剱岳・立山登山の最終日、
剣山荘での日の出↓
太陽が生まれてくる、、、
という感じでした。
日が昇っていくにつれて、
山肌に太陽が当たり、
大地が新しい一日の始まりを
喜んでいるかのように感じました。
夜は布団がとても気持ち良かったこともあり、
ぐっすり眠れたのですが、
そういえば、部屋の入り口の所に
寝具に関することが何か書いてあったなぁ
と見直してみました↓
人体から発する水分を吸収して発熱する
ブレスサーモ
というミズノが開発した素材
を使っているらしく、
とてもぬくぬくで気持ちよかったのです。
暑いときには裏返して使うそうなのです。
すんげぇ~、こんなものがあるのか、、
ぜひ家に一枚ほしぃーー
と帰ってから検索してみたのですが、
あるにはあるのですが、種類が少なく、
また山小屋で見たのと同じような機能のものは
売ってないようでした。。
山小屋の朝食(5:30)↓
本日は時間に余裕があるので、6:30頃出発しました。
昨日剱岳には登っているので、
本日は立山連峰に登り、
雷鳥荘を目指します。
空はすっきり快晴です!
いやいや~、素晴らしい、、
まずは起点となる劔御前小屋を目指します。
行きに、アイゼン必要と書いてあったコースを
通ってみることにしまた。
というのも、宿で知り合った人によると、
別にアイゼンなんか必要なく来れたとのことでした。
こんな道を登って行って↓
案の定、雪渓に出ましたが、
アイゼンは必要なさそうです。
こんな感じの所をいくつか越えていきました。
途中、立ち止まっては、周りの風景を撮影、、。
向こうにキャンプ場が見えています↓
拡大↓
行きに通ってきた劔沢キャンプ場ですね!
いや~、景色の綺麗なこと、、↓
最後の雪渓を渡って、、
御前小屋に到着↓
はい、標識を確認して、、
今度は別山を経て、
雄山(おやま)方面に向かいます。
小屋の横を通って、、
また、同じ分岐点ですね!
昨日は、ここを左に降りて行きましたが、
本日は、右に登っていきます↓
最初に目指す別山↓
尾根筋からの景色がまたイイのであります↓
尾根をぐんぐん登って、、
別山到着!
向こうに昨日登った劔岳が見えています↓
剱岳拡大↓
こう見ると、実に雄々しい山ですね、、、。
ここから尾根を歩いて行って、
最初のピーク、富士ノ折立を目指します。
荒涼とした尾根をとぼとぼと歩いていきます↓
右手には、バスターミナルの方向の景色が、
白と緑のまだら模様になって見えています↓
はい、富士ノ折立(2999m)到着↓
眼下には、黒部ダムが見えていました!
感動!
頭の中には、プロジェクXの主題歌になった
中島みゆきのテーマ曲が流れていました(笑)。
むこーーの方に目をやると、、
槍ヶ岳がその尖った姿を見せていました!
(次はあのてっぺんだーー、と心の中で叫んでいました)
この富士ノ折立から少々歩いていくと、
大汝山↓
これが、例の映画
春を背負って
の舞台となった大汝山の山小屋。
この時は、映画の舞台になっていたことなど、
つゆほども知らず、
ほぼ素通りでした、、、。
(知っていたら、せめて中だけでも覗いたかも、、、)
で前を通り過ぎて、少し行ったところに登り口があって、
少し登ると、ハイ頂上↓
大汝山(おおなんじやま:3015m)
やはりここからも眼下に黒部ダムが見え、
向こうには槍がその威容をあらわしていました!
尾根の先に目をやると、
次のピークの上に建物らしきものが確認できます↑
大汝山を下って、また尾根をズンズン歩いていきます。
右下は、白と緑のまだら模様↓
次の頂きが近づいてきました↓
で、到着、雄山(おやま)です。
人が溢れ返っていてびっくり、
特に小学生の団体でいっぱいでした。
ここは神社の敷地のようで、、
ここから先に上がるには、
500円払わなければなりません!?
うわ、500円って、ぼったくり、、
とちょっと思ってしまいました。。。
上に登るには人数制限があり、
15分ほど待って、ようやく上に登れました。
↑こちらの祠の前に全員が脱帽でひざまずき、
神主さんが登山の無事を祈って、祝詞を唱えてくださいます。
それが終わると、お神酒が配られ、全員で回し飲みします。
登山の無事って、、
もうこれが最後の峰なんですが、、、
って感じでした(笑)。
↓雄山頂上(3003m)の碑
御祈祷が終わり、11時台だったので、
昼飯を食べることにしました。
山小屋でもらった弁当↓
まわりはこんな感じ↓
さっき御祈祷をうけた雄山てっぺん↓
こんな景色をおかずに昼ご飯を済ませ、
山を下ることにしました。
三角点の碑↓
さて、降りようかと下山コースを見ると、、、
どど~ん、小学生の集団が
ずーーっと下まで列をなして
ゆっくりゆっくり降りているではありませんか、、、。
おいおい、勘弁してくれやぁ~
といった感じで、
小学生の間を、彼らの下山の邪魔にならないように、
そろり、そろりといった感じで降りて行ったのであります。。。
(いや、これはある意味今回の登山で一番疲れたかも、、(笑))
下山した所にある一の越山荘↓
その前で集合している小学生集団↓
この少し先に行ったところで、
劔岳登山時に出会った林さんに出会い、
話を色々聞くことができたのであります。
日帰りで雷鳥荘の温泉に入りに行くとのことで、
一緒に雷鳥荘に向こうことになりました。
あとは、ハイキングコースを歩いていくだけです!
途中にある池のキレイなこと!
ここからの山の景色も凄すぎます!
