2020年8月10日月曜日

免疫力を上げるカギは冷水浴にあり?! ~コロナ対策



私は今年度に入って、新しい人と会って話す機会が凄く増えたのですが、

そんな中、あるお母さんから、次のような話を聞きました。

それは、子どもが数年前に大きな病気をした後に、免疫力をつけるために、独自に冷水浴を始めた。

それを始めてから、子どもが本当に体が強くなり、風邪などひかなくなった

というものでした。

冷水浴が免疫力を上げるというのは、医学的な根拠があるものなのだろうか?

と思った私は、ネットで、冷水浴、免疫力などで色々と検索してみました。

すると、ある地域で行われている予防医学的な取り組みの一つが、まさに冷水浴であるとの記述を見つけました。

どうやら、それを主導している先生がいらっしゃるようで、その方は本を出しているようでしたので、さっそく図書館で借りて読んでみました。

それがコチラです↓




著者が語るには、特に子供の内から冷水浴をさせることで、副腎皮質ホルモンが鍛えられる。

副腎皮質ホルモンというのは、アレルギーを抑える作用があるらしいのですが、

これが冷水浴をさせることで鍛えられ、結果として、アトピー性皮膚炎がよくなり、

また免疫力が鍛えられることで、体に抵抗力が出来て、風邪などにも引きにくくなるのだそうです。

実際に、東京の日ノ出町という所で町ぐるみの予防医学で、この先生の考えが実践され、目覚ましい成果を上げている、とのことでした。


先生の考え方は、人間は、原始時代から何万年も、暑さ、寒さにさらされ、飢えにさらされてきた。

日中は、狩りなどに出かけよく運動をしていた。

従って、現代の人間も、体をよく動かし、暑さ、寒さにもさらすのが良い、朝食も抜くのが良い、とのことでした。


私は、先生の考えの本質的な所に共感する部分が多かったので、では自分も冷水浴を始めてみようかと思い、実践しています。

風呂上がりに冷水を掛かる、というのをやってみたのですが、

これをやると、交感神経が優位になってしまうのか、なかなか寝付けづ、眠りが浅くなってしまったので、

風呂に入る前に全身に冷水を浴び、そのまま体を洗い、その後湯船につかって温まって、リラックスしたまま上がる、というのが自分に合っているようでした。

これだと、いつもの入浴と同じで、ぐっすり眠れます。


また私は毎朝、起きてから冷水で足を洗ってきたのですが、ついでに全身に水を浴びてしまえ、と朝も冷水浴をしています。

これをやると、頭がすっきり目覚めますね。その後はいつもの自分の運動をしていますので、体が冷えていてもすぐに暖かくなるのでちょうどよいです。


ということで、現在、冷水浴を実践してみているところです。

余談ですが、冷水浴を予防医学として実践している地域では、子どもにさせるだけでなく、親も一緒にするそうで、

特にお母さんは、肌が綺麗になる、ともっぱらの評判で、高級化粧水より、よほど効くとの話が書かれていました。


先生は、冷水浴の他に、その考えの大きな柱として、朝食を抜くことも、主張されています。




私は以前、やはり朝食を抜くのがいい、と言われているあるお医者さんの本を読んで実践してみたことがあるのですが、

体重が激減りして、頬がこけてしまったので(笑)、タダでさえ、普段BMIが18-19辺りなのに、これはヤバいと思い、やめました。

ただ、今の人たちは、あまりに食べすぎているので、時に、一食ぐらい抜くのは、健康にいいのかもしれない、と感じました。


先生の考えの根本には、体を甘やかさない、ということがあるようです。

私もまったくその通りだと思います。私は本書を読んで思い出したのが、上野動物園に初めてコアラが来た時の話です。

異国から珍しい動物が来たのだから大切に育てなくては、と温室で大事に育てていたら、逆に病気になって死んでしまったとのことでした。

それ以来、むしろもっとワイルドに育てるようになって、元気に育つようになったというエピソードです。


人間も、やはり適度に負荷を与えることで、体が丈夫になる、という側面があります。

筋肉に負荷を適度に与えられれば、筋肉がつくし、骨に荷重がかかることで、骨が強くなります。

恐らくこれは、免疫的な所でも同じで、適度に風邪を引いたり、寒さ、暑さにさらされることで、体は鍛えられるのだと思います。

またいつも3食をしっかり食べているよりは、たまに空腹を感じる時間帯を持った方が、体が鍛えられるような気がします。

もしかしたら、睡眠も、たまに少なくすることによって、体がより鋭くなることがあるのかもしれません。

慢性的な栄養不足、慢性的な睡眠不足というのは当然良くありませんが、

時に体に刺激を与えて目覚めさせてあげるというのは、健康につながるのかもしれません。

今の健康の考え方だと、人間を温室育ちにしてしまう傾向にありますが、もう少し、ワイルドに扱うということが、健康に繋がっていくような気がします。


熱が出たら、すぐに解熱剤を飲ませたり、下痢になったら、下痢を止める薬を飲ませたりするのは、体の防御システムに反した、いい加減な対処療法です。

こうした現代の医学の風潮の反対を行く先生の考え方に、私はとても共感を覚えました。


目下、コロナが流行っていますが、結局のところ、免疫力だろう、と思います。

重症化している方というのは、基礎疾患があったりして、体が弱っている方々が多いようです。

ということは、逆に、今の内から体の免疫力を磨いておいて、来るべき感染に備えておく、というのは1つの方法なのではないか、と思います。

コロナのワクチンが出来る、というのが一つの節目になりますが、

あまりに急いで作り過ぎて、結局、ワクチンを打たない方が良かった、、なんてことにならないように願っています。

そういう意味では、自分の免疫力を高めつつ、鍛えつつ、そのような即席のワクチンの接種は、様子をみてからにしようと私は考えています。


ただ職場の方針で、すぐにでも打たなければならない、

というのであれば、覚悟して打ちますが、どちらにしても、最終的には、体の本来持っている生命力を高めておくことだと思います。


ということで、この先生は他にも色々と本を書いていらっしゃるようなので、もし身近に先生の本がありましたら、手に取って一読して頂けたらと思います。










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