本日、日曜日、宮崎駿監督最新作
『君たちはどう生きるか』
を観てきました。
事前に伝えられていたのは、鳥の絵、しかもクチバシの中に怪しく目が光っているキャラクターのみ。
その他の事前のPRは全くなかったので、恐らく先入観なしで見に来てほしいとの意向かと解釈し、私も知識ほぼゼロの状態で観に行きました。
なので、ここでも極力ネタバレしないように書いてみるつもりなのでご安心ください。
(本当に一切の予備知識なしで観に行きたい方は、これ以上は読まないでね!)
まずびっくりしたのが、導入の時代設定でした。。
え、この時代!?
そこからストーリーが進んでいくのですが、
これホント大丈夫?ちゃんと冒険活劇になっていくの、、と心配になってしまいましたが、ちゃんと冒険活劇になっていきます!
やっぱ、ジブリ映画だわ~、、と思わされたのは、その景色の美しさですね。。
その景色から匂いが漂ってきそうなほど、リアルで情熱をこめて描いているのがよく伝わってきました。
これは近年CGが主流となりつつあるツルツルしたディズニーアニメなどとは大きく違うところだと感じました。
今回の作品で驚かされるのが、
あ、あれ?このシーンは宮崎作品のあのシーンだ、、と思わせる瞬間がたくさん出てきたことでした。
なんで、こんなに似たようなシーンが使われているのか、、。
私が全編を通して感じたのは、これは宮崎駿氏の集大成の映画であり、自身がすべてを回想したものであり、また宮崎駿氏の遺言でもあるのだろうということです。
人は死ぬときに、人生のすべてを走馬灯のように思い出すと言われますが、まさにその境地で作品を作っていたのだろう、、とそんな気がしました。
最後、映画が終わった時に、観客の中に漂っていたのは、
んん、これはいったいどういうメッセージだったのだろう、、という、なんともすっきりしない、もやもやしたものでした。
私も少なからずうろたえて、いったいこの映画を通して彼は何を伝えたかったのだろう、、
と思い、見終わってあとずーっと作品を何度も何度も反芻してみました。
そして、最終的に至った結論、宮崎駿のメッセージは、おそらくすべての宮崎作品に共通することなのだろうと思いますが、
生きるって大変なことだけど、しっかり地に足をつけて雄々しく生きなさい
ということなのだろうと、私なりに解釈しました。
前作『風立ちぬ』では、宮崎駿氏は、これが最後と言っていましたが、私はこれでは終われないだろうな、、と感じていましたが、今回の作品を見終わって、
あ、これで宮崎駿さんは、長編映画をこれ以上作ることはないな、ホントの最後だな、、
ということを強く感じました。
今回の作品は、賛否両論あるようなのですが、気になっている方、ジブリファンの方は、これが宮崎作品最後のつもりで、映画館に観に行く価値は大いにあるだろうと思いますよ。
ぜひ、劇場で堪能してきてください!
(@^^)/~~~ 行ってらっしゃーい!
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