2017年3月22日水曜日
ニュージーランドに行ってきました ~その2
前回ひとつ書き忘れたのですが、
ニュージーランドと日本との時差は3時間なんですよね。
日本より更に3時間分東側にあります。
ニュージーランドに向かう機内で、首都ウェリントンで時計を合わせていると、
目の前のスクリーンの現地時間と1時間違うんですよね。
アリリ?なんでだ?
と考えてみると、どうやら夏なのでサマータイムをとっているようなのです。
夏は時間を1時間早めて、日中の照っているお日様を有効に活用しようということなのでしょう。
こういう所も、とても賢いな、、と思います。
国全体、みんながこれに従うんだから、
それによって得られるメリットというのは相当大きいだろうな、、と思います。
サマータイムを導入していることもあって、夜の8時、9時になってもまだまだ明るいんですよね。
一日が長くなったような気がして、なんだか得した気分になります。。
ニュージーランドで過ごしてみて、逆に日本について感じたことがあります。
一つは、日本人は視野がせまくなりがちだという点でしょうか。
発想が箱庭的というのか。
時間的、空間的にも、ある閉じられた領域の中で、そこをいかに美しくするか、
というところの能力に非常に長けているという気がするのですが、
逆に、広い視点、長い目でものごとを見るのが不得意のような気がします。
一点に過剰にエネルギーを投入する一方、
その点と点との関係、繋がり、時間の流れを考えるのが不得意であるような気がします。
日本は全体的にオタクっぽい気質があるように思います。
その点、ニュージーランドの人たちは、小さい所はまあそんなにこだわらないけど、
大きなところは外さないよ、という気概を持っているような気がします。
広い視野を持つ外国人のもとで日本人が働くということになると、
いいコラボレーションになるのじゃないか、、という気がします。
日産みたいな感じかな、、。
他に感じたことは、日本人は、土地に縛られているという気がします。
土地に感情が込められているというか、
土地を大事にする一方、土地に自分の存在がからめとられてしまっているような気がします。
ニュージーランドにいると、そのような磁力のようなものが軽い気がしました。
また日本人は、見えない力、運みたいなものに対して、
無意識に大いなる畏れをもっているような気がしました。
だから至る所に神社仏閣があり、人が頻繁にお参りしています。
ニュージーランドにいると、人生を切り開くのは人間の意志だ、というような勢いを感じます。
この土地に対する縛り、見えない力に対する畏れみたいなものが少ないので、
ニュージーランドにいると軽くなったような感覚になります。
ただ逆に、日本はそのような縛りがあるからこそ守られているという感覚を抱くことができるのかな、、と感じます。
成田について、電車に乗って日本人を眺めてみると、
あー、なんか土地に根付いた人々なんだな、、
とへんな感慨に浸りました。これにはメリットデメリットあるでしょう。
あとはシンボルについてですね。
前回、ニュージーランドのシンボルとしてシダの葉があると述べました。
国旗をこのデザインにしようという運動もあり、投票も行われたほどです。
ニュージーランド航空にはシダの白黒のデザインが施されています。
日本のシンボルはなんでしょうか。言わずと知れた日の丸の国旗ですね。
私たちの部族のシンボルは、これですよ!
と掲げる時、そうすることによって、その一族はそのシンボルの表す方向に
傾いていくような気がします。意識的にも、無意識的にも。
だいたい自然のサイクルというのは、昼と夜じゃないですか。
その中の、お日様をシンボルとすることで、知らず知らずのうちに、
お日様的であろうとする心の動きが生じて、どこか無理が発生するのじゃないか
という気がします。つまり夜を表すものが陰になってしまうような気がします。
過労死なんかも、もしかしたらその流れにあるのかもしれません。
だいたい、日の本の国、というのはユーラシア大陸から見た話であって、
そのシンボルというのは、外国から見られたときのイメージです。
その人から見られたイメージを一生懸命演じているということなのかもしれません。
お日様のデザインを私たちのシンボル、とすることで、どこかゆがみみいたなものが
知らず知らずのうちに生じているのかもしれないな、、なんてことを感じました。
飛行機が、ニュージーランドから成田空港に到着すると、
空港内の芝生に、日本がんばろう!
との文字が緑で刻んでありました。
いやいや、もう十分頑張ってるでしょ、日本人。
これ以上、どうやって頑張るのよ、、
もうちょっと、気楽に楽しくいこうよ、、、
なんて感じました。
以上がだいたいニュージーランドに行って感じたことですかね、、。
写真をアップして報告したいのですが、それはまたいずれ、
ということになりますか。
それでは一旦、これで失礼します。
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