私の祖母は九州の阿蘇にいるのですが、
今年88歳(=米寿)になったので、お祝いを兼ねて阿蘇まで馳せ参じてきました。
本当は米寿のお祝いは数え年でカウントするので去年祝うべきもののようですが、
まぁそういう細かいことはどうでもいいのであります。
今回は阿蘇に行くにあたって、せっかくなので宮崎から入り、阿蘇に滞在し、熊本空港から出るというルートを考えました。
まず驚いたのが、飛行機の安さです。
行きはソラシドエアー、帰りはスカイマークに乗ったのですが、
行きは9800円、帰りも1万円チョットでした。
もちろん1カ月とか早めに予約を入れての価格なのですが、
1万円を切る値段で東京-九州にいけるなんて、スゴイ時代になったものだなぁと思いました。
今回の旅のルートは、宮崎空港に9時頃到着、そこからすぐ近くの宮崎神宮を参拝、
そのあと、バスで西都原古墳に行き、そこからまたバスと電車を乗り継いで、
平家落人伝説の残る椎葉村まで行って宿泊。
翌日は椎葉から高千穂にでて、高千穂を見学。
そのあとバスで阿蘇に行って、祖母に会うという計画でした。
しかし九州の地図を見て頂くとよく分かるのですが、
西都原古墳-椎葉-高千穂
というラインは内陸で、そのまま北に移動すればとても近いのですが、如何せん!交通の便がないのです。
従って、わざわざ海沿いにでて、電車で北上し、またバスで奥地へ向かうということの繰り返しでした。
西都原古墳はバスで30分くらいだったのですが、
椎葉に到っては、日向市駅というところから2時間半!
高千穂は、延岡駅から1時間20分ほどでした。
椎葉-高千穂は北に移動すれば本当にすぐなのですが、海沿いに出ると移動にまる一日かかってしまいます。
さて今回宮崎・阿蘇の旅でとった写真を少しアップし、コメントなども添えておこうと思います。
こちらは羽田空港でソラシドエアーに乗る所です。
白に黄緑の美しいカラーリングでした。
空港にはちょうど政府専用機が2機止まっていました。
あとでニュースを見ると、天皇がイギリスに渡ったそうで、それに使われる機体だったようです。
天気は極めて良く、下の景色が良く見えました↓
これは私のかつての地元、江の島です。
空からみても意外と大きく見えたのには驚きでした。
久しぶりに飛行機に乗って感じたことは、人は3次元の世界に生きていながら、
意外と地面に貼りついて2次元的な世界観で生きているんだなぁということでした。
宇宙飛行士が外から地球をみて人生観が大きく変わるように、
たまに飛行機に乗って自分の住んでいる所を俯瞰してみるって大切だな、と感じました。
さて余談は置いておいて、こちらは富士山↓
やはり霊峰富士、とても綺麗でした。
私はこのところ毎年富士山には登っているのですが、
登った時はあの頂上にいるのかぁ~と思うと、なんか不思議な気がしました。
今年も、富士山行こう!と思いを新たに飛行機は九州へと進んでいくのでありました。
宮崎空港には8:40定刻に到着。
出来たら8:50のバスに乗りたいなぁと考えて、荷物も預ける必要のないサイズにまとめていたのですが、
その甲斐あって10分後のバスに余裕で間に会いました。
空港からバスを乗り継いで、宮崎神宮に9:26につきました。
まず目についたのが、鳥居の左横にあった巨木!
