2025年1月5日日曜日

天国おもい ♪

 

元旦、日の出を見に行く前に食事の用意をしていたところ、ふと、前日の夜に見た夢を思い出しました。


それは、ダライ・ラマさんとお話をしている夢で、私は、ヴァジュラヤーナ(金剛乗(密教))について一所懸命説明をしていて、ダライ・ラマさんの方は、ニコニコしながら、うんうんと頷いている夢でした。


簡単に説明すると、紀元前5世紀くらいの仏陀に始まる仏教は、小乗→大乗→密教と500年くらいずつかけて発展し、インドでは仏教が滅ぶ一方、それぞれの地域


小乗→東南アジアなど、

大乗→中国・韓国・日本、 

密教→中国・日本・チベット


に伝播していくのですが、その密教も、空海が中国の唐よりもたらした密教が中期の密教で、更に発展した後期密教がチベットに伝わっており、日本とチベットの密教はいわば兄弟のような関係にあるのです。


その金剛乗(密教)の悟りに対するアプローチみたいなものに関してダライ・ラマさんに話をしていたような夢でした。


なんで、ダライ・ラマさんと話している夢なんか見たんだろうか、、?


と考えてみると、まず思い当たるのが、年末に、西鎌倉の山に登りに行った際に、駅の近くにあったチベットのお店で店主のチベット人の方とお話をしたことでした。


その際に、クンドゥンももう90を超えましたね、、などの話をしていました。(※チベット人は、ダライ・ラマ法王のことをクンドゥンといいます)


あと、思い当たるのが、年末から年始にかけて、ずっと司馬遼太郎著『空海の風景』というものを読んでいたのも関係あるのかもしれません。




司馬 遼太郎 (著)『空海の風景-上巻 新版』2024





司馬 遼太郎 (著)『空海の風景-下巻 新版』 2024


こちらの本は、史実に基づいて空海の人物像に肉薄していて実に面白かったのですが、それも影響していたように思います。


この本が面白かったのは、空海についての著作というのが、ほぼその存在をもろ手を挙げて礼賛するようなスタンスで描かれることが多いのですが、さすが作家の司馬遼太郎先生、


現存する様々な資料を丹念に読み込み、空海がどんな人間だったのかを浮き彫りにさせているところです。


空海さんに関しては、よく言われるように才能豊かで天才であったことは間違いないのですが、


かなり計算高かったり、演出好きのような側面もあったようで、人間空海の実像を垣間見れたような気がしてとても楽しめました。


空海さん自身は、師匠のそのまた一つ前の師匠である不空さんの生まれ変わりであると信じていたようなフシがあり、後世もそのように伝えられてきていますが、


その功績や能力、情熱を見ると、司馬遼太郎氏もほのめかしているように、やはり不空の生まれ変わりと考えると理解しやすいのかなとも思ったりしました。


たまに、世の中に生まれながらにして天才的な才能を発揮する人々がいますが、それは前世から何代にもわたってやってきたことなので、そのような神業的な芸当が小さいころからできると言われます。


ちょうど、大学まで学んだ人が、小学校に戻って小学生の子たちと机を並べて学び直すのと似ているかもしれません。そういう人たちが生まれてくるのも、我々と同じく、それぞれがもっている課題のようなものを果たすためなのだろうと思います。


この著書の中には、チベット密教との違いや、より性的要素を強調した立川流のような話にもふれられていました。


このような本に引き込まれるように没頭して読んでおり、色々考えるところもあったため、ダライ・ラマさんとお話をしている夢の原因になったのかなと想像します。


今一つは、斎藤一人さんの教えに関連して、密教の三密というものを考えていたこともあるように思います。


密教においては、手に印を結び、口に真言を唱え、心に観想をして、ホトケと一体となるというアプローチをとります。


一人さんは、天国言葉を使って、常に笑顔でいること、そして、最近読んだ本の中に、天国おもいを抱いて、いつも楽しそうにしていることが大事だと書いてあったのですが、


これらを密教に置き換えると、笑顔という印をなし、天国言葉という真言を唱え天国おもいという観想を抱くという三密に当たるのかな、、などと考えていました。


これらのことが混ざり合って、夢の中でダライ・ラマさんと、ヴァジュラヤーナについて話していたのではないかという気がしています。


笑顔を作るというのは、簡単ですが、やはり何か楽しいことを思い浮かべながら笑顔を作ると、より楽に笑顔を作れるように思います。


天国言葉も、一人さんは言葉だけでもいいと仰っていますが、心を込めた方がよりいいに決まっている、、ということを仰っています。


なので、ある程度慣れてきたら、真言宗の三密よろしく、心に楽しいことを思い浮かべ、天国言葉を口にし、笑顔でニコニコしている、というのがいいのかな、と今は考えています。


夢に関連して、正月に考えたことでありました。


タイトル:天国おもい ♪



<(_ _)>



おまけ、、、ギャラリー:三浦半島の山に登ってきましたー♪ 新沢~大桜~高塚~観音塚~森戸神社~大峰山~鴫立亭 ♪





















































































↑バスを待っていたら、カワセミが舞い降りた!


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