2023年12月17日日曜日

プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮﨑駿の2399日 を観ました、、

 

昨日、NHKで、


プロフェッショナル 仕事の流儀:ジブリと宮﨑駿の2399


という特番が放送されていました。


私はノーチェックだったのですが、ブラタモリの録画時間と重なっていたこともあり、すんでのところで気づき、すべて録画することができました。


これは後日見るけど最初のさわりだけでも見ておくか、、と少し見始めたところ、あまりに面白く、テレビの前を離れることが出来なくなり、結局、昨日のうちに録画したものを一気に見てしまいました、、。


本当に面白かった。まるで宮崎駿という芸術家を題材にした一遍の映画のようでした。。


内容は、主に最新作の「君たちはどう生きるか」の制作の過程を密着取材したものでしたが、


まず思ったのが、こんな内部の映像をよく撮れたものだと、、と感心してしまいました。。


ナレーションによると、取材スタッフが、ジブリの書生として通いながら撮るならば撮影してもOKとのことで、宮崎駿氏の日常をとることが許されたのだそうです。


まず感じたことは、モノを生み出すことの苦しさは凡人の想像を絶するものがあるということでした。


下手をすると狂気の世界にさまよってしまうのではないか、という程の凄まじさでありました。あの天才の宮崎駿がのたうちまわり、苦闘している姿に、心を強く動かされました。


また、高畑勲さんという盟友をなくしたことが、彼にとってとてもつなく大きな影響をあたえていたことを知りました。


番組の中では、宮崎氏が、まるで迷子になった子供が親を探し求めるように、ことあるごとに、高畑勲さんの愛称である、ぱくさん、ぱくさんを連呼したいたことがとても印象に残りました。


今回の番組を見て、初めて、あの謎多き最新作「君たちはどう生きるのか」の宮崎駿氏にとっての意味が分かりました。


それぞれのキャラクターが、宮崎氏の周りの人をあらわしているのだそうです。因みに、あの不気味なはアオサギは鈴木ディレクターで(笑)、大叔父がぱくさん(高畑勲氏)なのだそうです。


映画に首根っこをつかまれた、脳みその蓋をあけなければならない、、


などといった宮崎氏の言葉、またその背景で流される今までの映画の場面の数々が重なり、その迫力、吸引力に途中でテレビを切ってきり上げることが出来ず、最後まで見てしまった、見入ってしまったという次第です。。


やはり、あの最新作は、今までの宮崎作品に対するオマージュであるとともに、彼の人生の振り返りであり、彼の人生で関わってきた大切な人たちへの賛歌なのだということを感じました。


HPを見ると、再放送はまだないようですが、オンデマンドでは、


12/23(土) 午後8:48 まで


は無料で見れるようなので、見逃した方は、ぜひぜひ見ることをお勧めいたします。



以下、番組HPの解説↓

「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「紅の豚」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」「風立ちぬ」などを世に送り出してきたスタジオジブリの映画監督・宮﨑駿(82)はいかにして新作「君たちはどう生きるか」を作り上げたのか。創作の舞台裏で繰り広げられていた物語。2399日にわたる記録。




参考:

NHK↓

プロフェッショナル 仕事の流儀:ジブリと宮﨑駿の2399


オンデマンド↓

プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮﨑駿の2399日


彦兵衛のブログ↓

宮崎駿 最新作『君たちはどう生きるか』を見てきた!2023.7.23



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