劔岳・立山登山の報告をしておきましょう !
まず初日は、夜行バスに乗るべく東京へ。
夜行バスの出発時間は21時過ぎ。
そこでせっかく東京くんだりまで?出てきたのだから、
アソコに行っちゃおうと思っていました。
そのきっかけとなったのがコレ↓
NHKスペイン語講座7月号のテキストを
風呂に入りながらぺらぺらとめくっていると、
普段見ない広告のページが目に留まりました。
ひとつは、右のページの下にある本、
おぉ~、なんだか面白そう、、、
ということで、こちらの本、
風呂から上がるとすぐに図書館にリクエストしたのであります。
さらに、この見開き、左ページの上に目をやると、、
な、なにぃーーー、
ガウディ×井上雄彦 の特別展覧会
だとぉーーー!!
浮力を発見したアルキメデスよろしく、
風呂から飛び出してしまいそうになりました。
これは、見にいなかきゃいかんでしょ!!
ということで、今回夜行バスに乗る前にたっぷりと時間があったので、
開催地の六本木ヒルズに向かったのであります。
おー、これが噂の六本木ヒルズですか、、
下では何か、ドラえもんのイベントが開催されていたようで、
ドラえもんがたくさんいました(笑)↓
↑入口
しかし、美術館の入り口はこちらではなく、
建物沿いに左にいったところに専用の入り口があります。
↓ ビルの正面玄関前の蜘蛛のようなオブジェ
展示はどうであったかというと、、、
バルセロナで数々のガウディの建築を実際に見てきた者にとっては、
いまひとつ、ふたつぐらい物足りなかったです。
もっと、展示の仕方に工夫があるだろぉーー、、
と思わずにはいられませんでした。
参考: 彦兵衛のブログ↓
今回の東京の展示を見て改めて感じたのは、
ガウディの建築は生きている!
ということです。
こうして東京に、
ガウディの建築
といって切り取ったものを展示すると、
そのイキイキとした生命感がなくなってしまうのです。
それはまるで、生きて動いていた昆虫をまじかに見ていたのに、
死んだ昆虫標本を見せられて、
これがその昆虫です
と言われているような気分でした。
でも収穫もあり、
ひとつは、バルセロナの展示ではみることしかできなかった
ガウディ作の椅子のレプリカ
に実際に座ることができたことです!!
↓以下は、バルセロナで撮った椅子
(同じものが置いてありました)
スペインでも、見るたびに座ってみたいなぁ~、
と思っていたので、レプリカとはいえ、座ることができて大満足でした。
思っていた以上に、やわらかく、温かみのある座り心地でした。。。
あと、私は井上雄彦氏のバガボンドはいまだに集めているのですが、
彼が描いた、ガウディの幼少期の漫画は迫力があってよかったです。
ガウディは小さい頃、体が弱く、あまりほかの少年たちと活発に遊べず、
それ故なのか、自然の構造美に惹かれていったというのは
今回初めて知りました。
世の天才と呼ばれる人たちは、
若いころに大きな病気をしていたりすることが多いですよね。。
また、井上雄彦氏がバルセロナのカサ・ミラに
アトリエをもっているというのを知り驚きました。
類は友を呼ぶというか、
道を究めていくと、同じような境地に達するというか、
共鳴するものがあるんでしょうね。。
井上雄彦氏の漫画に対する姿勢は、
まさに求道者そのものって感じですからね、、。
さて、ガウディ×井上雄彦の展覧会を堪能した後は、
時間に余裕があったので、
六本木周辺で極めて評価の高いインドレストランに行ってみました。
ニルヴァナム (Nirvanam)
食べログで、レビュー数が400件超えにもかかわらず、
評価4以上、食べログTOP1000
に入っちゃっているインドレストランです!
美術館に一緒に行った友人と、コース料理を頼みました↓
美味しいことは美味しいのですが、
予想していたよりかは、、
といった感じでした。
食べログを見て期待を高く持ちすぎたせいでしょうか、、。
感激するというまでのものはなかったのですが、
美味しいことは間違いないです!
さて、ゆっくりインド料理を堪能した後は、
東京駅の西口の高速バス乗り場に向かいました。
富山までたったの5000円で行けてしまいます!
きときとライナー
ふつうにJRで行ったら、その3倍くらいかかります。
しかも乗り換える必要ないし、、。
高速バスって便利ですね~。
東京を21:45に経ち、
私は車内で
(-_-)zzz
翌朝5:10、定刻より少し早めに富山駅に到着しました↓
なんか落ち着いていて、いい街ですね~、、富山って。
↓乗ってきたバス
富山駅北口↓
路面電車の駅↓
私の乗る電車は、駅の反対側だったので、
地下を通って向こう側に出ました。
↓電鉄富山駅
↓立山行きの急行がとまっていましたが、
別にこれに乗る必要もなかったので、
予定通り、近くのコンビニに食糧調達に行き、
服を登山用に着替えたりしていました。
富山地鉄電車 沿線ガイド↓
私は、富山駅からこの電車で立山まで行き、
バス、ケーブルカー、バス と乗り継いで、
登山の起点、室堂を目指します。
こちらが私の乗る電車↓
味があって、カッコいいー!
