2013年は、日本にとって?世界にとって?
よく分かりませんが何か新しい節目の年になるような気がして、
伊勢神宮にはどうしてもお参りしたい気持ちを強く持っていたのですが、
ちょうど年の初めの一月にちょっとした連休があり、
夜行バスを利用して、エイヤッ、と伊勢神宮に行って参りました。
本当は伊勢神宮だけのつもりでいたのですが、
諸々調べていくと、
どうやら2日間で伊勢と熊野三社をまわってこれるらしい、、、
ということが判明し、今回初となる熊野にも行って参りました。
という訳で、撮って来た写真をアップしておきます。
伊勢神宮に参拝するのは、2009年以来なので4年ぶりとなります。
横浜発、伊勢市駅行きの夜行バス(片道5500円)
青木バス(株)
に乗って、伊勢市駅に8:30に到着しました。
まずは、歩いて外宮に向かいました。(徒歩7-8分)
鳥居で一礼し、中に入って行くと、
もうすでにそこは聖なる領域という感じでした。
清々しい空気に満ち、
自然と背筋が伸びるというか、厳かな気持ちになります。
砂利の参道を歩いていると、
頭頂部からつま先にかけて、エネルギーが通る感覚がありました。
まずは正宮にお参り。
鳥居より中に入っての撮影は禁止されているので、
ここが中を写せる精一杯の場所です。
中の建物はとても簡素でありながら、
やさしい神気に満ち満ちていて、
有難くて涙が出そうな気持ちになります。
私が今回の正宮参拝で感じたことは、
神様は空気のようなものだぞ、ということでした。
何か神様的な実体というものがある訳でなく、
濃淡はあるものの空気のようにどこにでも存在している、ということです。
そしてこうしてわざわざ聖地を訪れなくても、
実は人間の体自体が聖なる宮(神社)であり、
そこに神気を発するようにする、
すなわち、あらゆるものに対して常に思いやりの気持ちをもつようにすれば、
そこが神気を宿す神社となる、ということでした。
なんとなくそんなイメージを得ました。
近くの池↓
正宮を離れ、
風の宮↓
土の宮↓
を参拝。
神宮の境内には、貫禄のあるぶっとい樹がたくさん生えており、
まるでこれらが寄り代のような働きをして、
神気を周囲に発散しているような気がしました。
石段を登り、、、
多賀宮を参拝↓
もと来た道を戻って、、
再び正宮にお参りしました。
鳥居の横の樹がとても立派で神々しいです。
ひと通り参拝を終え、
豊受大神宮のお札(500円)
を神棚用に購入し、外宮をあとにすることにしました。
こちらの池のほとりにある建物は遷宮館といって、
今回の式年遷宮を記念して建てられたらしいです。
(遷宮は今年の秋)
外宮案内図↓
次は、この案内図の右下にある月夜見宮に行きました。
歩いて10分ほど。
こちらも外宮の域内と同じく、
小さいながら厳かな雰囲気が漂っていました。
建物右手にある大樹↓
月夜見宮は、明治神宮みたいに
入口がこのように直角に曲がっているんですよね。
どんな意味があるんでしょうか。。。
さて今回の参拝は熊野に行くこともあって、かなりタイトなスケジュール。
いつもは外宮-内宮間およそ3kmの行程を歩くのですが、
今回はバスで行くことにしました。
月夜見宮を出て、少し駆け足で外宮前のバス停にもどり、
ちょうど来た内宮行きの乗り、いざ内宮へ!
ものの10分で着きました。やはり文明の利器は便利ですね。
いつもは40分くらいかけて歩いてましたから。
今回は内宮前バス停で降りましたが、
ひとつ手前の神宮会館前で降りた方が良かったようです。
一つには、距離があまり変わらないこと、
二つには、それだけの距離なのに90円アップすること(笑)
三つ目は、皆が内宮前で降りるので、かなり混雑して時間がかかること。
次回バスを利用するときは、神宮会館前で降りることにします。
で、こちらが内宮入口の鳥居です。
橋から五十鈴川を望む。
向こうに日本の国旗がはためいてます↓
橋を渡って、
さらにいくと、五十鈴川の川べりに出られます。
昔はここで手を洗ったとか。
それにならって、私もここでも手を洗いました。
(水はかなり冷たい)
最初に、近くの瀧祭神を参拝。
そこから道沿いに進んで、、、
こちらの橋ををわたり、、
風日祀宮(かざひのみのみや)を参拝↓
また橋を渡って、、
正宮へ、、、
こちらも正宮は、写真を撮れるのはここまでです。
正宮の参拝においては、
外宮より内宮の方が、
より優しく清らかな感じを受けました。
正宮を参拝し、、
荒祭宮(あらまつりのみや)を参拝↓
内宮案内図↓
こうしてひと通り、
ありがたいありがたい参拝させて頂き、
内宮をあとにすることにしました。
次に向かったのは、
内宮の近くにある猿田彦神社。
猿田彦は、天照大神の孫である
ニニギノミコトの天孫降臨の際、道案内をしたとされ、
旅の神、導きの神として知られています。
境内には、さるめ神社もありました↓
裏手にある神田↓
こうして猿田彦神社も参拝し終え、
近くの浦田町バス停へ。
ここから11:34発のバスに乗る予定にしていたので、
ちょうど伊勢の地に降り立ってから3時間、
すこし駆け足の参拝でしたが、予定通り
外宮、内宮、猿田彦神社を参拝し、
なんとかバスに間に合いました。
いざ、伊雑宮(いざわのみや)へ!
