今年最後の1日となりました。今年は体験重視でアウトプットであるブログはかなりさぼり気味でしたが、来年はもう少し気張って書いてみたいと思っています。
୧(⑅˃ᗜ˂⑅)୨ 💓キャー . ٩( 'ω' )و ガンバルゾー
今年最後のブログは、私の最大のテーマである“幸せ”について、今年最も刺激を受けた本を紹介しておしまいにしたいとと思います。この本はかなり周りの人に勧めたので、知っている人は、あぁ、あの本ね、、という感じになるでしょうか。
その本とは、こちらです↓
もともと職場の研修で、精神科医の先生から精神科薬と脳内ホルモンの関係のレクチャーを受けたときに、もう少し脳内ホルモンについて勉強してみたいなぁ~、何か適当な本はないかなぁ~、と検索して見つけた本でした。
著者は、ユーチューバーとしても有名らしい、樺沢さんという精神科の先生です。数々の精神病の患者さんを見てきた中で、幸せには段階、そして優先順位があると気づいたのだそうです。
それは本の表紙にある三段のピラミッド構造のように、まず健康であるというセロトニン的な幸福、次に人とのつながりであるオキシトシン的幸福、そして最後に成功やお金などといった自己実現的なドーパミン的幸福であり、この順番を間違えてはいけいない、というものでした。
私自身、健康はすべての土台と考えていたので、とても共感できるもので、それを精神科医の立場、脳内物質の観点から述べたものでした。
樺沢先生によると、多くの患者さんは、この順番を間違えて、健康を害しながら、或いは人間関係を犠牲にしながら、ドーパミン的な成功を求めてしまう傾向があり、そのバランスが崩れたときに病になるとおっしゃっていました。
なるほどね、ととてもうなずけるところです。急がば回れで、しっかり基礎である健康、その次の人間関係があって、初めて社会的な成功などといったドーパミン的な幸せが成り立っているんでしょうね。
一時的には、下の二つの土台を疎かにしながらでも一番上のドーパミン的な幸福を味わうことができます。しかし、いずれ土砂崩れのように一気に崩れて病に陥ってしまうようです。
このピラミッド構造はとても面白いな、と思いました。おそらくこれは、個人だけでなく人間社会全体にも言えるように思います。
健全な自然環境がまず土台となってあって、その上に人間同士が仲良くするという平和があり、その上に経済活動のような社会的成功、文明が成り立っているという順番だと思います。
一番下の土台を削って経済活動を行っている現代社会は、まさに病に陥るギリギリの瀬戸際にいるような気がします。この順番を忘れてはいけないと強く思います。
例えば、寒いからといって、家の床板を火にくべて暖を取るなどということは普通しませんが、極端な話、現代の社会はそういうことを地球規模で行っているように感じます。
若い世代のグレタさんのような人が声を大にして怒るのも当然でしょう。すべては次の世代が担わなければならないからです。
自然環境がどんなに大事かは崩れてみて初めて気づくものです。当たり前にある空気一つとってみても、澄んだ美味しい空気がどれほどありがたいかです。中国やインドなどのマスクをしなければ外出できないような濁った空気をみれば一目瞭然です。
健全な自然環境があって、そのうえで初めて人間の活動がありうるのであって、その逆ではないのです。このことを個の健康の三段階とともによく心にとめておかなければいけないと思います。
また、この本を読んで同時に思ったのが、こういった土台があって次の構造が成り立っているというピラミッド構造、家のような構造、根があって幹があって、枝葉があるという樹のような構造というのは、自然現象のモノ的現象の基本構造になっているような気がします。
さらに言うと、それぞれの階層にそれを支えている外すことのできない柱のようなものがあり、ちょうどビタミンの桶のように、必須の柱が存在し、それが一つでも抜けているとその階層が成り立たないような構造になっているような気がします。
例えば、個の一番下を支える健康に関して言えば、私は必須の柱は、食事・睡眠・運動・心の状態だと思います。どれかを疎かにしていれば、健康という階層はいとも簡単につぶれてしまいます。
またもう一つこの階層状になっている構造で言えるのは、顕在化して見えやすく、捉えやすくなっている階層と、見えにくくなっている階層があり、どちらかというと先端の部分は見えやすく、数値でも捉えやすいものである一方、
下に行くほど見えにくく、数値で単純にとらえるのが難しくなっているようで、それもあって下に行くほど、大事であるにもかかわらず、疎かにされがちなのではないかと思います。
この構造は、氷山モデルとか、事故で言えばハインリッヒの法則と同じです。
これは、以前、自然現象のエネルギー的な側面は波であり、陰と陽があると書きましたが、モノ的構造における陰と陽となっているようにも思います。
お蔭様ということばがあるように、見えないところのお陰様で我々は生かしていただいている側面というものが多大にあるわけで、そこを疎かにしていると、大きなとばっちりを食うのではないかという気がします。
人類全体の幸せが、環境、平和、経済活動の順だとするなら、真ん中の平和に関しても、ウクライナの戦争を見て改めてその大事さに気づきます。
私はジョギングをしながら、こうして気楽に走れるているのも、キレイな空気があってのことであり、平和な社会があって穴のあいていない平らな道路があって初めてできることだよなぁ~、、と思うことがあります。
個の幸せにおける三段階構造、健康、人とのつながり、社会的な成功とともに、人類全体の幸せである自然環境、平和、経済活動、この優先順位を頭において、日々生活していくとともに、いまある幸せには本当に感謝しなければならないと思います。
今年一年、あまりブログ書きませんでしたが、読んでいただき、ありがとうございます。
来年は頑張りまーす!気張りまーす!(楽しみながらね、、♪)
では、皆様、よいお年を!
1 件のコメント:
心から同感です。
自分自身では、ハッキリと認識理解出来て居ない事を、紐解いて貰えるので、毎日の生活の中で、
とても有り難く読ませて貰っています。
これからも、無理のない範囲で、ブログアップ是非とも継続されて下さい。
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