2010年12月7日火曜日

三浦式・甲野式のトレーニング



かくいう私も日常生活の中での運動を心がけています。

わざわざ時間を取ってやる運動としては、

朝食前のチベット体操をメインとして組み立てた20分の運動

夕食前の筋トレと柔軟を組み合わせた15分くらいの運動 の他、

テレビを見ながらの片足立ちスローステップ運動をやっています。


さいきん、ちょっとした"山"に登って来たのですが、スローステップ運度が効いているのか、

息が切れる事もなく、全然疲れなかったです。


最近は、すべての運動、あるいは日常生活の中で、両手両足に1kgずつのウェイトをつけたりしています。

これは少し前に読んだ、プロスキーヤー三浦一族の本を読んでからです。

三浦家のいきいき長生き健康法
三浦敬三著 三浦雄一郎著 三浦豪太著 広済堂出版 2004

100歳「元気生活」のススメ-“一生元気”を実現する生き方の処方-
日野原重明著 三浦敬三著 祥伝社 2004

富士山からスキーで滑り降りたり、70歳にしてエベレストに登頂した三浦雄一郎氏は、

私はこれを読んで初めて知ったのですが、60代の時にメタボ状態だったそうです。

そこから一念発起して、トレーニングを重ね、ついに70代にしてエベレストに登頂したのだそうです。

何歳からトレーニングを始めてもちゃんと効果があるんですね。

その彼のトレーニング法の中に、足に数キロの重りをつけて、生活するというのがありました。

あー、これなんかいいなぁ、

と思い私も取り入れました。

両手両足に1KGぐらいだと、意外と日常生活には支障ありません。

ドラゴンボール好きの私としては、悟空とクリリンが亀仙人のもとで修業をしていた頃を思い出します(笑)。

マイコレクション(悟空と悟飯)↓








上記の本のなかに、すでに亡くなられた三浦敬三氏のトレーニングとして面白いのがあったので載せておきます↓


シミやシワが取れて若々しい顔になる舌のトレーニング







さて、運動はいいのですが、

今読んでいる本に次のような記述があり、筋力トレーニングの質について少し考えさせられました。

薄氷の踏み方-時代に塗りこめられないために-
名越康文著 甲野善紀著 PHP研究所 2008より






確かに意識できる筋肉だけをトレーニングするというのは、体のバランスを崩すものなのかもしれません。

でもこれはプロのスポーツ選手や格闘家などの高度な身体動作を要求される人たちにとってのアドバイスではないかと思います。

一般人にとっては、まずは日常生活の中で体を動かす習慣をもつということが大切でしょう。


甲野氏の本は前から何冊か読んでますが、では甲野氏が推奨するトレーニンとは如何なるものなのか?

久しぶりに彼の本を幾つか読んでみようと思ってます↓

賢い身体 バカな身体 [単行本]
桜井 章一 (著), 甲野 善紀 (著)
講談社 (2008/2/15)



最近とくに思うのは、人間の基本は、

食事・運動・睡眠

だなぁ~、ということです。


この三つは謂わば人間の土台のようなもので、

この三つの土台がしっかりしていれば、心身ともにそうブレることはないだろうなと感じます。


たとえば、何か悩み事があったとしても、筋トレやジョギングなどをすると、

脳内に麻薬様のホルモンが分泌されるからか、

ま、いっか、なるようになるさ、


ぐらいの軽い気持ちになり、問題から距離をおけるようになって、

どうでもいい、ぐじゅぐじゅとした思考のループを切る事ができるように思います。


食事もしかり、睡眠もしかりで、逆にこれらのひとつでも過不足があると、心と体に影響が出てくるように思います。


私が現代のひとたちにとって上記の三点のなかで特に注意が必要だと思う点は、

食事に関しては、肉や乳製品の取り過ぎに注意すること。

これはこのブログで再三にわたって紹介してきたように、癌の促進剤であり、環境や自らの心にとってもあまりよろしくないようです。


睡眠に関しては、昼寝でしょうか。

これも当ブログで何度もとりあげてきましたが、これほど効率のいい休息法・脳の活用法はありません。

学校や職場などでどんどん取り入れていくべきでしょう。

運動選手も含め、何か新しいことを学んだりした時は、すぐに寝て、脳に定着されるのが学習の効果としてとても効率がいいそうです。


運動に関しては、腹筋と背筋を鍛えることかなと思います。

結構腰痛の人って多いようなのですが、

がどのように腰痛を克服したかを説明し、腹筋背筋を鍛えることの効用を説明しても、

実際に日常生活の中で腹筋、背筋をするようになった人は、1割ほどというのが実感です。

毎日、体を動かすたびに腰痛にわずらわせれるというのは、私にとってはありえない事、もっとも避けたい事態ですが、

不思議と、腰痛のままでいることを選択する人が多いように思えます。

ま、人それぞれ価値観が違うから、それでいいと思いますが、私なら真っ先に体を鍛えることを選択するでしょう。

痛みというのは、
とてもリアルだし、心に与える影響は甚大だと思うからです。


体が資本という言葉がありますが、

食事も、運動も、睡眠も

毎日の小さなことの積み重ね、自分に対する未来への投資であり、

10年後、20年後にその差は大きく現われてくるだろうなーと思います。


豊かさというのは、お金や時間、やりがいの他に、

上記の3点がバランスよくとれるか

ということもかかわってくるように思います。


おしまい


参考:

三浦家のいきいき長生き健康法 三浦敬三著 三浦雄一郎著 三浦豪太著 広済堂出版 2004

100歳「元気生活」のススメ―“一生元気”を実現する生き方の処方 日野原重明著 三浦敬三著 祥伝社 2004

薄氷の踏み方 名越康文著 甲野善紀著 PHP研究所 2008


賢い身体 バカな身体 桜井 章一 (著), 甲野 善紀 (著) 講談社 (2008/2/15)



以下、彦兵衛のブログ

チョイ寝を習慣付けたい
http://mshiko.blogspot.com/2010/06/blog-post_30.html

腰痛
http://mshiko.blogspot.com/2008/10/blog-post_07.html

葬られた「第二のマクガバン報告」 ~ その1 ~
http://mshiko.blogspot.com/2010/03/blog-post_07.html



0 件のコメント: