2017年11月21日火曜日
広大な宇宙を想像してみる、、、
先日の100分 de 名著は、ラッセルの幸福論第二回で、不幸の原因とそれについての対処法をやっていました。
意外だったのが、あのような知の巨人であっても、講演などの前には
「足でも折れて講演に行けなくなってしまえばいいのに、、」
と思っていたそうです(笑)。
あがり症だったラッセル氏は、人前で話したりするのが得意ではなかったのだそうです。
しかし、自分という存在を宇宙規模で考えてみると、芥子粒みたいな小さな存在で、
自分が講演でしくじろうがなにをしようが、宇宙は悠然と何の支障もなく動いているのです。
そのことに思いを馳せるようにしてから、ラッセル氏はあがり症を克服したのだそうです。
この第二回の不幸の原因、そしてそれに対する対処法はなかなかおもしろかったので、
時間のある時に画面を取り込んでちゃんと取り上げてみたいと思っています。
さて、もう一方、先日見ていたさんまさんの「ホンマでっかTV」で、不幸のどん底に陥った人たちが講師として呼ばれていました。
その中の一人は、私も何かの番組で見たことがある方でした。
40億もの負債を抱えた親の事業を引き継ぎ、結局16年かけて完済した方なのですが、
その方は、宇宙の図録を常に手元に置いて見ることで、心の平静を保てたと仰っていました。
等身大の自分を知る、という言葉がありますが、多かれ少なかれ、人は自分のことをあまりに大きく考えすぎているのかもしれません。
それをしっかりと、宇宙的な視野から見直すことで、何かすっと落ちるところがあるのかもしれません。
私は常々、地球に住む多くの人が、地球外からみた地球の映像を見ることが大切なんじゃないかと思っています。
地球を宇宙から見ることで、その美しさ、稀少さから、
自然と平和や自然環境を守らなければならないという意識が自然に芽生えてくるのではないか、という気がするのです。
ゼロ・グラビティなんて映画は、地上で生きていることのありがたさを痛感させてくれる素晴らしい作品だと思います。
このテクノロジーの発達した時代だからこそ、日常の中で宇宙的な視点を思い起こすことを習慣にしていきたいと思うこの頃です。
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