先月のことになるのですが、
地元の横須賀市美術館でストラスブール美術館展というのがあり行って参りました。
どうせ市の美術館が開催するものだから、それなりのものだろう、、
などとタカをくくっていたですが、
如何せん、とんでもない誤り、嬉しい誤算でありました。
美術館にいくと、たいてい行った人とNo.1-No.5を決めて最後に照らし合わせて、
それらの作品のどこら辺に惹かれたかを2周目まわりながらお互いに解説しあう、
というのが私の美術館見学の楽しみ方なのですが、
今回私の目にとまった作品を挙げてみましょう。
まずダントツの第一位はコチラ↓
ロタール・フォン・ゼーバッハ 『リラの花束』 1894年
でありました。私はこれを見た瞬間、
お~、これこそまさに芸術!!
と心の中で叫んでいました。
近くで実物を見ていると、花の香りがしてきそうで、花粉がとんできそうな、そして蜜蜂が間違ってその絵に止まりそうな、
そんな雰囲気を漂わせる絵でした。
こんな素晴らしい絵なのに、作者も絵自体も私にとっては初めてでした。
いや~、これはよかったです。帰りにショップでA4のポスターと友人用に数枚の絵葉書を買っちゃいました。。。
他、あとは順位は特にないのですが、
ポール・シニャック 「アンティーブ、夕暮れ」 1914年
これは点描で、少し離れてみるととても綺麗でした。
夕暮れ時の日が桃色に染まって行く感じ、そして水面に写る建物など、みていて心和む絵でした。
不思議な感じの下絵がコチラ↓
エド・パシュク「商業的主義的」1980
実物はもう少し色鮮やかで、グラデーションが美しく、幻想的な雰囲気を漂わせていました。
どうしたらこのような構図になるのか、色の感じとか、とても不思議な絵でした。
帰宅してからエド・パシュクを検索してみると、彼のHPがありました!
エド・パシュク オフィシャルHP
http://www.edpaschke.com/home.php
やはり同じような絵をたくさん描いておられる方のようですね。
ちょっと意識が普通の人とは違うと感じました。
意識がちと違うと言えば、ピカソもありました↓
パブロ・ピカソ「編み物をする女とそれを見る人」1970
もう、ホント落書きにしか見えないのですが、どこか惹かれるものがあるんですよね。
特に私には緑の鮮やかさが際立って見えました。
実は、先日、上野で開催中のベルリン美術館展を見に行ったのですが、やはりピカソの絵があり、
同じ緑を使っていてとても印象にのこりました。(こちらは常設展にありました)
「男と女」
あとひとつ目をひいた作品がコチラ↓
ロベール・エイツ(Robert Hietz)
「自画像」(Autoportrait) 1928
というのがありました。
力強さとともにどこか憂いに満ちた表情で、どんな人物なんだろう、他にどんな絵を描く人なのか興味を覚えました。
画像をひろったサイトでは、彼の作品としてこんな絵を同時に載せていました。
La Bugatti
ちょっと赤茶けた感じの色が特徴なんですかね。ちょっと心に引っかかる絵です。
さて、横須賀美術館では帰りにポストカードを買ったのですが、
実物の絵よりよかったのでここに載せておきます。
アルフレッド・シスレー「家のある風景」1873
美術館に展示されていた絵は、とても暗い所にあり、
この太陽が照ってほのぼのとした感じがまるで潰されていてとても残念でした。
この雰囲気のまま展示されていたら、間違いなくNo.5の中に選ばれたことでしょう。
あとおまけですが、ポストカード売り場で、ルネ・マグリットが描いた猫の絵があり、
構図といい、ネコの表情といい、とても惹かれるものがあったので載せておきます。
ルネ・マグリット「RAMINAGROBIS」1946
絵って面白いですね。
また何かの展示観にいったらアップしようとおもいます。
おしまい
参考:
ストラスブール美術館展 巡回情報
http://www.museum.or.jp/modules/jyunkai/index.php?page=article&storyid=53
エド・パシュク オフィシャルHP
http://www.edpaschke.com/home.php
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