20分ほど歩いて雷鳥荘到着。
まずは荷物を置いて、
↓窓際ベッドの上段
窓からの景色↓
温泉に向かいました!
登山のあとの温泉は、もうサイコー!
また風呂からの景色も、ほぼ上のような感じで、
最高のロケーションでした。
林さんとは、風呂でも色々と話をさせて頂き、
彼は時間があるので、先に上がっていきました。
私は心ゆくまでゆっくりつかってから上がり、
とりあえず館内をうろついてみました。
↓廊下に貼られていたポスター
これをみて、さっき通ってきた山小屋が
この映画の舞台であったことを知ったのであります。。。
フロントに明日のるバスの時刻表があったので、
デジカメで撮っておいて、メモ代わり!
団らんスペース↓
なんか、めっちゃ雰囲気よくないですか?
部屋の隅に天体望遠鏡が、、、
吊り下がっている紙を見ると、、、
な、なにぃ~、星空観察会!?
行くでしょ、ぜったい、いっちゃうでしょ~、こんなん!
と、ひとりごちていました。。
館内を一通り見たので、
ちょっと外に出てみました。
うわー、すんげぇ~、、、
雷鳥荘(正面)↓
夕暮れ時↓
雷鳥荘の右下が地獄谷で、
硫黄のガスががもくもくとあがってきており、
夕日とあいまって幻想的な光景をつくっていました。
日がかげっていきます、、
はい、そして、待ちに待った夕食↓
ふつう山小屋じゃ、こんな豪勢な食事は出ません!
これは、完全に普通の温泉旅館です!!
山の麓だけに食料の調達は
そんなに手間ではないんでしょうね。。
私の部屋は8人部屋なんですが、
入っていたのは私も含めて3人だけ、、。
すぐに話し込んでしまい、
一人の方は沖縄から来てらっしゃる方で、
メールアド交換させて頂きました。
有り難いことです。
夜は8時ころ外にでて、星空観察会に参加しました。
土星の輪をはじめ、珍しい恒星だとか、
銀河とか、最後の最後まで残って、
10程の星々を見ました。
b(^3^)b
そして就寝、、、
(-_-)zzz
翌朝は、4時頃には起床、
食事開始の20分前には食堂に並び、
一番に朝ごはんを頂きました↓
この日は、前線が通過するとのことで、
外の天気は昨日と打って変って大荒れ。
山荘からバスターミナルまでは30分ぐらいだし
傘さしてこーー
なんてレインコート+傘で歩いていったのですが、
風が強く、認識が甘かったようで、
途中で何度も傘が裏返り、
軸は強風によってひん曲がるしで、
最後の最後まで、ちゃんと山の装備で勝負しなきゃな~、
といたく反省したのであります。。
帰りは、同室の沖縄の方も同じ方向だったので、
途中までずっと一緒でした。
室堂のバスターミナル↓
各地を映し出しているモニターがあったのですが、
↑天候が悪すぎて何も映っていない(笑)
これから通る大観峰は、
なんとか景色が見えている!
黒部ダムは、
まだ雨も降っていないようでした。
さっそくバスが来たので乗り込みます↓
いわゆるトローリーバスというやつで、
上にパンタグラフのようなものがついていて、
電気で走ります。
(北朝鮮の町によく走ってますよね)
はい、大観峰到着↓
ここから乗り換えて、
ロープウェイに乗ります↓
数分の乗車で黒部平に↓
ここから更に乗り換えて、
ケーブルカーに乗車↓
中の様子↓
で、駅到着後、トンネルをくぐって、、
黒部ダム到着です↓
いや~、デカイねぇ~
時間があったら遊覧船にでも乗りたい
と思っていたのですが、
天気が悪かったのでやめました。
石原裕次郎氏のプレートがありました↓
この時、彼の映画
黒部の太陽
ぜったいに観ねば、、と思いました。
またまたトローリーバスに乗り、、
扇沢に到着です。
トローリーバスの模型↓
ここで、沖縄の彼は長野に出るということで、
別れることになりました。
長野から新幹線に乗って東京を目指すのが、
時間的に最短ルートなのだそうです。
私は、バスでJR信濃大町駅を目指します↓
バスから何か祭りのようなものをやっているのが見えました↓
信濃大町駅到着↓
ここに
立山黒部アルペンルートの案内図がありました↓
すんごいね、よくぞ、こんなトンネル掘ったものです。。
駅でも稚児を乗せた馬が通っていきました、、。
ぽっく、ぽっく、、、
信濃大町駅から松本に出ました。
松本からは安いので高速バスに乗って
帰ることにしたのですが、
時間があったので、食べログで評価の高い
蕎麦屋に行ってみることにしました。
このざるそばが1000円
え、これが美味しいといわれる蕎麦なの、、
って感じで、がっかりでした。
美味しい蕎麦なんて幻想だ、、
と思いました。
もうワッシはふつうの天ぷらそばで十分です。。
松本から東京へはいつも特急に乗って帰っていたのですが、
高速バスは半額位の値段でいけるので、初めて利用してみました。
日曜の午後ということもあり、
道路は渋滞、到着は2時間遅れ、というありさまでした。。。
まあ、使いようですかね。。。
空はすっかり夕暮れどき、、
夕食時になっていたので、
せっかくなので新宿で評価の高いインドカレーを食べてから帰りましょ!
ということで↓
で私の大好きな、
サグパニールを頂きました。
キターーっ!
てほどの感動はありませんでしたが、
ナカナカのお味でした。
こうして、登山の最後はいつも、
温泉、グルメ紀行
に早変わりしてしまうのですが(笑)、
今回も無事に
剱岳・立山
に登ってくることができたのでありました。
あ~、楽しかった!
おしまい
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