東京の国立新美術館の加山又造展に行ってきました。彼は日本画、洋画というジャンルにとらわれることなく、あらゆる手法を用いて絵を描いており、その技術の高さ、緻密さ、大胆さに感銘を受けました。
この絵は彼が30代のころの絵でシマウマと月だったかな、なぜか月は円ではないんですよね。
これは月とラクダ。月の中にもラクダが描かれています。実際にみると、このラクダの毛並みが枯葉のような感じに描かれていて、あたたかさと共にある寂しさを感じさせます。
この展覧会は彼の絵をだいたい時系列で並べられていたのですが、彼の若かりし頃、中間、晩年と作風が変わっていくのがわかりました。
若いころの苦悩している感じの絵は見ていてどこか痛々しいのですが、30代の後半ごろからはじけた感じがあって、絵がカラフルになっていくように感じました。それまでは模索していたんだなという気がします。
加山又造は猫が好きだったようです。
猫を題材としてた絵を何枚かかいてます。
下のは屏風絵なのですが、その美しさが写真ではまったく伝わらないのがとても残念です。実際にみると、赤や黄、青の花がとてもかろやかに描かれていて、音楽が聞こえそうな気がしました。

私が感銘をうけた絵はたくさんあったのですが、ネットで画像が手に入りませんでした。私はあまり絵に詳しくありませんが、日本にこんな天才がまだまだたくさんいるんですね。
さてお昼を挟んでからは、歩いて10分ほどのところにある岡本太郎記念館に行ってきました。

ここは岡本太郎の自宅兼アトリエだったところです。

川崎にある岡本太郎美術館に比べると展示品もすくなく小さいのですが、彼の実際に住んでいた環境を肌で感じる事が出来きます。川崎の美術館では、写真に写っているようなイスにも実際に座れます。
部屋のいたるところにこんな造形物がおいてあります。
このイスも川崎に置いてあって座ってみたのですが、これはとてもすわり心地が良かった。体の自然なカーブにうまくフィットするように作ってあるようです。
この置いてあるイスは『拒否するイス』という題で、硬くてゴツゴツしていてホント座りごこちがわるい。
太陽の塔のミニチュア版もありました。
これは縄文土器を題材にしたもののようです。力づよい。爆発してますね。

自宅の庭も異空間となっていました。
このような顔を絵や彫像に使っていますが、これは骨盤だそうです。彼は骨盤に顔を見ていたようで、このカタチをあらゆる所に使っています。骨盤に自然のフラクタル構造を見たのでしょうか。

岡本太郎の自宅はこのようにたまに訪れるのは刺激になっていいと思うのですが、ここにずっと住んでいたら気が狂うのではないかと思ってしまうぐらい、狂気のパワーに満ちていました。
一日を通して、、、
日本ももっと効率だけでなく、芸術をたいせつにするような懐の深い国になったらなぁと思いました。生活のなかに自然に芸術があるような、心に余裕のある社会、みんなが楽しくなる社会になったらなぁと思います。
たまに実生活から離れてこういうのを見るのって大切ですね。
川崎市岡本太郎美術館(彼の作品を見たい方は断然こちらがオススメです):
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