最近、ババッとまとめて映画を観たので、
紹介も兼ねてどんな映画を見たのかを書いておきましょう。
まず見たのが、石原裕次郎や三船敏郎主演の
黒部の太陽
という作品です。
私は、そのダムの圧倒的なスケールに驚嘆させられたのです。
ダムの規模というのは、ダムそのものも確かに凄いのですが、
ダム建設にあたってつくられた
トンネルやケーブルカー
といった施設の大規模さに度肝を抜かれたのです。
私は今回の登山、まず夜行バスで富山につき、
そこから電車、ケーブルカー、バスを乗り継いで、登山の起点となる室堂に行きました。
で、帰りはまたその室堂から、
トローリーバス、ロープウェイ、ケーブルカーに乗って黒部ダムにぬけ、
そこからまたトローリーバス、路線バスに乗ってJRの信濃大町駅に至ったのですが、
それらの施設群すべてが、
黒部ダム建設のために設けられた
ということなのだそうです。
写真参照↓
なんという、とてつもない規模の工事でしょう！
黒部ダム建設というと、プロジェクトXを思い起こします。
ただ、映像を見ただけでは、
へぇ～、たいへんだったんだろうな、、、
くらいで終わってしまいます。
しかし実際にそのルートを通り、その壮大さにふれると、
俄然興味が湧いてくるのです！
いったい全体、どうやってこんな壮大な工事を成し遂げたのか、、
私の脳裏には、
百聞は一見に如かず
という言葉が浮かんでいました。
現地で直に触れ、実物を見てみることによる学びって大きいんだな～、
と実感した次第であります。
映像や本、ネットなどで、知ったつもりになっていてはいけないんだな、、
と強く思いました。
で、帰りの黒部ダムに行くまでに乗ったトローリーバスの車内で、
この工事を題材とした黒部の太陽という映画があると解説していたので、
これはなんとしても見てみねば！
と思ったのです。
で、登山から家に帰宅する途中で、
ザックを担いだままツタヤに寄り、この映画を借りてきたのです！
この映画は、石原裕次郎や三船敏郎という大スターがキャスティングされていることのほか、
様々な名優の方々がたくさん出ており、
また時間も4時間近くあって、
色々な意味で壮大なスケールの映画です。
圧倒的な立山の大自然をバックに行われる大工事が、スゴイ迫力で再現されており、
黒部ダム建設の過程もよく説明されており、
また昭和の人たちの熱のこもった演技にも惹かれるものがあり、
新鮮かつとても面白かったです。
DVDの最初に、この黒部の太陽を含む、
石原裕次郎が心血を注いで作った5作品の紹介がありました。
いずれもドキュメンタリーで、
石原裕次郎ってただの俳優じゃなかったんだ、、
とはじめて知りました。
私の中での石原裕次郎のイメージは、
太陽にほえろで、革張りの椅子にドカッと座って、
眉間にしわを寄せつつ、偉そうに部下に指示を出している姿なのですが、
映画作りに対してたぎるような熱い情熱を持っていたひとだったんですね。
私は本作品と、この紹介映像を見て、
プロジェクトXのコンセプトは、ここからパクったんじゃないか、、、
と思ったぐらいです。
いずれ、この全5作品すべてを見てみたいなぁ、と思っています。
さて古い映画も味があっていいものですが、
やっぱり映画といえば、劇場で上映されている新作映画ですよね！
私は、先日の8/1の映画の日に、一気に3本の映画を観てきました。
観た順に書いていきましょう。
まず最初に観たのは、思い出のマーニー！
映画『思い出のマーニー』 大ヒット上映中！
思い出のマーニー - 作品 - Yahoo!映画
ジブリ映画はすべて映画館で見ることにしているので、
この夏、この作品だけは絶対に映画館で観ようとおもっていました。
私は原作を読んでいるので、内容はほぼ知っているのですが、
舞台が日本（北海道）になっていたぐらいで、
あとはほぼ原作に忠実に描かれていると感じました。
まず評価すべき点は、景色の美しい描写ですね、
細部まで丁寧に描き込まれていて、とても綺麗でした。
ほんと、これはジブリならでは、といえるでしょう。
キャラクターもよく描きこまれており、声優も良かったです。
ストーリーも最後ぐっとくるものがあり、
涙もろい人は泣いちゃうかもしれませんよ（笑）。。。
希望の光が見える、心温まる作品となっています。
ただ欲を言うと、もう一つ、なにか、
こう心の琴線にふれるというか、
見ている人の心をぐっと鷲掴みにしてぐいぐい引き込むような何かがあって欲しかったな
と思うのですが、
