2021年9月18日土曜日

カッコよすぎデショ! セラピードッグを日本にもたらした大木トオル氏!!


先日、NHKの『逆転人生』で



逆転人生「ブルースシンガーの挑戦 犬との絆で笑顔を広げる」


というのを見ました。

生き方がメチャメチャカッコいい!

と感じたので、どんな人なのか紹介しておきましょう。


大木トオル氏は小さい頃、吃音があって、友達が出来なかったそうです。


そんな時に、家にシロという犬がいて、大木氏は犬に色々語りかけていたそうです。犬は自分の言葉をじっと待って聞いてくれたとのことです。


しかし、父が事業に失敗して一家は離散し、本人は叔父の家に預けられることとなり、親友だったシロとも別れることとなりました。


叔父の家での唯一の楽しみは、ラジオから流れてくるブルースだったそうです。

進学して、音楽をやるようになった大木氏は、アメリカにいくことを決意します。


しかしアメリカに行ったはいいが、アメリカのそこら辺のストリートの若者たちの歌の方が、自分の歌よりもずっと凄いことにショックを受けます。


また、黄色人種であることにより、あからさまな差別も受けたそうです。


こんなことなら、日本に帰ろう、、と思っていたところ、ある黒人のおばさんに、

その気持ちをブルースにして歌ってみない、

と言われたそうです。


その言葉を胸に、自分のブルースを歌うと、段々と共感を得られ、人気が出てきたそうで、数々の有名ミュージシャンとも共演したそうです。


そんなミュージシャンとしての活動をしているさ中、アメリカにセラピードッグというのがいることを知ります。


セラピードッグが老人施設などを訪ね、老人たちが犬に接すると、彼らは皆とても幸せそうな顔をしている風景を目にします。


そして、自分の小さい頃の記憶が蘇りました。自分もシロにどれだけ癒されたか、、。


大木氏は、アメリカにいる間に、セラピードッグを育てるためのトレーニングを受け、日本に帰国します。


最初は、ハスキー犬を飼い、セラピードッグにしていました。


が、ある時、ボロボロになって誰の引き取り手もない犬に出会います。

その犬を引き取り、セラピー犬に育てることにしてみました。

すると、捨て犬だったからこそ、人の痛みにより共感できる、ということを知ります。


それ以来、殺処分になる前の犬を引き取り、セラピードッグとして育てる活動をし、今に至る、とのことでした。


最近は、福島で飼い主がいなくなった犬を引き取るなどの活動をしているが、

資金が足りなくなってきていて、アメリカにいた時に、有名ミュージシャンと友達になって頂いた、数々のギターを売りに出すなどして、運転資金にしているとのことでした。


大木氏は、それを売ることに全然ためらいはないとのことでした。


私がとても印象深く感じたのは、大木氏の晴れやかな顔でした。


人の役に立って、自分が嬉しいのと同時に、人から感謝のエネルギーをたくさんもらっている感じを受けました。


ああ、本当の健康って、こういうものなのかもしれないなぁ~、、と感じました。


健康というのは、一人で閉じたものではなく、こうして他者との中で、人の役に立って、感謝されて成り立つものなのだろうなー、、と。


体の健康というより、魂の健康、とでもいうのでしょうか、魂が自らの内から、そして他者から感謝のエネルギーを貰って輝いている気がしました。


こんなカッコいいおとなになりたいなぁ~、、と思いました。


私は、今までに共感できる団体に毎月寄付をすることにしているのですが、


即、この大木さんが主宰する国際セラピードッグ協会への毎月の寄付を決めました。


一つ、残念なのは、こういう素晴らしい活動をしている団体が、だいたいにおいてあまり潤っていないことでする。


福祉と経営ってもっとうまくバランスとれないものなのかなぁ~、、、と常々私は思います。


世の中の団体は、経営(利益)と福祉(道徳)の両方の面を持っていますが、それぞれの団体によって、その比重は異なります。


多くの一般的な企業は、経営(利益)に重きを置いているでしょう。

ただし、経営(利益)に重きを置きすぎて、道徳心を疎かにしていれば、社会から見向きもされなくなるでしょう。


同様に、福祉の団体もある程度の利益がないと、その理念を継続して実現していくことは出来ません。


従って、一般企業のように経営(利益)のことも勉強するべきだと私は強く思います。


このことを如実に説いたのが、クロネコヤマトの創業者小倉氏です。


NHK知恵泉「福祉の世界に新たな風を!小倉昌男」


また、経済と道徳の両方を重んじるように説いているのは、


経済なき道徳は戯言であり、

          道徳なき経済は犯罪である。


との言葉を残している二宮金次郎であり、


『算盤と道徳』の著作を残した、渋沢栄一氏であります。


100分で名著 渋沢栄一『論語と算盤』


経営と福祉と、どちらに重きを置くにしても、どちらかをないがしろにしては継続していかないんだと思います。


自分の生きていく上でも、この両方を大事にしていきたいと思います。



大木トオル氏というカッコいいオジサンの紹介でした。


どうも、この再放送が

NHK総合 9月27日(月)午後3時10分

にあるようです。興味のある方は、ぜひご覧ください!


参考:



逆転人生「ブルースシンガーの挑戦 犬との絆で笑顔を広げる」




 国際セラピードッグ協会



他に、私が毎月寄付をして支援している団体を紹介させて頂きます↓




日本盲導犬協会





ペシャワール





京都大学iPS細胞研究財団
















 



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