少し遡るのですが、片岡球子展つながりで
3月に見に行った展覧会のことを書いておきましょう。
前に駅に行く途中に桜が咲いていたということを書きましたが、
その日は絵を見に行った日でありました。
ブリジストン美術館が、
今年(2015年)の5月から数年にわたり
改装のため休館になるということで、
ベスト オブ ザ ベスト
と銘打って、
所蔵品の中の珠玉の作品を公開中なのです。
ブリジストン美術館
: ベスト オブ ザ ベスト
いやいや、本当にすごい作品ばかりで
見ごたえたっぷり、大満足でした。
で、印象に残った作品を
いくつか紹介しておきたいと思います。
カイユボット
今回展示されていたのがこちら↓
ピアノを弾く若い男
カイユボットの弟さんらがピアノを弾いてる所らしいです。
カイユボットという人は、画家というよりは、
金持ちで画家を支援する人だったそうです。
画家としてこんなにスキルがあるにもかかわらず、
当時彼の作品はほとんど評価されなかったといいます。
私が最初にスゴイ!と思った彼の作品は、
コチラでした↓
去年だったか、どこかの企画展でみたものなのですが、
その写真のような緻密な描写に度肝を抜かれました。
こんなすごい絵を描いているのに、
評価されなかったなんて、ナンデ、ナンデ??
といった感じです。
今回画像検索をしてみて、
同じような題材の絵があることを知りました。
すげー、この床の照り具合とか、、。
あと画像検索してみると、
結構水辺の絵を描いているようです↓
↑これなんか、生命の躍動があり、
透明感があって、私はとても好きです。
さて、ベスト オブ ザ ベスト展には、
巨匠の作品がズラズラっと展示されていたのですが、
とりわけ目を引いたのが、
ゴッホの次の作品でした↓
モンマルトルの風車
ゴッホというと、
ヒマワリとか糸杉なんかを思い出しますが、
こういう風景画も結構描いているんですね。
単なる風景画なのに、すごく惹きつけられるものがありました。
曇天のもとで、風車がビッと羽を伸ばし
力強く回っているのです。
孤独な中にも、強烈な生命力のようなものを感じました。
彼は孤高の人だったんだろうな~と感じます。
これまたどの展覧会だったか忘れたのですが、
こちらのゴッホの絵もとても強烈で、
ポストカードも買ってしまいました↓
サント=マリーの白い小屋
やはりこちらも、孤独な中にも
強烈な生命力の輝きみたいなものを感じ、
立ち止まって見入ってしまいました。。
他にも巨匠と呼ばれる人たちの作品がたくさんあったのですが、
その中にピカソの作品が何点かあり、
うーーむ、、とうなってしまったのがコチラでした↓
生木と枯れ木のある風景
ふざけているようでいながら、
なんだこの迫力は、、、。
そして背景の山がピンクになっちゃってる所なんかも
尋常ならざるものを感じます。。
最後に、この企画展でもっとも私が気に入ったのがこちら↓
サン=マメス 6月の朝
これはシスレーという人の作品なのですが、
このほのぼのとした感じが私はとても好きなんですよね。
今回はもうひとつ、コチラの作品も展示されていました↓
森へ行く女たち
彼の絵は、やわらかな光の当たり具合とか、
遠近法を用いての道なんかが
主題として多いのかなと感じます。
私は展覧会にいってお気に入りのポストカードを
買うたびに、あ、これもシスレーの作品なんだー、
といつの間にかシスレーのものを購入しているのですが、
今回購入したものの他に、部屋に飾ってあるものとしては
などがあります。
他に画像検索してみると、
素敵すぎる絵がたくさん拾えました↓
アルフレッド・シスレー - Wikipedia
いや~、このほのぼの感がたまらんです。
ブリジストン美術館の最後のコーナーには、
紀元前のエジプトやギリシア、メソポタミアの彫刻群が
展示されているのですが、
行くたびに、その造形の素晴らしさに立ち尽くしてしまいます。
一番古いのは、紀元前2千年ぐらいのメソポタミアの彫像なのですが、
まったく古さを感じさせないその造形美にいつも感じ入ってしまうのです。
人はどうして、こうまでして何かを作りたくなるんだろう、、と。
数年後の美術館改修後に、これらの作品がどう展示されているのか、
あるいはされていないのかわかりませんが、
また会えることを楽しみにしています。
一通り美術館を見てから、
付属のショップを見るのも楽しみのひとつなのですが、
ポストカード売り場に、富士山のすごい絵を発見し、
買ってしまいました↓
和田 英作 早春(富士)
画像検索をしてみると、
こんな富士山の絵もありました↓
すげぇ~、、、
朝の空気感が良く出ています。
傑作ですねぇ~、、。
またぞろ山に行きたくなってしまう絵です(笑)。
さてさて、ブリジストン美術館を観終わり、
大満足で廊下に出ると、
壁に色々な美術館の企画展のポスターが貼ってあったのですが、
その一つにこんなものがありました↓
ぉおっ、なんだかオモシロそー!
