もう年の瀬ですね。
さて来年はどんな年にしようか、とそろそろ思いを巡らす時期かもしれません。
スティーヴ・ジョブズ氏が亡くなってから、彼に関する特番を幾つか見ましたが、
彼は何十年も前に未来の社会に対してヴィジョンを思い描いており、それを悉く実現させてきたことにとても驚きました。
私はipod もiphone もipad も必要を感じないので持ってませんが、
スティーヴ・ジョブズ氏の未来に対する確固としたヴィジョンとそれを実現させた意志の力に、ただただ感服してしまいます。
以前取り上げましたが、ソフトバンクの孫さんは、
“自分のもった夢に自分の人生はおおむね比例する結果を生む”
と述べています。
志高く、、、秋の空に思う〔2010年9月16日〕
http://mshiko.blogspot.com/2010/09/blog-post_16.html
将来をどうしたいのかというヴィジョンをもっていることは極めて大切だと思います。
ふつう正月には、今年一年の目標を立てたりしますが、
まずは100年先に自分がどうでありたいか、ということを思い描く必要があるかなと私は思います。
100年先にはこのブログを読んでいる方々のほとんどはこの地上にはいないでしょう。
その時、私はどのような状態でいるのか、死とはなんなのか、死ですべてがおわってしまうのか、
死後も何かしらの状態で意識が存在しているなら、それはどのようなものなのか、
生前の状態との関係はどのようなものなのか、、、
私は100年先を見越してこそ、自分が今を如何に生きるかを正しく見定めることが出来るように思います。
そういう意味で、臨死体験や、その他様々な精神世界の本を読んでおくことは、とても重要だと思っています。
そして100年先の自分だけでなく、社会がどうあって欲しいか、ということも同時に考えておく必要があるのかと最近は感じています。
スティーヴ・ジョブズ氏ほどではないにしても、50年、80年とこの世で生きていれば、何かしらの影響をこの地上に残していく訳です。
私達が出来る出来ないは別として、こういう社会になったらいいな、ということを意識しておくとが、少なからず未来の社会に影響を与えると思うのです。
100年先の社会のヴィジョンを持つことで、日々の生活、そして政治を決める投票行動などが少しずつ変わってくると思うのです。
だから、まずは100年先の自分、そして社会がどうあって欲しいか、をおぼろげながらも思い描いておくことは大切かと思います。
それに向けて、50年先、10年先、そして今年一年、自分は何をしようかと考えるのがいいのかなと思います。
そして、書き初めはしないまでも、それを紙に書いておくと、不思議とその多くを達成していることが多いようです。
私は年の初めだけでなく、たいてい毎日寝る前に、明日する事、したいことを書いておきます。
月の初めにも、今月したいことをやれないかもしれないことも含め、色々書きとめておきます。
するとそれが心のどこかに残っているのか、自然とそれを実行する方向に物事が進むように感じています。
ヴィジョンをもって、それを紙に書き出して意識化するのは、自分にとってとても大切なプロセスだと感じています。
紙に書くことに関しては他に、自分を分析し、軌道を修正するのにも適しています。
幸せとはなんだろう?
自分はどのような状態を“幸せ”だと感じているのか。
その自分が思い描く幸せを阻害しているものはなんだろう。
現在心にひっかかっている状況を色々書きだしてみて、
心、体、物質的、経済的なことをそれぞれ箇条書きに書き出してみると、結構気づかなかったことが見えてきたりして、たまにやると面白いです。
それによって、自分の生き方、日々の生活の仕方を修正していくと、
自分がループ状の習慣の中でぐるぐると同じことを繰り返していることに気づき、
そのループから脱することが出来るように感じます。
ヴィジョンを明確にし、それに基づいて日々の生活をどのように送るかをシステム化すれば、
あとはそれに従って毎日を送っていけばいいだけです。
ヴィジョンを持たず、ただ日々の忙しさに追われて惰性で毎日を送っていると、
あまり多くのことは達成できないし、未来の社会に対する責任を放棄しているような気がして私は申し訳ない気がします。
今年は特に原発の事故がありました。
原発、まあいいんじゃない、なんて他人事のように思って生活していたら、いつの間にか回りは放射能まみれです。
指を加えて社会が変化していくのをただ眺めている、というのは悪事に加担していることと同じ場合があると思うのです。
NHK地球イチバン
自然エネルギー地球イチバンの島
〜デンマーク・ロラン島〜
http://www.nhk.or.jp/ichiban/archive/a2/index.html#bn
という番組を観たのですが、ここで取り上げられたデンマークのロラン島というところでは、
原発を建設するか否かを住民たちが3年かけて勉強し、原発は作らないという結論を出したそうです。
そして今や、島中で風力発電をし、住民が豊かな生活を送っています。
一人あたりのGDPで比較しても日本より高いそうです。
これは、住民が未来の社会に対するヴィジョンをしっかりともち、実行した結果です。
私達日本人も、社会に対するヴィジョンを持ち、受け身でなく何かしら積極的に働きかけていくべきだと思います。
孫さんはヴィジョンやそれを実行するための計画を以下のように捉えていることを前に紹介しましたが、
理念、ヴィジョン、、そして計画 〔2010年9月11日〕
http://mshiko.blogspot.com/2010/09/blog-post.html
ここまで緻密に段階を踏まないまでも、
未来に対するヴィジョンを明確化し、そしてそれを紙に書き留めるなどすること。
そしてそのヴィジョンを実現するためのプロセス=システムを確立し、毎日の生活の中で実行していくこと。
せっかくこの世で生きているのだから、能動的・積極的に生きていきたいものだなぁと私は思うのです。
世界を創造するのは神様の役割であるとするなら、その縮図たる私達にも世界を創造する力が託されているのです。
その与えられている力をどのように使うかが、私達に課せられている課題なのかと思います。
年の瀬に、今年の重大ニュースを振り返って思ったことでありました。
おしまい
参考:
NHKスペシャル:
世界を変えた男 スティーブ・ジョブズ
http://www.nhk.or.jp/special/onair/111223.html
NHKクローズアップ現代:
世界を変えた男 スティーブ・ジョブズの素顔
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3106
NHK地球イチバン
自然エネルギー地球イチバンの島
〜デンマーク・ロラン島〜
http://www.nhk.or.jp/ichiban/archive/a2/index.html#bn
彦兵衛のブログ:
好きなこと・目の前のことを一所懸命やる~SMAP・スティーブ・ジョブス・山中教授
http://mshiko.blogspot.com/2011/10/smap.html
理念、ヴィジョン、、そして計画 〔2010年9月11日〕
http://mshiko.blogspot.com/2010/09/blog-post.html
究極の自己満足とは、、、〔2010年9月14日〕
http://mshiko.blogspot.com/2010/09/blog-post_14.html
志高く、、、秋の空に思う〔2010年9月16日〕
http://mshiko.blogspot.com/2010/09/blog-post_16.html
0 件のコメント:
コメントを投稿