それがいまいひとつ何か、自分でもよくわからないのです。
これは私の勝手な願望で、全体としては完成度の極めて高い、とてもいい映画です。
劇場でみる価値大です！！
次に観たのが、春を背負ってという作品です。
映画『春を背負って』公式サイト
春を背負って - 作品 - Yahoo!映画
私は今回の劔岳登山は、この前作にあたる
を観たのがひとつのキッカケでした。
剱岳というのは、明治まで未踏の山で、
明治期に測量の為に頂上に三角点を置く必要があった為に初めて登頂が試みられた山なのです。
この映画は、明治期のその剱岳、初踏破に向けた話なのですが、
この映画を観て、
どんだけ険しい山なんだろう、、、
と興味がむくむくと湧いてきたのです。
実際に登ってみて、現代の私たちは鎖などが敷設されたところを登っていけるわけですが、
明治期の人たちは、ここをいったいどうやって登ったんだろう、、、
と思わずにはいられませんでした。
しかも、三角点を建てるための諸々の資材を背負ってです。
ありえん、、、
それが、私の正直な感想でした。。。
この監督の2作品目が、今回観た春を背負ってです。
場所は、なんと立山なのです。
そう、私は立山を登った後に、雷鳥荘という山小屋に泊まったのですが、
そこで、この映画のポスターが貼ってあり、この作品の存在を知ったのです。
で、舞台は、なんとその日に通った立山の
大汝山の山小屋
雷鳥荘には、俳優たちも泊まったようで、サインや写真などが飾ってありました。
この映画、劇場で公開されている内に観ねば、、、
と思っていたのですが、
地元で上映の最終日になんとか見る事が出来てよかったです。
自分が実際に登った山の風景が出てきて、
また山小屋の内情なども知ることができ、とても楽しめました。
ストーリーは、どちらかというとありきたりかもしれませんが、
なんだかほんわかして、心温まるストーリーです。
私は個人的に、俳優の松山ケンイチが好きなのですが、
私にとってはこれも見どころの一つでしたね。
あの、なんともつかみどころのない、頼りなさそうでいて芯のあるキャラがいいですね。
で、最後に観たのが、トム・クルーズ主演の
.jpg)
というSF映画です。
ストーリーは、宇宙人が地球を侵略しており、
人間がなんとか立ち向かっているのですが、あまりに敵が強すぎで歯が立たないんですね。
でも、一部の人間がある能力を身につける事で、互角以上に戦えるようになっていくんです。
ここら辺のことはあまり書かないようにしておこうと思いますが、
映像、ストーリー、俳優ともすべて完璧で、
これぞSF映画！
トム・クルーズ、カッコいいですね！
こういう未来もの、SFもの、凄くあっているように思います。
これは原作が日本人らしく、
調べてみると、漫画もでているみたいなんですね。
かなりレビューの評価も高いようなので、
こちらもぜひ見てみたいと思ってます。
私はこの3本の映画を立て続けに見て、ひとつ共通したテーマにあるように思いました。
それは、繰り返しということです。
それは、世代を継いでいくことにおける繰り返しであり、
また生まれ変わりという意味での繰り返しでもあります。
人は繰り返し体験していくことで、ちょっとずつ、ちょっとずつ、成長していくんだろうな～
と思いました。
でもそこで大切なのは、反省する視点を持っているかどうかということなのかなぁ～と思います。
なんの反省点ももたず、ただのんべんだらりと生きていたら、
ただ同じこと、同じ失敗の繰り返しです。
一つの人生にしろ、世代を超えた人生にしろ、
改善すべき点、問題意識をもって生きることで、
人ははじめて成長していくんだろうな、と感じました。
ということで、毎日の生活の中でも、ただ受け身、惰性でなんとなく生きていくのではなく、
常に反省の視点をもちつつ、
過去にやった同じ過ちを繰り返さないように、
過去の過ちを宝として、未来へ生かすように生きてい行こう！
と思いました。
ちょっと、大げさかな、、。
でもそれぞれの作品には、それぞれの趣きがあり、
力があって、とてもインスパイアーされました。
たまにこうやって、空想の世界に耽るのもいいものですね。
本当は、上の3本の他に、
今公開中のゴジラも観たかったのですが、時間の関係上不可能でした。。。
劇場で公開されている内にみれたならなぁ～、と思ってます。
またいい映画などあったら随時紹介していこうと思っています！
では！
参考:
0 件のコメント:
コメントを投稿