今度、職場の演奏会でスタンド・バイ・ミーを演奏するのですが、
それにあたって、不朽の名作、映画
スタンド・バイ・ミー
を見直しておこう、と家に唯一買ってもっている映画のDVD スタンド・バイ・ミーを見ました。
改めて見直すと、
おお、そうだった、こんなことがあったんだ、
と新しい発見があったりします。
スタンド・バイ・ミーは私の人生の中で最も好きな映画なのですが、
改めて見て、この映画の主題はなんなのだろう、なんでこんなに自分の心に訴えかけてくるんだろうか、、
と考えてみました。
そして至った結論は、
人生ははかないんだから、いまを大事にすること
これがこの映画の主題なんだな、、と改めて気づかされました。
スタンド・バイ・ミーの中には、3つの死が出てきます。
一つは、主人公たちが見つけに行く少年の死体、
二つ目は、花形フットボールプレーヤーで弟にやさしい主人公の兄の死、
三番目は、主人公の親友クリスが大人になって頑張って弁護士になるのですが、ケンカの仲裁に入って喉をナイフで刺されて即死だったという回想の場面で語られる親友の死、
この三つの死を主人公は体験します。
この三つの死が、人生のはかなさ、そして翻って今のたいせつさを際立たせているような気がしました。
主人公は最後に、あの頃以上の友人をそれ以降もったことはない、、
と書いて締めくくっています。
当たり前だと思っている日常、当たり前にいると思っている人たちもあっという間に変化していきます。いい意味でも、悲しい意味でも。
私もそんなに年を取っている訳ではありませんが、
なんであんなにいい人が自分より先に逝ってしまったんだろう、、と思う友人がいます。
また忙しさにかまけて、連絡をとらないでいた友人が亡くなっていたという話を聞き、
なんでもっと積極的に連絡を取らなかったんだろう、、と悔やまれることも体験しています。
私はスタンド・バイ・ミーを改めて見て、
ちゃんと今を大事にしないと、、いまある環境、いま関わっているひとを大切にしないと、、改めて思いました。
でも、こういうことって、失ってみて初めて気づくんですよね。
当たり前だと思っている日常がいつまでも変わらず続くものじゃないんだって、、。
いまあることなんて、当たり前じゃないんだ、と。
すべてが一回きりの、期間限定の体験なんだと、
有るだけで奇跡的なこと=有り難いことなのだと、言い聞かせて、今を感謝して生きなければ、と思い直しました。
すべてに感謝して、まわりの人たちを大事にして、一日いちにちをしっかり生きていきたいと思い直しました。
スタンド・バイ・ミーを見て、少し感傷的になって思ったことでした。
おしまい。
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