2011年8月7日日曜日

人任せにしない



前々回、どのようにしたら国が赤字にならないようにできるのか

今の政治のシステムのどこら辺に欠点があるのか、

と問題を提起しましたが、

今日ふと、あることばが脳裏に浮かびました。

人任せにしない

おそらく出発点はココ(個々)にあるんだと思います。


国がやっていることを人ごとではなく、

自分ならどうするのか、自分に何が出来るのか、

また自分が首相になった立場で考えてみるということも大切かも知れません。


会社に属しているなら、経営者の立場、自分が会社を切り盛りしている当事者のつもりで自分の仕事を考えてみるという視点も大事でしょう。


最近、NHKの100 de 名著

福沢諭吉の『学問のすすめ』をやっていました。

http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/04_fukuzawa/index.html



福沢は、個人が独立してこそ、国が独立出来ると考え、民衆の啓蒙にあたったそうです。

福沢諭吉『学問のすゝめ』 2011年7月 (100分 de 名著)


またその前のドラッカーの回では、

一人ひとりが経営者のつもりで仕事にあたること

が大事であると説かれています。

http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/03_drucker/index.html



これのテキストがあって↓

ドラッカー『マネジメント』 2011年6月 (100分 de 名著)

私は珍しく?買って読んでいるのですが、これまた素晴らしい!

ふつう映像でやったものとほぼ同じ内容を活字にしているだけなのですが、

この本は放送でやったものより、更に踏み込んで深くかつ分かりやすく解説しているのです。

機会があったら、また当ブログで紹介するかも知れません。



話しが少しそれましたが、また私はケネディーのことばを思い出しました。

国が何をしてくれるのかを問うのではなく、国に何が出来るのかを問え


一人ひとりが主体性をもって、当事者意識をもって生活するということが原点だろうと私は思います。


原発の問題にしても、普段湯水のごとく電気を使って享楽的な生活をしていながら、

いざ事故が起きたときだけ批判するというのはどうかと思います。


普段から極力節電に心がけ、また周りに原発の危険性を喚起していたなら、批判もできるでしょう。

まぁいっ
か、とぬるま湯に浸かっていながら、都合が悪くなったときだけ悪者探しをして吊るしあげるのは当たっていない気がします。


私自身、節電には心がけて来ました。

今年の夏も、一回もクーラーはつけてません。

が、それほど原発反対を声高に発していた訳ではなく、電気の恩恵を十二分に受けて生活してきたので、

東電やそれを推し進めてきた政治家だけを悪しざまに言う事は恥ずかしくて出来ません。

今回の原発の加害者は、原発をそれとなく容認してきた私達ひとりひとりでもあると思うのです。


一人ひとりが主体性をもって、自分に何が出来るのかを考え、行動することがまずなにより大事なのだと思います。

政治に関して言うなら、政策をちゃんと読んで、投票に行って自らの権利を行使すべきでしょう。


話しは少し違うかもしれませんが、たとえば私はをふだん食べません。

私の野菜中心の食事や弁当を見ると、多くの人は怪訝な顔をします。

どうして肉を食べないのか、と。何か信仰してるのかと(笑)。

私は聞かれるたびに、一人分の肉を生産するのに、8-10人分の穀物が使われていること。
(ブタにトウモロコシや大豆を与えている)

いま地球上で生産されている穀物だけで、100億の人類を賄う事が出来る、つまり60億の人類に飢えが発生することなどないこと、

肉を食べることでの、体や心への影響などを説明します。

エコロジカル・ダイエット

葬られた「第二のマクガバン報告」(上巻)


また私は自動車やバイクは持たず、

2-3kmなら歩き、10km位までなら自転車、

それ以外は公共の乗り物を利用
しています。

地球温暖化の原因のひとつはそれぞれが使う車が関係していると思うからです。(そうでないという意見もあるようですが)


調理器具などにも言えますが、

色々な道具を持っていると確かに便利ですが、その分も"モノ"が多くなり、煩雑になり、かつ人間の能力が損なわれます。

たとえば包丁一本でなんでも出来れば、色々な便利調理器具など必要ありませんが、そのぶん人にスキルが要求されます。

便利・煩雑・能力の喪失⇔不便・シンプル・能力の開発

という対立構造になっていて、文明と言うものは、左のものをさすようです。

しかし私はどちらかというと、右のシンプルで、自らの能力を高めておく方でありたいなぁと常々思ってます。


話しがそれましたが、また当ブログでも何度となく紹介したように、

乳製品を健康にいいからといって食べたりはしません。

おそらく乳製品は強力なガンの促進剤だと思われるからです。

乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか


一人ひとりが主体性をもって、ちゃんと情報を集め、自分の頭で考え、判断し、行動することが、

結局全体を変えることに繋がる、

遠回りかもしれませんが、これがもっとも確実かつ堅実な方法だと
思います。


国の膨大な赤字も、人ごとのように考え、批判するのではなく、

自分なら何が出来るか、自分ならどうするかという視点をまず持つことが大切なのだろうと思います。


直接の解決法ではありませんが、自分から、自分の身の回りからはじめる、

自ら情報を集め、自分の頭で考え、行動する

それが基本で、そこからしか全体は変わって行かないように思いました。



おまけ、、、

話しの流れで、食の話しになりましたが、

そういえば、以下の名著の完結版がいつの間にか発売されていました(2011/2)↓

葬られた「第二のマクガバン報告」(巻)

現在、図書館でリクエスト中でまだ読んでませんが、

また何か目新しいことがあったら、ここに載せたいと思います。

正しい情報をしっかりキープしておきたいものです。



おしまい





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