最近、食に関して読んだ本がコチラ↓
著者はカリフォルニア大学の先生なのですが、
本のタイトルになっている通り、
科学的な根拠に基づいた正しい食事を
とても分かり易く解説していて、たいへん為になりました。
今まで自分が勉強してきた食に関する知識が
コンパクトに一冊に凝縮されているという感じで、
自分が現在摂っている食事がほぼこの本の中に紹介されており、
食に関する知識を再確認した
という感じがしました。
内容がわかるように目次を下に掲げておきましょう↓
まとめると、以下のようになります。
炭水化物は茶色いものを食べましょう、
玄米や全粒粉のパンやパスタなどです。
白い炭水化物は食べれば食べるほど病気のリスクが上がっていくとのことです。
動物性のタンパク質は魚か鳥。
赤い肉は避ける、最悪なのは加工肉。
野菜や果物をたくさんとる。
地中海料理に使われている物を積極的にとる。
オリーブオイルや、ナッツ類など。
日本食は意外と健康的でない、
塩分と炭水化物が多いので気を付ける。
コラムとして、乳製品を摂るとガンの確立が高まることもちゃんと書いてありました。
食事の順番(野菜→タンパク質→炭水化物)について書かれていないことが少し残念に思いました。
納豆やチョコレートや緑茶なども、
エビデンスとしてはカテゴリー2に属するもので、
それほど確固とした科学的根拠がまだ確立しているという訳ではないとのことでした。
また必ずしも
公の機関が推奨している食事が理想の食事でない
ので気を付けるようにとのことでした。
たとえば、厚生労働省が薦める食というのは、
同じ国の機関である農林水産省の圧力を受けるので、
お米をたくさん食べましょうなどのようになってしまう。
このような事態をよく指摘している映画を観ました。
どのようにしてその映画にたどり着いたかを少し説明しておきましょう。
イギリスの自閉症の少年を題材にした映画
を観たくて、ツタヤを探してみたのですがレンタルDVDはなく、
仕方なくネットで観ようと検索してみたのです。
すると、ネットフリックスというサイトがヒットし、どうも30日間お試し無料で観れるということでした。
ということで、早速こちらで無料登録してこの映画を観ることが出来ました。
この映画自体はそれなりに面白かったのですが、
30日間無料ということで、
他にどんな映画があるか検索してみたのです。
すると、このネットフリックスの中にあるマイナーなドキュメンタリーを幾つか見つけました。
その一つに、
健康って何?
という映画が目に留まり観てみたのです。
ネットフリックス:健康って何?
https://www.netflix.com/jp/title/80174177アメリカでは糖尿病などの生活習慣病が蔓延しているにもかかわらず、
患者は薬づけにされ、糖尿病を予防することを呼びかける公的な機関でさえ、
医学的には摂取すべきでない食べ物が推奨されていたりしています。
手法は、マイケル・ムーアのように監督が直接そのような団体に赴いて、インタビューを敢行するするというもので(笑)、
とてもスリリングで楽しめる構成になっているのですが、
実はそのような健康を推進する団体は、多くの食品産業から資金を貰っていて、
そのような食品を食べるべきでないなどと言える状況になっていないのだそうです。
本当は、患者がそもそもなぜそのような病態に至ったのか、
その根本原因である食を変えるべきであり、
その食を変えることで病状が大幅に改善していく、
というものをドキュメントしたものでした。
この映画は、先にあげた本とともに、一見の価値のある映画です。
ネットフリックスで無料登録すれば、無料で観れてしまうので、ぜひ一回見てみることをお勧めします。
またもし見るようであるなら、この監督が作ったサステイナビリティという映画も合わせてみることをお勧めて致します。
NHKスペシャルで、食に関するシリーズものが始まりました。
第一回はお米に関してでした。
食の起源 第1集「ご飯」~健康長寿の敵か?味方か?~
結論としては、お米は食べすぎも食べなさすぎも良くなく、
毎食茶碗一杯程度のお米(総エネルギー量の50-55%)が一番健康にいいとのことでした。
しかし、これも先に紹介した本からすると、片手落ちのような気がしてなりませんでした。
白米と玄米では、まったく効能が異なります。
テレビはテレビとしての取り上げ方があっていいと思うのですが、
このような健康番組を見るにしても、
しっかりとした科学的な根拠に基づく正しい食に関する知識をベースとして持っておく必要があると思いました。
このような研究は、長い年月と多くの人数をかけての膨大な数の研究なので、
流行りすたりのあるテレビの健康番組のように、
いきなり大きく崩れることはないのです。
食の知識に関する基盤をなすものになると思います。
正しい食に関する知識を身につけ、死ぬまで生き生きと健康に暮らしたいものであります。
日経の記事より↓
(本の内容をかいつまんで分かり易く解説しています)
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