2010年6月30日水曜日

チョイ寝を習慣付けたい


本日のヤフーニュースで、以下の様なタイトルを見つけました。

突然死を遠ざける昼間の“チョイ寝”

(記事全文はブログ最後にも記載)

要は、ここ何年か特に指摘されている昼寝の効用を説いたものでした。


私は当ブログで、Dr.新谷さんの説くパワーナップを紹介しましたが、
同じ事ですね。

新谷さんはどんなに忙しい時でも、昼時必ず横になって10分は仮眠をとるといっています。


今回のヤフーニュースと関連で、この前やっていたフジテレビの


ホンマでっかTV


の中で、このブログでもとりあげたことのある澤口教授が、

運動選手も練習後はすぐに寝た方がいい、

とおっしゃっていました。


睡眠中は、脳が情報を整理するので、勉強のあとだけでなく、運動の練習後も睡眠を取る事で、練習した事が脳に定着するのだそうです。

何かを記憶するのに睡眠を挟むのは効果的であると言われていますが、

確かに運動も脳への情報のインプットなので、練習した後は睡眠を取ると、その練習したことが頭に定着するだろうことは頷けます。

こういう最新の脳科学をスポーツの最前線で利用しないのはもったいないな、と思うし、

スポーツ選手に限らず、我々一般人もこのような知識を利用しない手はありません


かくいう私も、昔から昼寝は習慣化しています。

受験時代などは、昼寝を含めて9時間は寝ていたでしょう。

昼寝をしていると、起きがけの浅い眠りのときに、脳がそれまで勉強したことを必死に整理している様子をみることができました。

睡眠によって情報が深い所に整理され脳のシステムリソースみたいなのが再び空いて、新しい情報が入りやすくなるような感覚がありました。


コンピューターで画像などの重いものをずっと扱っていると、だんだん動きが鈍くなってきますが、一度再起動する事によってリフレッシュできるのと似ている気がします。

いずれにせよ、眠くなったら寝るのが一番だと思います。

眠気を引きずって勉強すると言うのは、理に反した、もっとも効率の悪い勉強法です。

ということで、彦兵衛の勉強法の柱の一つは、十分な睡眠をとるということです。(いまだアップできてません、ゴメンナサイ)

朝の10時とかでも無性に眠かったら、思いきって寝てしまった方が効率は断然いいです(眠れる状況ならではですがね)。


最近は、昼寝だけでなく、夕食前に15分、仮眠というか、

柔軟(ヨーガ?)をした後に死体のポーズで寝る(三昧に入る?)と、更に効率よく睡眠をとれ、疲れがとれるような気がしています。

読書などの時間をまとめて取ろうとすると大変ですが、毎日朝夕最低5分ずつでも読書の時間を設けるだけで、かなり本を読むことが出来ますが、

睡眠も分散化してとるといいように感じています。


食事も一回でドカッととるのではなく、一日に三回に分けてコンスタントに取るのと同じで、

何か必要な事は、一日の中に分散化して短時間でも無理のない形で取り入れて習慣化するのが続けていくコツのように感じています。


さて、先ほどのホンマでっかTVでは、もうひとつ面白いことをいっていました。

アメリカの実験で、

単語を記憶しながら目を横に動かす運動を30秒した学生は、

目を縦や円運動をさせていた学生に比べて、記憶率がよかったというものでした。

どうやら、目を横に動かす運動は、他の目の動きに比べ脳をより活性化させるのだそうです。

面白いことが色々わかってきているんですね。


今回は、昼寝や脳関連のことが目についたので書きましたが、

次回は「死の準備教育」の続きをアップする予定にしています。

またこのような面白い情報があったら、随時飛びこみでアップしていきます。


おしまい




参考:


ヤフーニュース: 突然死を遠ざける
昼間の“チョイ寝”

「たかが不眠。少し眠れないだけだ」──そう侮るなかれ。

睡眠は食事同様、生命現象の基本中の基本。睡眠不足は栄養不足と同じようなもの」

と、国立精神・神経センター精神保健研究所の白川修一郎客員研究員。眠りの質の低下はさまざまな病気の発症につながると警告する。

 特に注意が必要なのは、高血圧だ。睡眠不足は心臓に負担がかかり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)などによる突然死のリスクを高めることが研究でわかっている。

 肥満が気になる人も要注意だ。米コロンビア大学が約8000人に実施した研究の結果によると、睡眠が5時間以下の人は、7~9時間の人に比べて 73%も太りやすかった

これは「睡眠不足になると、食欲を抑えるレプチンという物質が減り、逆に食欲を高めるグレリンという物質が増えるため」(白川氏)である。

理想の睡眠は7時間。6時間半~8時間眠る人は健康リスクが低い」と白川氏。

 人間は寝ているあいだにたまったストレスを解消させたり、脳の機能を回復させている。

睡眠が5時間以下になると、脳の前頭葉の働きが障害を受け、注意・集中力、判断力、記憶・学習能力、感情のコントロール力、意欲など、認知機能全般が低下する。

 ではどうやって睡眠不足を解消するか。白川氏がビジネスマンに勧めるのは、昼寝の習慣だ。

食後に15~20分のあいだ仮眠するだけで、午後の仕事はかなり楽になるという。午後早めの短い睡眠であれば、夜に眠れなくなることもない。

 また、睡眠不足の人は、就寝時間を30分ずつ早めていくと解消できるという。

 うまく眠れない状態が3週間以上続くようであれば、睡眠の専門医に診てもらおう。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100630-00000001-diamond-bus_all


わずかな昼寝が疲労回復に効果抜群
http://sumin-genki.silk.to/cat0003/1000000008.html

「1時間半の昼寝は1晩分の効果」、睡眠の新発見続々と 米国
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2700318/5382139

ホンマでっか!?TV - フジテレビ
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/honma-dekka/

彦兵衛のブログ:Dr.新谷さん追加情報~パワーナップとカフェイン
http://mshiko.blogspot.com/2008/07/dr_30.html

彦兵衛のブログ:ネオテニー化した日本人の脳 ≪part.1≫
http://mshiko.blogspot.com/2009/06/part1.html





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