれないか
聞いてみましたが、
どうやらなさそうだったので、
私が彼女の500円玉をもらって、
封筒に1000円を入れて、
彼女のナンバー入りの封筒も一緒に入れて
提出させてもらいました。
彼女の車は白のフォルクスワーゲンで、
ナンバーを見ると、110でした。
凄い番号ですね~、、
と聞くと、
車上荒らしをするひとは験を担ぐらしく、
110などの番号は被害にあいにくい
とのことでした。
へぇ~、面白いなぁ~
ひとつ勉強になりました。
本当はもっと山の話などをしていたかったのですが
私は15:10発の電車で次の目的地に行かなければならず、
すでに14時近くになっていたので、
出発のギリギリの時間でした。
私は後ろ髪を引かれながらも、
車の扉をバタンと閉め、車をバックさせ、
駐車場で手を振っている彼女に頭を下げて、
祖母山を後にしました。
あ~、一期一会だなぁ~、、、。
帰りの山道はなんだかすごい順調でした。
私は普段運転しないので、
行きの山道は怖々と、かなり慎重に運転していたのですが、
帰りは、山に登っている間に脳が運転のノウハウを
定着させたようで、
実にスムーズに、安全に山を下り、
駅近くのニコニコレンタカーに15時前に到着しました。
私が借りた車は
日産のマーチという車でした。
24時間しか借りていないのに、
ともに困難を乗り越えてきた相棒のような気がして、
なんだかすごく愛着がわき、
別れが寂しく感じました。
(大げさかな、、(笑))
ということで、感謝の意味も込めて、
シルバーのマーチの雄姿を最後、写真に収めました。
ありがと~!
さようなら~!
これもまた一期一会ですなあ~、、
豊後竹田駅はそこから歩いてすぐ近くで、
乗る予定にしていた電車には余裕で乗れました!
これ、これぇ~!
大分を経由して、湯布院にいきま~す♡
途中の緒方駅に立っていた
しいたけ発祥の碑↓
大分で乗り換えま~す!
17:40頃、湯布院に到着、
あたりは真っ暗でした。。
今晩の宿は、
湯布院の温泉旅館「由布院 いよとみ」
という宿です。
源泉かけ流しの温泉があり、
じゃらんで口コミ100件以上で評価が4.3
という創業85年を誇る老舗の宿ですが、
一泊は1万円くらいと、かなりリーズナブルに泊まれます。
お部屋↓
まずは疲れを癒すべく、さっそく温泉に行きましたー。
温泉は内風呂二つと、露天風呂があり、
すべて貸切で、入っている間、
部屋の札を外にかけるシステムになっています。
お湯が柔らかくてとても心地よく、
どこからか、落ち葉を焼く焚火のにおいがしてきて
天然のアロマようで、
とてもくつろぎました。
あー、気持ちよかった、、、
と食事に向かいました。
↑最初の一皿
これに乗っていた煮豆が
珈琲煮豆というものらしく、
煮豆なのにコーヒーの味がして
おぉっ!
という感じでした。
食べ終わってしばらくすると、
次のスープが来て、、
飲み終わってまた暫くすると、
刺身がきて、、
と懐石のシステムのようでした。
昼は、おにぎり3個だけをもっていき、
少し立ち止まっては食べ、
と山を7時間歩いてきたので、
とにかくおなかが空いていました。
じゃんじゃん料理もってきてくれやぁ~
と言いたいところでしたが、
そこは大人として(笑)
システムに合わせて一皿一皿、
お上品に食べていきました。。
なんか他のお客も、
早く次の料理こないかなぁ~
と微妙に苛立っている感が伝わってきました。
こういうところはちゃんと
お客の立場にたって考えないといかのじゃないかなぁ~
と思いました。
料理自体は美味しかったので、
少しもったいない気がします。。
この日は、程よい疲れと
温泉のリラックス効果もあって
泥のようにぐっすり眠りました。。。
つづく、、、
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