2017年10月26日木曜日
人間ってなんだ? ~AIを知る
少し前のニュースで、人間に圧勝した碁のソフト「アルファ碁」が、新たに開発された「アルファ碁ゼロ」と対戦し、
後発のゼロの方が100戦して100勝という圧倒的な勝利を収めた、という記事が載っていました。
人類の代表がまったく歯の立たなかったソフトに対して、新たなソフトが100戦して100勝してしまうって、
どんだけぇ~、、って感じです。
しかも「アルファ碁」の方は、人間がこれまでに打った手を研究し、人間と戦えるまでに数カ月かかったのに対し、
ゼロの方は、たった3日間、5百万回の自己対局を繰り返すことで、その域に達したということです。
末恐ろしさを感じます。人間の頭ではとうてい想像もつかない領域ですね。。
以前、NHKでAIに日本の課題について聞いてみるというユニークな番組がありましたが、
これからは人間が考えるより、AIに問題を解決させた方がいい施策がでてくるんじゃないかと思わずにはいられません。
実際、シンガポールでは政策にAIの判断を反映させているということを何かのニュースで聞きました。
いずれ時代はそうなってゆくんだろうなー、、と思います。
さて、いまEテレで
という番組を毎週金曜よる10時から全12回シリーズでやっています。
これほどまでに圧倒的な能力を誇るAI、そのAIとはどのようなものなのか、どのような仕組みで学んでいるのか、
またAIを作ることによって、いったい人間とはなんなのか、ということを考える番組となっています。
人間がふつうに当たり前にやっていることが逆にAIにとって極めて難しかったりするし、
また逆にAIに人間と同じことをさせようとする困難さから、実は人間がやっていることも思い込みだったりするのか、、(たとえば会話の成立など)
なんて思わされることもあったりで、とても知的好奇心を刺激されます。
すでに全12回中、3回まで放送されましたが、過去のものはユーチューブで見れたりします。
興味のある人はぜひ覗いてみて下さい。
ではでは~
参考:
東京新聞 ~新囲碁AIが「アルファ碁」に100勝 「独学」3日で最強に
【ワシントン=共同】米グーグル傘下の人工知能(AI)開発ベンチャー、英ディープマインド社は、最新作の囲碁ソフト「アルファ碁ゼロ」を開発した。
自己対局を繰り返す学習方法を取り入れ、わずか三日間の訓練だけで、トップクラスの棋士を破った旧作ソフト「アルファ碁」に百戦全勝した。
旧作ソフトは、棋士の対局データなど「先人の知恵」を活用した学習方法。
最新作では、囲碁のルールを教えられたコンピューターがひたすら自己対局を繰り返し、勝つ可能性の高い手を学ぶ「強化学習」に特化したのがポイントだ。
膨大な対局データが不要でソフトも単純化できる。数カ月かかっていた訓練期間も短縮できた。
アルファ碁は昨年、世界トップクラスの韓国人プロ棋士らを相手に勝利。その後も進化を続け、今年、世界最強とされる中国人棋士にも勝った。
「ゼロ」は、旧作ソフトとの対局前に、三日間で約五百万回の自己対局を繰り返した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201710/CK2017101902000279.html
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