2013年11月28日木曜日

誰もがエンターテイナー!?



ブログ更新できなくて、申し訳ありません。

仕事のある日の朝は、

運動→勉強→朝飯→勉強→仕事

仕事から帰ってからは、

勉強→運動→風呂→夕飯→勉強→就寝

と、なんとなく勉強中心のガチガチのスケジュールで、

休みは思いっきりに行ったりしていて、

どうしてなかなか、ブログを書く時間がとれないのです。


<(_ _)>



昨日は、今シーズン最後の山登りとなるのか?、

百名山の一つ、群馬県の赤城山登山&温泉!から帰ってきました。

これに関しては近日中にアップ致します。


さて書くことがいっぱいたまっているのですが、

本日は最近見たテレビ番組から感じたことを書いてみたいと思います。


私は


をよく見ているのですが、

前回の

夢と魔法の王国のつくり方
知られざるディズニーの神髄

http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20131121.html

は、とても面白く、刺激的でした。


ディズニーの会社は、ディズニーランドに象徴されるように、

常に新しいもの(アトラクション等)を開発し、人を惹きつけ、

成長し続けているわけですが、

その根底には、

いかに人を喜ばせるか、いかに人に楽しんでもらうか、

というポリシーが一貫してあり、

これは創業者のウォルト・ディズニー以来受け継がれていることなのだそうです。


そして大事なのは、

コストではなく、人に喜んでもらうにはどうしたらいいか、

を真っ先に考え、

そのための質を決して落とさないこと

クオリティーを常に高くもっていくことに重きを置いているのだそうです。

そうすると、自然と人は集まり、自ずと利益が出るのだそうです。


普通は、まずかかるコストを計算して、サービスの質を決めるわけですが、

ディズニーの場合は、まったく逆、

サービスの質がまず第一

で、下手したら、その為の採算は度外視なのです。



私はここに経営の原点があるように思うと同時に、

芸術家というか、職人魂のようなもの、

そして宗教性のようなものまで感じてしまいました。


そして、考えてみると、私たち一人一人も、また、エンターテイナーなのではないか、

という思いに至ったのです。

自分の周りの人たちに如何に喜んでもらえるか

を一番に考えて行動することで、

すべてが順調にまわり、そして何より自分が一番楽しくなるんじゃないか

という気がしたのです。



このブログで何度か紹介させて頂いている小林正観さんの本を、

いつも笑顔がステキな、美人の!?職場のある同僚からお借りして

またまた読んでいるのですが、






同じようなことが書かれていました。





 


 


人間には、「人に喜ばれると嬉しい」という本能がある、

というのは、たぶん本当だろうと思います。



幸せになるにはどうしたらいいか、

という問いは、昔から考えられてきたことですが、

私はこう思うんです。


人生で味わう幸せの量を以下のように考えるのです。

幸せ量 = 幸せ度 × 時間

こう考えると、幸せ量を大きくするには、

幸せ度を高くして、その味わえる時間を長くすることが必要なのですが、

幸せ度というのは、結局、自分がいかに楽しいと感じているか、の問題で、

実は自分の心の持ち方ひとつで大きく変わるのです。

で、最も簡単にいうと、

いつもへらへら笑っている事、

これが幸せ量を高くする一つのカギなのかと思うのです。


人間は、楽しいから笑うという側面とともに、

笑うと楽しくなる、

という側面もあるのです。

口角を上げるだけで、体内の免疫システムなどがガラッと変わるそうです。

つまり、笑うというひとつの動作をキーワードに、

心の持ち方などあらゆることを組み立てていくと、

結構毎日楽しく生きれちゃうんじゃないか、などと思っています。


何もすることがないなら、とにかく口角をあげて、笑ってみる、笑顔をつくってみる。

料理やパソコンなどの作業をしているときも、実はこれができちゃうんですよね!

口角を上げるだけというスイッチ一つで幸せ度がアップするなら、

やらないに越したことはないでしょ、タダなんだから!