20分ほど山道を行くと、川辺というバス停でおります。
そこからまた少し小走りで(笑)10分ほど、
伊雑宮です。
こちらも鳥居をくぐると、
内宮に勝るとも劣らぬ、
とても明るい清々しい気に満ち満ちていて、
優しい気持ちになります。
こちらが伊雑宮、天照大神をおまつりしています。
近くの建物↓
境内に生えてる寄り添う大樹↓
ありがたく参拝させて頂き、
優しい気に包まれつつ、伊雑宮をあとにしました。
本当にここは穏やかで清らかで心が洗われる気がします。
ここから最寄りの近鉄の上之郷駅へ(徒歩数分)。
上之郷駅発12:30の電車に乗らねばならなかったのですが、
予定通り乗ることができました。
ここから鳥羽まで行き、JRの急行みえに乗り換えました。
中は、ガラッガラ(笑)!
車両一両貸切状態です。(嬉)
鳥羽駅で買った駅弁を膝に置いて、、
やっほー、景色サイコ~!
25分ほど乗って、多気に到着。
駅のまわりは、、、
♪♪なんにもなーい、なんにもなーい、
まったくなんにもな~い。
ここでは特急を50分まちだったので、
一度外に出て、車内で食べるものなどを調達しました。
でホームにある暖房のついた待合室にいくと、
一組の老夫婦がいらっしゃいました。
どちらまで?
と尋ねると、同じ特急に乗って紀伊勝浦まで行くとの事。
あ~そうですか、同じですね。
などと話が弾みました。
こうして旅の途中であったひとに話しかけることで、
知らない情報などを思わずゲットできたりするので
私はなるべく話しかけるようにしているのです。
で、話しの中で、
実はじいさんは94歳なんですよ、
といわれてびっくり。
70代くらいにか見えないし、
身のこなしや、話し方などもとても90代には思えませんでした。
すごいですね~
というと、生きている内にやりたいことは、どんどんやってかなきゃね~
などとおっしゃってました。
自分も90を過ぎても、
飄々と好きな所を旅するじじー
でありたい、と思うのでありました。。。
さて、おじーさん、おばーさんは指定席に乗られるという事で、
別れ際に板チョコをもらってしまいました。
(オイオイ、ワシは小学生か!?(笑))
で、私は自由席に行き、こちらも余裕で座れました↓
途中海の景色も見えたりしましたが、
歩き疲れもあって、瞼が重くなってきて、
2時間強の移動中ほとんど寝ていました。。。
で、16:40に目的の紀伊勝浦到着です!
こちらが乗ってた特急
ワイドビュー南紀5号↓
紀伊勝浦駅から↓
駅には、ホテルの車が迎えに来て下さっていました。
今回泊まったのはコチラのホテル↓
休暇村 南紀勝浦
こちらが部屋↓
一応、オーシャンビューです!
一日中歩きまわったこともあって、くったくただったので、
チベット体操と柔軟をして、、、
温泉へGO!!
ホテルのHPより↓
何より、海の見える露天風呂が素晴らしかったです。
私が入った時は、あたりは真っ暗。
星空を眺めながらの入浴でした。
足を思う存分ぼかーんとなげやって、
お湯につかりながらオリオン座とか眺められちゃうのです。
うわ~、サイコ~
と一人ゴチてしまいました。。。
この日一番(!?)心の底から
ありがとう
と思いました。
( え、神社じゃないの(笑) )
入浴のあとは、夕食です。
まず出てきたのが、伊勢エビのお造り。
プリプリしていて、甘くてとても美味しかったです。
こちらは熊野牛↓
私、基本ヴェジタリアンですが、
出てきたものは頂きます。
料理をひとつ食べ終わるたびに、伊勢エビ↓
伊勢えび↓
そして最後も伊勢エビの赤だし汁
全部で伊勢エビ2匹使っているということでしたが、
ん?もっと使ってんじゃないか、、、という感じでした。
他、ご飯や地元の魚を使った干物や
スイーツなんかはすべてバイキング形式で、
どれも美味しく、お腹一杯になってしまいました。。。
勝浦って漁港があるので、(マグロも有名)
海の幸が美味しいんですよね。
聖地巡礼のはずが、
温泉とグルメの旅になってしまったような、、、
こうして、初日の夜は更けていったのであります。。。
つづく
参考:
伊勢神宮
青木バス(株)
休暇村 南紀勝浦
彦兵衛のブログ:
伊雑宮(いざわのみや)【2009年1月12日】
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