車内のようす↓
内装は木がメインで、乗った瞬間、
おっ、いいな、おしゃれ!
と思いました。
↓このように、ちょっとした展示もしてあったりして、
余裕というか、もてなしの心を感じました。
いいなぁ~、こういう電車!
心の奥の方が、ふっと安らぐ気がします。
駅構内には、電車の行先のプレートが展示してあったりしました。
では、出発! (6:12)
彦兵衛の席↓
背もたれの後ろのバッタさんの絵がまたいい!
最初は街の景色でしたが、
途中からは一面田園風景ですね、、。
↑ 途中のどこかの駅。花が飾ってあって、これまたよい!
ずっと走っていくと、車窓から山が見えてきました。。
おぉ、なんと神々しい、、、。
しかしこの雲。。。
1時間ほど電車に揺られて、立山に到着。
ここでケーブルカーに乗り換えます↓
(乗り換え時間4分!)
ケーブルカーには7分ほど乗って、
美女平に到着。
ここから高原バスにのって、室堂を目指します。
バスの乗客が多いときは、臨時バスが出るようで、
私は予定より10分早い、臨時バスに乗ることができました。
(^_-)b ☆ ラッキー!
車窓からは、屋久島にあるような巨大な杉が何本も見えました。
滝も見えたりして、、、
路線バスにもかかわらず、
要所要所で止まって解説までしてくれるので、
観光バスのようでした。
次第に高度があがって、樹がなくなり始めました↓
そして、また雪が、、
雲が、、、
↓、、、、
オイオイ、また雪と霧と雨ですか、、、
といったかんじで、室堂に到着しました。
コチラが登山の出発点↓
↓はい、視界最悪です!(笑)
一応、地図を確認して、、
とりあえず、地獄谷方面を目指してGO!
途中にあったミクリガ池↓
↓池なんてなにもみえましぇーーん!
ここから少し上がって、
ミクリガ池温泉↓
翌日はここに泊まろうと思ったのですが、
満室の為、あきらめました。。
硫黄の臭いが漂う中歩いて行くと、、
雷鳥荘に到着!
こちらも温泉宿で、翌日はここに宿泊します。
宿をあとに進んでいくと、、
次第に雪が目立ってきました↓
山の斜面では、スキーをしている人たちも、、、
キャンプ場到着↓
ここで地図を再確認して、どっちの方にいくんだ、
と見てみると、、
どうも雲にけぶっているあの雪の斜面の方向らしいんですね。
上の写真の斜面を拡大すると、、、↓
こんな感じで人が登って行ってます、、。。
Σ(・ω・ノ)ノ!
え゛、こんな雪の斜面登ってくの、、
とりあえず、橋を渡って近くまで行ってみましたー。
ここが、先ほどみた雪の斜面の出発点↓
今回、一応軽アイゼンはもってきていたのですが、
雪渓に足跡がついていて、アイゼンをつける必要もなさそうでした。
ある程度登っていくと、途中からは普通の山道になりました↓
少し山道を歩いていくと、、
↓見つけられるかな、、?
雷鳥さんがピヨピヨと歩いていたのです!
なにかの草をついばんでいました。
ふっくら、まるまる太っていて、とても可愛かったです。
人が襲わないことをわかっているのか、
まったく人を恐れていず、
かなり近くで撮ることができました。
山道は続きます↓
ひと休憩↓
少し歩いて、
劔御前小屋に到着↓
ここから、本日宿泊予定の剣山荘までダイレクトに行く道もあるのですが、
要アイゼン、と書いてあるので(笑)、
前もって想定していたように、
劔沢を通って、剣山荘を目指します↓
↓左が劔沢、右は立山(雄山)
一路、劔沢を目指します↓
残雪が多いですね、、
劔沢小屋に到着↓
ここを通り過ぎて、、
少し下っていくと、剣山荘が遠くに見えました↓
周りの風景、、
依然として雲が多い。
雪も半端なくあります。
雪渓をいくつか横切って、、
剣山荘が近くに見えてきましたー↓
近くによると、意外と緑が多くてびっくりです。
受付を済ませ、本日の自分の寝る場所を確認↓
部屋の一番奥の二段目、
なかなかいいポジションです!
奥よりドア方面↓
外に出てみると、青空がのぞいています!
おぉ、これは行けちゃうんじゃないのぉ!!
ということで、必要最低限の荷物だけをもって、
頂上にアタックをかけることにしました!
受付では、山岳警備隊の方から、
11時を過ぎたら頂上に行くのは控えるように
との通達があり、
それ以降の出発は自己責任でお願いします、
と言われていました。
これまでの自分の速度と体力、地図の行程時間、
天候(天気図)などからからして、
十分に明るいうちに帰ってこられる
と判断しました。
山小屋で昼食を食べて一服後の12:30、
劔岳頂上を目指して出発しました!
向こうには、もう完全な青空が広がっています!
一応、地図を再確認して、、
♪頂上目指してゴー、ゴ、ゴー!!
つづく、、
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