前回はオバマ大統領演説の「パッチワークの遺産」の訳に関して取り上げましたが、偶然にもその次の日のラジオ英会話にpatchが出てきました。
She patched things up with her friend.
で、彼女は友人と仲直りをした、となるそうです。
patch things up with ~: ~ 誰々と仲直りをする、よりを戻す
この場合はいかにもつぎはぎをあてて修復するという感じが出てて面白い表現だと思います。
ついでに語源を調べてみたところ、古英語のpiece(小片)からきているらしく、その元をたどるとラテン語の小さいものを表わすpettiaに由来しているそうです。
おそらくここから、フランス語のpeti→petty , petなどがでてきたのでしょう。
いづれにしても、patchは「小さいもの」というのが語源のようです。
また、面白いことにpatchには語源を異にするもう一つの意味がありました。
それは「愚か者、道化者」という意味で、イタリア語のpaccioに由来するそうです。
そういえばパッチといえば、映画でパッチ・アダムスというのがあったなと思い調べてみると、
あのお医者さんの本名はハンター・アダムスというそうなので、このパッチ・アダムスというあだ名はおそらく二番目の意味「道化者」の方のパッチではないかと思います。
ネットでパッチ・アダムスの映像を探していたら、なんと本物のパッチ・アダムスの映像もありました。
そして驚いたことに、彼は何度も日本に講演に訪れているようで、今年2009年にも来日して講演をするようです。
ロビン・ウィリアムス扮するパッチ・アダムスの映画は、実在のお医者さんをモデルにしたものだということは知っていましたが、
彼がその運動を広げるために講演会などを行っているなどは全く知らずホント驚きでした。
あの映画の中で、スパゲティーのお風呂につかってみたいという患者さんに、本当に大量のスパゲティーのなかにつからせてあげたシーンがあり、とても印象に残っているのですが、
彼の様に真に患者さんの立場にたった遊び心のある医療というのがもっと普及してほしいなと思います。
なんと彼は本も何冊か出版しているそうで、いつか読んでみようかなと思いました。
ウィキペディア :パッチ・アダムス
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%83%E3%83%81%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9
2009年5月19日、パッチ・アダムスの講演会
http://www.voice-inc.co.jp/store/workshop_last.php?genre1_code=03&genre2_code=019
Amazon:パッチ・アダムスの本
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%83p%83b%83%60%A5%83A%83_%83%80%83X
goo映画〔パッチ・アダムス〕
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31330/
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31330/
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