樹齢100年のみやざきの巨樹百選に選ばれている樹でした。
鳥居の中に入って行くと、涼しく、
中に入って行くに従って厳かな雰囲気が漂ってきました。
宮崎神宮自体はそれほど大きくはないのですが、
清らかなやさしい風が流れていて、どことなく明治神宮に感じが似ている気がしました。
滞在時間は45分ほどあったので、境内を色々と散策しました。
途中に鶏がいました。まるで伊勢神宮のようです↓
すぐ近くに猫がうずくまって見ていたのですが、特に手を出す気配はありません。
さすが神様の使いの鳥というところでしょうか。
宮崎神宮は、10時過ぎに出て、丁度一時間ほどバスに乗って、西都原古墳へ。
バスは西都バスセンターというところに止まるのですが、
なんとココから2.5kmほどあるので、歩くかタクシーに乗らなければならないのです。
タクシーに乗るのは癪なので、私は歩いて古墳を目指しました。
30分位あるいて、
「西都原ガイダンスセンター このはな館」
http://www.saito-kankou.com/konohanakan/gaiyo.html
に到着。
ここでは無料でレンタルサイクルを借りれるという事だったので、
自転車を真っ先に借りて、だだっ広い敷地をひと通り見て回りました。
とにかくここは時間があまりなかったので、自転車でぐるっとひとまわりして、
また大急ぎでバスセンターに向かいました。
雰囲気としては、宮崎アニメのラピュタの庭園みたいな感じでしょうか。
昔この地に栄枯盛衰のドラマがあったんだろうな、ということを偲ばせる景色でした。
再びバスセンターに戻って、佐土原駅というところに行き、電車に乗りました。
私が乗ったのは如何にも南国宮崎という感じのコチラの電車、、、ではなく、
こちらです↓
ローカル線だし、スキスキで海岸沿いの景色見ながら弁当を食べようと思っていたのですが、
誤算も誤算!
ホームを見ても分かるように、車内は学生がすし詰め状態で、あわわ、、、という感じでした。
結局途中からは座れましたが、たいへんな混みようでした。
この電車で日向市駅というところまで移動し、そこから上椎葉行きのバスに乗ります。
15:10発のバスに乗って、上椎葉に到着するのが17:43です。
延々と川沿いの道を奥へ奥へと分け入って行くのですが、
あまりに疲れて途中寝てしまいました。。。
椎葉での宿泊は、森の民宿 龍神館というところに予約を入れていました。
場所は、バスの終点の上椎葉からさらにバスに乗って行く所なのですが、
バス停に車で迎えに来て下さっていたので、そこから車で20分位揺られて宿に到着。
この宿を決めたのは、特に深い意味もなく、
椎葉村のHPの宿の欄で休日になると真っ先に予約が埋まる旅館があったので、
さぞかし人気があるのだろうという感じでそこに決めました。
で、やはりこの宿は当たりだったようです!
こちらが夕飯↓
まず囲炉裏にイワナ(だったかな)が焼いてあり、
並べてある食事を写したのですが、1枚ではとても収まり切れず、
3枚に分けて撮影しました(笑)↓
ほぼすべて土地のもので、山菜などとても美味しいく、メチャクチャ豪勢な料理でした。
驚くべきは、料理はこれだけでなく、更に椎葉の手打ちそばだとか、天ぷらが次々と出てくるのです!
この料理の豪華さには本当に驚かされました。
上の囲炉裏の写真の所で、対面に3人分の料理が並べてありましたが、
これはちょうど同じ日に、どうやら測量関係の営業で来ていた宮崎は都城の方たちでした。
(良かったら一杯などといって、ビールや都城の焼酎などを頂いてしまいました。御馳走さまです。)
食事をしながら、宮崎のことなど色々話しを聞かせて頂いて、とても面白かったのですが、
宿に関しては、椎葉ではこの宿がダントツの一番だそうです。
どうやってこの宿見つけたの?と聞かれました。
やはり料理が半端じゃなく素晴らしいとおっしゃっていました。
なにせこの宿、宣伝はしてないそうなのですが、
皇太子の弟さんの秋篠宮さんも泊まったことがある宿で、写真が額にいれて飾ってありました。(写真は撮らず)
とにかくリピーターが多く、連休などは半年前くらい前に予約を入れないと取れないのだとか。。
他に彼らは、宮崎県内色々な宿に泊まるのだそうですが、
同じような宿として、高千穂の暖心(のごころ)という宿を薦めていました。
今回私は既に高千穂はユースホステルに決めていましたが、次回はそちらに泊まってみてもいいな、と思いました。
宿にはネコちゃんもいました↓
部屋はこんな感じ↓ ログハウスですね。
こうして一日目の夜は更けていったのでありました。。。
つづく、、、
参考:
スカイマーク
http://www.skymark.co.jp/ja/
ソラシドエアー
http://www.skynetasia.co.jp/
西都原ガイダンスセンター このはな館
http://www.saito-kankou.com/konohanakan/gaiyo.html
西都原古墳群
http://www.mppf.or.jp/saito/park/access.htm
森の民宿龍神館
http://www.shiibakanko.jp/hl_index.php?act=dt&gid=3
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