NHKで、
ヒューマニエンスQ (クエスト)
:人間という不思議 それは探求の旅
という番組をやっていて、とても面白いので録画してみています。
現在、シーズン2を放送しており、私はシーズン1の途中からこの番組をやっているのを知って、見ています。
シーズン1で特に面白かったのは、眼についてでした。
日本人と欧米人では、眼から読み取る情報が違うのだそうです。
日本人は、眼から相手の考えや感情を読み取ろうとするそうですが、
欧米人は、表情から(顔の筋肉)から読み取るのだそうで、それは赤ちゃんの内から備わっている、ということをやっていました。
実際に、赤ちゃんが相手のどこを見ているかを実験してみると、日本人の赤ちゃんは目を見ているのに対して、欧米人の赤ちゃんは、頬や口回りの筋肉を見ていました。
欧米人が話す時、人の目を穴があくほどじっと凝視して話してきますが、
これは目から人の考えを読み取る、読み取られるという感覚が薄いからだそうで、
一方日本人は、人と話すとき目をそらしがちになるのは、この逆であるそうです。心を覗かれているという感覚があるのかもしれません。
これは、マスクの着用にもかかわっていて、
日本人は割とマスクをするのに抵抗がなく、むしろマスクを進んでつけますが、欧米人は極度に嫌うそうです。
日本人は目が見えていれば、お互いに意思の疎通に問題は感じませんが、
欧米人は、相手の顔の表情が読み取れないために、不安を感じるからではないか、と推測されていました。とても面白いです。
顔文字なんかも、日本人が使う笑顔の顔文字の場合、目もちゃんと笑っていますが、欧米人は、口がにこっとしていればOKなのだそうです 。 (^_^)
現在、この番組はシーズン2で、とても面白いと感じたの腸内細菌に関してでした。
最近、腸内細菌に関しては特に注目されている所ですが、もう一歩進んだ知見が紹介されていました。
ある東南アジアだったかの部族は、主食がイモで、ほとんどタンパク質をとらないのですが、大人はみな、一様に筋骨隆々なのだそうです。
この人たちの腸内細菌を調べたところ、なんと、デンプンをアミノ酸(タンパク質)に変える腸内細菌をもっていることが判明したのだそうです。
また、マラソン大会に参加した人たちの腸内細菌を調べたところ、乳酸を分解する細菌の割合が、一般の人たちよりも多いことが分かったのだそうです。
マウスの実験で、乳酸を分解する腸内細菌をふつうのマウスの腸内に入れたところ、持久力が上がったとのことです。
現在、健康な人の便からとった細菌を具合が悪いひとの腸内に移し替えるという療法があるそうで、
またトップアスリートなどの腸内細菌は、ものすごい価値を持ってくるかもしれません。
いままで、便などというと、不浄なもの、不要なものとして扱われてきましたが、これが薬となるというのは、驚きです。
このようなことが分かってきたのも、科学や技術が進んできたおかげであって、
もしかすると、他の分野においても、今までゴミのように見向きもされず、煙たがられていたものが、一躍注目を浴び、みんなで奪い合うということがでてくるかもしれません。
人体における、盲腸なんていうのも、以前はバンバン切っていたわけですが、最近は、どうも盲腸は腸内の細菌叢を良い状態に保つために必要な臓器のようだということが分かってきています。
遺伝子に関しても、ジャンク遺伝子などとゴミ呼ばわりされてきたものに、大事な役割があることが発見されてきています。
またゴミに関しても、生ごみは、即、たい肥、畑の肥やしであり、
都市鉱山などと呼ばれるように、電子部品のゴミは、金をはじめとする貴金属、レアメタルの宝庫、まさに宝の山です。
科学や技術が進むことでこういった見向きもされなかったものに、お宝が埋もれていることが見いだされてきたわけで、
身の回りで、不要だとか、不浄だとかいって嫌われていきたものも、10年後、100年後、1000年後には、まったく逆の捉え方をされている可能性があるわけですよね。
バックトゥザフューチャー3で、未来からきたデロリアンは、ゴミを燃料として動いていました(笑)。
身の回りで、価値を低く置いている、というのは、まだまだ我々が未熟なだけかもしれないですし、
常に身の回りのすべてのもの、すべてのことに謙虚であり、感謝していることが大切なのかもしれないなぁ~、、と思わされました。
タイトル:
ゴミとして見ているうちは、まだ未熟なのかもしれないなぁ~、、
でした。
おしまい
<(_ _)>
1 件のコメント:
本当ですね!
見てみよう!
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