2021年9月4日土曜日

今、コロナ流行に思うこと、、

 

コロナのデルタ株が爆発的な勢いで広まっています。

まず、私の基本的なスタンスとして、世界的な疫病の流行=パンデミックは、そんなに特別なことではないと思っています。

人類、いや生物としての気の遠くなるような長い歴史の中で、パンデミックのようなイベントは体が何度となく経験してきたことでしょう。

ただ、その周期が100年に一度とかなので、個としての我々は特殊な状況のように感じます。


たとえば、台風は毎年定期的にやってきますが、台風を経験したことがある人ならば、

ああ、今年も来たな、、と思って、備えをしておくだけであるように、

恐らく、体も、このような疫病の流行に対しては、相当の備えをしていると思います。


かつてのパンデミックを乗り越えてきた生物、人類の遺伝子が連綿と受け継がれ、今に至っていると思うので、

私たちが体を最良の状態にしておくこと、そしてマスクや手洗い、消毒などの、最低限度の対策をしておくことで、そう簡単にやられるものではないと感じています。


体に関しては、しっかりと栄養のあるモノを食べ、むしろ現代においては食べすぎに注意し、適度に運動し、そして睡眠をしっかり取ることで、体は最良の状態に保たれるでしょう。


あと大きいのが、心の持ち様です。心を明るく、楽しく、積極的な状態に常に保っておくことで、それがまた体に大きな影響を与えます。外側がどんな状況にあろうと、心をポジティヴな状態に保っておく習慣を身につけておきたいものです。


もし、連日のニュースを毎日見ることで、心が不安になってしまうようなら、見ない方がよっぽど良いです。


私は、ニュースを見るときでも、ヘッドラインを見て、おおざっぱなトピックスをつかんで、興味がなかったら、ニュース自体を見ません。


また、ニュースを見るときでも、悲惨な事件を延々と事細かに報道するようなときは、一気に飛ばして興味のあるニュースだけを見るようにしています。


口から食べる食物が体を作るように、目や耳から入れる情報は心に影響を与えるので、食物同様に気を付けた方がいいと思います。


自分から悲惨なニュースをしっかりと取り入れて、心を不安にさせるようなことがあっては本末転倒だと思います。


私は、風呂から上がったら、テレビやパソコン、携帯などの情報を一切見ないようにしています。


夜のニュースを見ない時もしばしばですが、朝、ぱっと見れば前日のニュースをだいたい確認できるので、問題ありません。


口から摂取する栄養と同様に、目や耳から入れる情報についても気を付けておくと、心の平安のために役立つと思います。


コロナの流行に関しては、ワクチン接種水際対策について思うことを書いておきましょう。


私はすでに職域接種でファイザーのワクチンを2回打ちました。

今回のメッセンジャーRNAを利用したワクチンというのは新しい技術です。


私はNHKで放送された番組をいくつか見ましたが、どのような機序でそれが効果をもたらすのかを知っておくのは大切だと思うので、そのリンクを貼っておきましょう。


IPS細胞の山中先生と、メッセンジャーRNAワクチンの開発者カリコさんとの対談番組↓

https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/M2LKP222NY/


同じような内容をクローズアップ現代でも放送したようです。コチラには、mRNAワクチンの機序も図入りで解説されてます↓

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4550/index.html


またサイエンスゼロという科学番組でも、mRNAワクチンの解説されていました。こちらは、9/11、am11:00~11:30に再放送されるようです。

https://www.nhk.jp/p/zero/ts/XK5VKV7V98/episode/te/QM96MRZQWW/


正しい知識を持って、賢明な判断をしていきたい所です。


このワクチンはノーベル賞モノだ、と言われていますが、かつてこのように、

夢のような技術!!

ともてはやされたものも、その後、何年か経ってから、実は人体や環境にとって最悪の影響をもたらすことが分かった、、なんてこともいくつもあって、このワクチンを打つか否かの最終的な判断は、自分の知識、経験、直感に基づくということになっていくのでしょう。。


こればかりは、10年、20年、30年、、と経たないと本当のところはわかってきませんからね。。

一つの賭けであるともいえます。


私は、2回のワクチンを打つ前後に、クラスターが発生した現場に派遣され、レッドゾーンにて、N95マスクや防護服などの完全装備で2週間ずつ応援支援に入っています。

グリーンゾーンにいた人や一緒にレッドゾーンで働いていた人たちの一部は感染しているので、私自身もコロナウイルスに相当さらされたと感じています。

私は風邪のかかり始めには、チョコレートやヨーグルト、デカビタのような普段飲まない栄養ドリンクを体が無性に欲するのですが、

レッドゾーンにおいての支援の期間、寝る前にどうしてもデカビタを飲みたくなり、コンビニに行って買い、一気に飲むこともありました。

ふだんなら、寝る前に甘いものを飲むなど一切ありえません。。

また支援の期間において、肺がなんとなくウイルスに浸食されているようなチクチク感というか、普段とは違う感覚を味わうこともありましたが、

最終的にはそれぞれ支援後にPCR検査を2回ずつ受け、すべてにおいて陰性でした。

アメリカの研究によると、普通の不織布マスクをつける程度でコロナの患者に接することで、適度にウイルスにさらされ、体がウイルスにやられることなく、体に抗体を作ることが出来るという報告があり、私はこうしてむしろ最前線でウイルスに適度に接することでかなり抗体をつくっているように感じます。

