2020年3月15日日曜日

ギリシア探訪 ⑬ day5 ~ ピタゴラスの杯 @ミケーネのお土産屋さん〔Pythagoras Cup @Souvenir Shop in Mycenae〕



ミケーネの遺跡見学の跡、

我々は近くのお土産屋さんに案内されました。






入ってすぐに実演されたのがこちら、








↑ピタゴラスの杯

内側の線までなら水を注げますが、

線を越えると水が一気に抜けて空になってしまいます。。

最初見た時は、えっ、なんで、ナンデ、どうして??

と思ったのですが、仕掛けは中央の棒のようなものの中にあります。







中にUの字の空間が作られており、線を越すと、サイフォンの原理で中の水が杯の下に開けられた穴からすべて出て行ってしまう、というものです。

水槽の水を抜くのに、ホースを使って流すのと同じ原理です。


この杯は、ピタゴラスが弟子たちに、

決められた量以上のものを取ろうとするとすべてを失ってしまう、

ということを教えるための道具だったそうです。

こういうの一つとっても、ピタゴラスって天才だったんだなぁ~、と思うし、

またカップの中にそのような仕組みを組み込むという陶器の技術も大変なものだったのではないか、、と想像するのです。

今回のギリシアの旅をして感激したことの一つでした。。

お店にはしっかりと、このピタゴラスの杯が売っていたので、

一番シンプルなやつを購入しちゃいました。

8ユーロ!














内側の線を越えて水を注ぐと、、







↑こちらの穴から水が吸い出され、





カップの底から出てくる、という仕組みです♪


職場の同僚などに見せて、

どうなってるかわかる?(笑)

と聞いてみたりなどして、みなさんの反応を見て楽しんでます。

こんなのが2600年とか前に発明されんですからね、スゴイことです。。


実演が終わった後は、店内の商品を色々と見て回りました。







↑こんなクレタのイルカの壁画を思わせるデザイン、いいなぁ~と思いました↓











店内には、壺がいっぱい、、。


















色々な形、デザインのものがありましたが、

私の目を一番引いたのは、こちらでありました↓






この左右に飾られている2体の大理石の女性像です。







2体ともオレンジ色の服をまとっているのですが、







よく見ると、このオレンジ色も大理石なのです!














えー、凄くない ?!















店員さんに聞くと、白とオレンジの2種類の大理石を組み合わせて作られたものらしいのですが、

自分たちもどうやって作られたのか詳細はよく分からないとのこと。。














はぁー、素晴らしい、、。







こんな大理石の像は初めて見ました。







一応、こちらも売り物で、一体25000ユーロとか言っていたので、

300万円てとこでしょうか。2体合わせて600万円也!

輸送費込みとのこと(笑)。。








いやー、美しい、これは600万でも安いんじゃないのか、、などと思いながら、

しばらく見とれていました。。


私は、8ユーロでピタゴラスの杯だけを購入し、店をあとにしました。



外に出ると、、







うーん、やっと出てきたの、、


てな感じで、ワンちゃんが待っていてくれました。(笑)






観光客に慣れているのか、マイペースでひょうひょうとしています。








バスが出るまで、お見送りをしてくれました。


この日はアテネを出て、コリントスエピダヴロスミケーネと盛りだくさんの観光をしました。







バスは一路、ホテルへ、、。








このツアーは、4つ星以上のホテルに泊まることになっていて、

今回はこちらの5つ星ホテルです♪















お部屋はこんな感じ。





















夕飯は、ツアーのご一行7人揃っての食事となりました。

オーストラリア人家族もカナダ人家族も英語が母国語なので、

会話も当然英語!

本当だったら、ディナーなんてものはリラックスしながら楽しく頂くものですが、

何を話しているのか聞き洩らさないように

120%の集中力を傾け、会話に参加しながらの夕食だっので、

もうなんだかへとへとになってしまいました。。


こうして、バスツアー一日目の夜は更けて行ったのであります。。



つづく、、






0 件のコメント: