先月、当ブログでトリセツショーで紹介された膝痛対策をとりあげましたが、
彦兵衛のブログ:関節を育もう! ~ 膝痛、腰痛を克服する ♪ 2025/1/19
トリセツショーに出演されていた先生のご著書を図書館で借りて読んでみました↓
内尾 祐司 (監修)『ひざの激痛を自分で治す最強事典 (ひざを復活させる22の秘策)』2015
10年前に出版されたものですが、色々な先生方の膝痛に対する治療法が紹介されていて、たいへん参考になりました。
もくじ↓
特に、仰向けになって足を屈伸させたり、足をプラプラさせる運動に関しては、
今回トリセツショーでやっていた、負荷をかけないで膝の屈伸をする水中歩行や自転車漕ぎと共通する、しかも家で出来る手軽なエクササイズだと感じ、
なるほどな~、、と感心しました↓
その他、膝に効くツボや↓
かかともみ↓
膝の後ろにボールを入れる方法や↓
足の親指にバンソウコを貼って、O脚を改善させる方法↓
などあり、とても参考になります。
(上で紹介した運動は、下の「参考」にてより詳細に取り上げています)
それぞれの状況に合わせて試してみて、いいものはぜひ続けていきたいものですね。
ちなみに、日本人の膝関節の痛みはO脚に由来していることが多いそうなのですが、
先日Yahooニュースに面白い記事が載ってたので、ついでにご紹介しておきます↓
健康寿命を延ばすには「100歳まで歩き続けられる足腰」を作ることが大切。良い歩き方のコツは、靴の中で「ゲタの鼻緒」をイメージ
(全文は参考の中に載せます)
要は、草履を履いているように、足の親指と人差し指で挟んで掴むように歩くと、正しい歩行になるようで、
これは、上に挙げた親指にバンソウコを貼るのと共通するように思いました。
歩けるうちから、足や膝のケアをして、最後の最後まで歩ける体でいたいと思います。
タイトル:膝痛を克服する ≪その弐≫ ~ 内尾 祐司 『ひざの激痛を自分で治す最強事典 (ひざを復活させる22の秘策)』2015 より
でありました。
<(_ _)>
参考:
彦兵衛のブログ:関節を育もう! ~ 膝痛、腰痛を克服する ♪ 2025/1/19
内尾 祐司 (監修)『ひざの激痛を自分で治す最強事典 (ひざを復活させる22の秘策)』2015
健康寿命を延ばすには「100歳まで歩き続けられる足腰」を作ることが大切。良い歩き方のコツは、靴の中で「ゲタの鼻緒」をイメージ
厚生労働省の「令和5年 国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の1日の歩数の平均値は男性が6628歩、女性が5659歩で、直近10年間でみると男女ともに減少しているそうです。
そのようななか「人生100年時代、健康寿命を延ばすにはいつまでも自分の足で歩けることが一番大切」と話すのは、整形外科医・末梢神経外科医の萩原祐介先生です。
そこで今回は、萩原先生の著書『いつまでも自分で歩ける100歳足のつくり方』から、元気に歩き続けるためのポイントの一部をご紹介します。
自分の足で歩ければ、健康寿命は延びる
原始時代、人類は歩いて大陸を移動しました。江戸時代、旅人は街道を歩きました。
人間の足は、長い距離を歩いても問題ないようにできています。というよりも、頻繁に歩いて移動することを前提としていると言っても過言ではありません。
たとえば、歩くことで血流が促進されます。ふくらはぎの筋肉が伸びたり縮んだりする動きがポンプの役割を果たし、足に下がっている血液を体の上のほう、つまり心臓へと押し上げているのです。このため、ふくらはぎは「第2の心臓」と呼ばれることもあります。
歩くことで関節はスムーズな動きを保ち、全身の代謝が促され、筋力は鍛えられます。まさに健康への好循環が生まれるのです。
逆に、同じ姿勢でじっとしていると、血流は滞り、筋肉が凝り固まって、関節は本来の動きができなくなります。
健康寿命を延ばすには
高齢者がつまずいて転んで骨折したとして、しばらくは病院に入院して安静にしなくてはなりません。
しかし、身動きすることをしないと筋力が弱まり、活発さが失われ、精神的にも気力を失ってしまいます。
そしてまた動かなくなり、日常生活に制限がなく過ごせる期間の平均である「健康寿命」が短くなるという悪循環にはまってしまうのです。
近年の日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えています。これは今後、ますます延びていくことが予想されています。
日本政府も「人生100年時代」という概念を国政レベルで取り上げました。ただし、健康寿命は平均寿命よりも10歳ほど短いのが現状です。では、健康寿命を延ばすにはどうすればいいのでしょうか。
その答えは、100歳まで歩きつづけられる足腰を作ることです。「歩くと健康になり、いつまでも歩けるようになる」という好循環こそが真理なのです。
「自立」の意味の変化
20歳のころ、「自立」といえば、親から独立して精神的にも経済的にもひとりで生きていくことでした。それから何十年もの間、いろいろな経験を積んで、助けあうこと、支えあうことのありがたさも知りました。
さらに年をとり、「老い」が迫ってくるのを実感するようになると、ふたたび「自立」の大切さを思うようになります。
その意味は若いときとは少し違って、まさに字のとおり、「自分の足で立ち、自分の足で歩くこと」、つまり身体的な自立をいつまでも保つことです。
自分の足で歩きつづけることこそが、健康に長生きするためにもっとも大切なのです。
最終的に私たちの体を動かすのは、病院で処方される薬でもなければ、介護ロボットでもなく、ほかならぬ私たち自身です。
身の回りを再確認すると、40〜50歳くらいから小さな不具合は生じてきているはずです。
足トレーニング 靴の中で「ゲタの鼻緒」をイメージして歩く
ここで、「いつまでも自分の足で歩くためにもっとも重要なトレーニング」についてまとめておきます。それはほかでもなく「歩くこと」。
ただし、これまでの立ち方や歩き方に、将来歩けなくなるような悪いクセがある場合は、それを直して、よりよい歩き方で実践する必要があります。
といっても、意識ポイントはひとつに絞ることにします。簡単なようで、考えはじめると意外と複雑な動きをしているのが歩行という運動ですから、たくさんありすぎてもうまくいきません。
そもそも「歩行」は当たり前のことすぎて、理想的な形にしようとこだわっても、交差点で信号待ちして、ふたたび歩き出したときには忘れてしまいます。
その意識するポイントは「靴の中で『ゲタの鼻緒』をイメージする」です。これだけで大丈夫です。
実際に実現したいのは、傾きのないバランスのとれた足首のポジションと、横と縦のアーチや足根管の形状が正しく維持される足の使い方です。
そのためにもっとも重要なのは、親指と母趾球に力を入れること。当然、靴の中で指先が反り返っていてはNGで、少し曲がっているくらいでないと力は入りません。
日本古来の履物であるゲタや草履は、親指と第2趾で鼻緒をつかんで歩きます。自然と親指と母趾球に力が入り、指先は曲がった形で地面をとらえます。
鼻緒をつかむイメージで力を入れて歩けば理想の形になるのです。
※本稿は、『いつまでも自分で歩ける100歳足のつくり方』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。
萩原 祐介 (著)『いつまでも自分で歩ける100歳足のつくり方 』2025/1