計4回、ワクチン接種をしたようなものでしょうか。これからも要請があれば、心と体を最善の状態に保ちつつ、レッドゾーンの現場にどんどん入っていきたいと思っています。


最後に、日本の感染対策についてですが、申し訳ないですが、残念、、としか言いようがありません。

せっかく島国なんだから、まずは水際対策をしっかりやりましょうよ!と声を大にして言いたいです。

ガイアの夜明けという番組で、日本の水際対策のことについてやっていました。現在、少しは厳しくなっているようでしたが、ハッキリ言って、ザルです。

流行の激しい地域の人は、入ったら国指定の施設に10日滞在する、ということにはなっているようですが、

それ以外のあまり流行していない地域は、3日でいいとか、自宅待機を“要請”とか、いまだにやっているそうです。

実際のところ、例えばデルタ株(インド株)に関していえば、必ずしもインド人が持ってくるわけではなく、

他のヨーロッパの人たちも感染して国内に入ってくるわけですが、あまり流行していない国の人は、国指定の宿泊施設で3日の滞在でよい、とかになっているようです。

潜伏期間が14日といわれているのに、どうしてそういう判断になるのでしょうか。


比較の為に、中国の入国についてやっていましたが、中国は、外国から入る人に関しては、一律に皆、21日間のホテルで缶詰め生活だそうです。また、その費用は自費とのこと。

日本においても、21日じゃないにしても、少なくとも10日間、外国から来る人には全員、国指定の施設で宿泊させるべきではないでしょうか。潜伏期間の14日という期間を考えると、それでも危ういくらいです。


私は、デルタ株が国内で見つかった時に、どうして水際対策はどうなっているんだ、という意見がでなかったのか不思議に思います。

最初のコロナが発生してから異種株が見つかったということは、水際対策がまったく機能していない、ということを表しており、それは問題視され、早急に改善されるべきだと思うのですが、

なぜかそこに焦点が当たらず、緊急事態宣言をいつから始めるか、どのくらいの期間にするかなどの、目先の対処療法に終始していました。

緊急事態宣言を出して、飲食店にお金を払うくらいなら、もっと大元の水際で厳しく対応し、そこにお金と物と人を集中して投入した方がよっぽど効率が良くないか、、と私は思います。

外国から来た人に、公共の交通機関は使わないでくださいね、と“要請”している、で良しとしてしまっている日本の対策が情けないです。

コロナウイルスは、人によっては命に関わることなのだから、生ぬるい対策というのは犯罪に近いものがあると私は思います。天災ではなく、人災と言えます。


蚊がぶんぶん飛んでいる部屋があったら、どこから入ってきたのか、網戸が開いていたり、網戸が破けていたら、そこを修繕してから、家の中の蚊を退治すると思うのですが、

網戸に穴があきっぱなしで、蚊が入ってきたー、たいへんだー、といって入ってきた原因を探すことなく、目の前の蚊をぱんぱん叩いたり、蚊取り線香を焚いたり、マラリアにならないように注射を打たなきゃ、なんていうのは滑稽でしかありません。

でも、今の日本はそんなことをしているんですよね、、。

順番が違うでしょ、、と思うのです。

見ていると、コロナウイルスがどのように国全体に広がっているのかをみて楽しんでいるんじゃないか、、と思いたくなります。

少なくとも水際対策だけは、力を入れてしっかりやってほしいと思います。

まぁ、でもウイルスが広がることで、多くの人が自然免疫を獲得していく、という側面もありますが、

もしそれを意識的、或は無意識のうちにやっているとしたら、それはそれで凄いことだなと思います。。

自分たちが出来る最善を対策を行い、また行政などがオカシイとおもうことは、やはり声をあげていった方がいいと思います。


以上、コロナウイルスの流行について思うことでした。


おしまい


参考:コロナウイルスの変異株

アルファ株・・・イギリス
ベータ株・・・南アフリカ
ガンマ株・・・ブラジル
デルタ株・・・インド

エプシロン
ゼータ
イータ
シータ
イオタ
カッパ
ラムダ

ミュー株・・・コロンビア

ニュー
クシー
オミクロン
パイ
ロー
シグマ
タウ
ウプシロン
ファイ
カイ
プシー
オメガ

ギリシア文字だけで足りるのかな、、



1 件のコメント:

なんじゃもんじゃ さんのコメント...

全く、同感です。