題名からして、何かいい予感がしていたのですが、
ヤフー映画の星の数を見ると、4を超えていました。
あらすじを読んでみても、面白そうな設定だったので、ハシゴしてこちらの作品も観てみることにしました。
こちらの映画の主人公は、ネットゲームの中の背景のキャラクターで(これをモブと呼ぶらしいのですが)、いつも銀行のカウンターで働いているモブなのです。
これは、ゲームの世界なので、プレイヤーが町で、強盗したり、カーチェイスをしたり、やりたい放題のことをやっている訳です。
主人公が務めている銀行にも、毎回ゲームプレイヤーたちが銀行強盗にやってきて、
モブたちは言われたとおりに、地面に伏せ、銀行強盗たちが去っていくのをただ黙ってまっている、という日常が毎日繰り返されているのです。
そんな中、単なる背景キャラで、パターンにハマった行動しかしないはずの主人公が、少しずつ目覚めて、違う行動を取りだすのです。
現実の世界の人たちは、何が起こっているのか!
と、そのモブを消そうと躍起になる人たちや、そのモブを応援する人たちに分かれての騒動が起きます。
さて、背景キャラであるモブが消されてしまうのか、うまく切り抜けて、フリーガイとなれるのか、これは見てのお楽しみなのですが、
設定が少し私の大好きな『マトリックス』に似ていると感じました。
現実世界でも、多くの人は、あるパターンに則って生活しており、そういう意味では、このモブと共通するところがあると感じました。
プログラムされた背景キャラとして終わってしまうのか、映画の主人公のように、好奇心に目覚め、
今までにしなかった新しい行動を取りだすのか、それは現実世界では、私たち自身の選択に掛かっているといえます。
その行動パターンを変える出来事というのは、不意に起こる大きな事件であるかもしれませんが、
日常生活において、そのキッカケとなり得るのは、私は、ライフネットを立ち上げた出口治明氏が語るように本、人、旅だと思います。
従って、私もなるべく普段から本を読み、出来るだけ人に会いに行き、知らない土地を旅することを心がけてきました。
普段の生活では、特に本の存在が大きいと思います。
本は、時間と空間を隔てて、普通では会えない偉大な人たちと邂逅し、その思想の恩恵を受けることができるからです。
私たちは、本当は色々な可能性があるにもかかわらず、
自分で自分を縛り、ゲームの背景キャラに落とし込んでいないか、ただ惰性で生きるだけになっていないか、
常にチェックしておきたいと感じるところです。
そういう意味では、こういった映画も、人生にある揺らぎ、気づきを与えるものなのかもしれません。
興味のあることに関しては、人に迷惑を掛けるものでないなら、どんどんやっていった方がいいと思います。
人生における宝は体験なのですから。
ということで、少し前に映画館で観てきた『竜とそばかすの姫』と『フリーガイ』という映画の紹介でした。
興味が湧いたら、ぜひ映画館に観に行ってくださいね!
(マスクと消毒を忘れずに!)
参考:
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