ということで、歩いて行ける距離にある三井美術館ということもあり、
昼を食べてからこちらの
デミタス コスモス展
にも行って参りました。
と、行く途中のある街角のビルの一室で、
障害者の作品展を置いてあるところを見つけました。
なんかオモシロそうな予感がしたので、少し立ち寄ってみたのですが、
そこで売られていたポストカードにすごく魅力的なものがあり、
またまた買ってしまいました(笑)。
菖蒲 岩本悠介
すげぇ~、この構図、鮮やかさ、技巧の緻密さ、
もうこれプロでしょ!!
他にもプロのの作品と見まがうような
魅力的な絵がたくさんあり、
ポストカードを見ているだけでも楽しめました。
パソナグループ
アート村
で、少し寄り道をしてしまいましたが、
これを見た後にデミタス コスモス展をみにいきました。
贅を尽くした色々なカタチ、
模様の様々なデミタスが展示してあり、
ものすごくオモシロかったです。
デミタス コスモス展
画像↓
こちらの企画展はおわってしまっているので、残念ですね。。
画像検索してみると、こちらの展覧会、
全国をいろいろ回っていた(いる?)ようです↓
デミタスというのは、フランス語でハーフカップ
という意味らしいのですが、
デミタスカップを愛でる文化というものが
あることを知り、なんだか少し嬉しくなりました。
というのも、私もデミタスラバーの一人だからです(笑)。
コーヒーを飲むときは、必ずデミタスを使います。
休日に、曳きたてのコーヒーをデミタスにちびちびとついで、
近くのメチャうまのパン屋さん
ザクロ
で買ってきたパンとともに、録画していた
YOUは何しにニッポンに!などを見ながら
いっぱいやるのが、
私の午後の至福のひとときなのです(笑)。
で、今回トルコに行ったときにも、
バザールによって、
トルコっぽいデミタスカップを
お土産として幾つか買ってきました。
コチラのカップは↓
チューリップがデザインされていますが、
チューリップは、アッラーの象徴なのだそうです。
トルコっぽくていいな、と思い買ってしまいました!
同じ店で買ったのがコチラのカップです↓
カタチが、モスクっぽくて(笑)
一目で気に入り、買いました。
ボーンチャイナのようで、
薄くてとても軽いです。
あとの二つは、
国立のギャラリーのショップで売っていたものです。
ひとつは花柄↓
もう一つは、イスラムの模様がはいっているものです↓
4つの側面にそれぞれ違うデザインが入っていて、
かっちょいい~、
と思って買ってしまいました(笑)。
このデミタスを買うと、
なぜかトルココーヒーが無料でついてくるシステムになっていて、
せっかくなので、売っていたピスタチオのケーキとともに、
2杯のトルココーヒーを頂いたのであります。。
トルコのお土産をあげたついでに、
もうひとつ、トルコで買ったお土産をご紹介しておきましょう。
私の古い?友人の一人にカエル好きの方がおり、
私は旅行に行った先々で
その人の喜びそうなカエルのお土産をかってくるのですが、
今回もトルコのお土産物屋さんでみつけたカエルが
とてもユニークだったので買ってしまいました↓
愛嬌があって、カワイイ!
横から見たところ↓
これは口の所がガバっとあいて、
中に小物を入れられるようになってます。
なんとも愛くるしい表情をしていて、
見た瞬間その友人の顔が浮かびました。
意外なほどに高かったのですが、
値切って、値切って、
最後は私の提示したラストプライスで
店主と握手を交わして購入しました。
イスタンブールのお土産屋さんなどでも、
このカエルくんを時に見かけたのですが、
やはりとても高く、よくあんな値段で買えたな~、
と思っています。
帰国してから友人に渡すと、とても気に入って下さり、
仕事のデスクの上に置いているようです。。。
あー、またこんなことを書いていると、
旅に行きたくなってきました。
さて今年はどこに行こうかなーー、、。
その前に連休、ごーるでんういーくですよね。
思い切って遠くに?いっちゃおうかなーと思ってます。
国内ですけどね。。
ではまた!
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