バスで新宮駅出ると、
右手はずっと熊野川です。
少し白濁しているのが特徴的だなと思いました。
それにしても、河川敷が広い!
穏やかな雄大な流れでありました。
バスに揺られること1時間20分ほどで、
熊野本宮というバス停で降りました。
が、ここは本宮の前ではなく、まだ歩かなきゃいけないようでした。
道路を歩いていくと、右手に巨大な鳥居が見えてきました
かなり離れているにもかかわらず、この大きさです。
デケェ~、と思いつつ、そ
れにしてもなんで本宮のバス停で降りたのに
こんなにあるかされるんだ?などと思っていました。
ここから更に歩くこと数分で、
熊野本宮大社に到着しました。
コチラの木の鳥居で一礼し、
石段を上って行きました。
左手に古い本宮の絵が飾られていました。
どうやら昔は川の中州にあったようです。
ということは、あの来る時に見えた巨大な鳥居は、
もと熊野本宮があった場所なんだ、ということがわかりました。
工事中の門をくぐって、、、
こちらが熊野本宮の社殿です↓
貫禄があって素晴らしいです。
建物の右端には、八百万の神をお祭りする祠があり、
かなりいい雰囲気を醸し出していました。
境内はとても清々し空気に満ち、
凛とした緊張感とともに、木のぬくもりを感じました。
ここでお参りさせて感じたのは、
人間は自然と調和して生きていくものだ、
ということでした。
なんでそんなイメージが湧いたのかは分かりませんが、
このシンプルで美しい社殿と周りの景色との調和
がそう感じさせたのかもしれません。
どこか懐かしい感じがありました。
古代日本はこんな感じだったのかな~、などと思いました。
もっとずっと境内にとどまっていたい気持ちもあったのですが、
10分ほどで境内をあとにしました。
また石段を降りていきます。
鳥居を出ると、
大斎原(おおゆのはら)
への道しるべが出ていました。
あの来る時にみた大鳥居です。
矢印に従っていってみることにしました。
大通りを渡り、細い道を抜けると、、、
ど~~ん、向こうに
あの巨大な鳥居が聳えています!
下の右手に走っている軽自動車と比較してみて下さい。
石畳の道を進んでいきました。
近づくと、まるで巨大ロボが立っているかのようです(笑)。
本来は、ここに熊野本宮大社があったんですね。。。
真下から見るとこんな感じです↓
デカすぎて、片方ずつしか入りませんでした(笑)
鳥居を過ぎると、樹の廊下になっていました。
明治に水害にあい、いまの場所に移す前は
こんな感じだったようです。(敷地にあった案内板より)
よく、まあ、川の中州になんか神社を立てたものです。
熊野本宮大社と大斎原(おおゆのはら)を見学し終え、
時刻は13時をまわっていました。
来る時に左手に見つけていたパン屋で昼飯を買う事にしました。
パン屋さんに入ると、
壁に去年の夏の水害時の写真が飾ってありました。
魔女の宅急便のフィギアがかわいい↑
下のガソリンスタンドは、私が通って来た時のものですよ!
(むこうに大鳥居も見えてますね)
参考↓
げぇ~、こんなに水が来たんですか~、
と思わず店のおばちゃんに言ってしまいました。
だって、河川敷があれだけの広さがあるにもかかわらず、
この水かさですよ。尋常じゃないです。
私はこれを見て、神社で感得したイメージを理解しました。
自然は穏やかな時もあれば、こうして牙をむくこともある。
それらすべて含めて自然なんだと。
人間は、こうした自然の中に生きている、生かされているのだから、
自然と調和をもって生きていくようにしなければならないんだと。
それにしても、去年の水害は凄まじかったんですね。
現地に来てみて初めてその凄さを実感しました。
さてパンを買って、バスを待つこと数分
13:20発のバスに乗りました。
いや~、車窓からの景色が素晴らしいです。
でもこの穏やかな川も
時に濁流と化し、迫ってくることを考えると、
自然はやさしいばかりじゃないんだな、と感じさせられます。
車内では、こんな景色を見つつ、パンを食べたのですが、
このパンがメチャメチャ美味しいのです。
お、なんだ、なんだ、このやさしい味は!?
パン屋のおばちゃん
(というよりちょっとおばあちゃんという感じかな)
の顔が浮かんできました。
魔女の宅急便のフィギアがありましたが、
ちょうどあのアニメの中に出てくる
孫のためにパイを焼くやさしいおばあちゃんのような顔をしていたなぁ~
といまさらながらに思いました。
やっべー、このうまさ、
また来た時にもあのパン屋あったらいいなぁ~
と思ったのでありました。
つづく
参考:
熊野本宮大社
手づくりパン マーブル
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