笑うということは、前に紹介した、アランの哲学とも通じますし、
 

最近読んだ、池谷裕二さんの脳科学の本の見解とも一致します。

 
 
 


いつも笑っている事のお手本として、最近読んでみたいと思っているのが、

良寛さんです。

人に何か悪さをされても、

いつもニコニコに、ありがとう、

これは、世間でいったら、おバカさんですが、

もしかすると、ある意味バカになることが、幸せのポイントなのではないか、

と最近思ったりしています。


動作としては、笑顔をつくってみること、笑う事、

心の習慣としては、あらゆることに、ありがとうと感謝の気持ちを持つこと、

また、日常のあらゆることで、人に喜んでもらう事を心がける事、

これらが、毎日を楽しく生きるための秘訣であり、

毎日を楽しく生きる事がひいては、人生の幸福量をもっとも大きくこと、

すなわち、真の人生の勝者といえるのではないか、

なんて大げさに考えちゃったりしています。


小林正観さんは、「そ・わ・か の法則」として、

そうじ、笑い、感謝

を幸せのポイントとして挙げていますが、

このそうじ、特に拭き掃除、便所掃除も、とても効果があります。

やってみるとわかります。

心理療法に森田療法というのがありますが、

あれは、日本人は、掃除をやっていると、なぜか心が安定してくる

というところにポイントがあるのだそうです。

日本人には、精神分析や夢分析などはあまりあわないのだそうですが、

カウンセリングにおいて、箱庭療法などがあっている、

というのも、より具体的なものを身体を動かしながらする

という点において、通底するところがあるように思います。


今回読んでいる小林正観さんの本も、他に為になる個所がたくさんあったので、

近々アップしたいと思っています。


とりあえず、今日はここらへんで、



おしまい







参考:

 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 

2013年11月8日金曜日

言志四録を読む ≪其の弐≫



前回に引き続き、佐藤一斎

言志四録

を、以下の本より印象に残ったことばを

抜粋してみたいと思います。
 
 
 
 
 


 
実際の学問とは、、


 



山に登ったり、海に行ったり、旅に出るのは

生きた学問である。


これは前回紹介した言葉とも通じます。

まったくその通りだと思います。


また、私はふだんお酒は飲みませんが、

酒の戒め

というのもよく心に刻んでおくべきかもしれません。





目先にとらわれない


 




目先の利益にとらわれて、

遠い先の利害を考えない。

これで政治を執ると、国が危うくなる。


国家百年の計

という言い方がありますが、

目先のことだけでなく、

長い先を見据えて政治を執ってほしいものだと思います。

日本は大丈夫なのかな、、。



積み重ね

 



これは前回紹介したものと同じ言葉です。

小さなことを疎かにしないようにしたいと思います。



心の安否を問う

 



心が安らかでいられる方法を説いています。

これも日頃の行いの積み重ねですね。


また、和と介の言葉も心に留めておきたいところです。



試練






様々な苦難は、

天が人を成長させようとして与えるものであるから、

逃げてはいけない。


その通りなんでしょうね。

物事がうまくいっている時は、順風

その反対は逆風が吹いている、

などと表現されますが、

飛行機にたとえるなら、

逆風(向かい風)も、うまく利用すれば機体を上昇させることに使えます。

すべてのことを、自分の成長のために利用できるかどうかは、

自らのちょっとした心がけ次第だと思います。


具体的にいうと、たとえば嫌なことがあれば、

延々と心の内で嫌な思いを繰り返し思い起こすものですが、

その浮かんできたことに対してすべて感謝の念を送るようにすれば、

それは、魂の成長にとって全く正反対の結果となります。

私は常にこうすることを心がけています。



瑣事と大事

 




これは、先に挙げた和と介にも通ずるのです。

日常的な事は世間に合わせるようにしながらも、

もし高い志をもっているなら、

すべてを世俗にあわせてはならない

ということですね。

心に留めておきたいと思います。



養生

 




寝る前は心ほ空っぽにする

また養生とは節度を超えないことだと述べています。


自分の感覚では、

寝る前には、感謝の気持ちをもって寝入った方がいいようです。

また、あらゆることに関して、度が過ぎないようにすること、

バランス感覚というのは重要なのだと思います。




学問に関して

 



学問をする者は、心眼を開いて、

仮のありさまを本物とみなしてはならない。


学問の最初においては、文字から知識を得るが、

上達してきたら、天地自然の理を読み取るようにするべきである


とても深い、考えさせられる言葉です。



予防、相手を褒める

 



病気になってから対処するのではなく、

ふだんから身体に気をつかってこそ健康でいられる。

まさに予防医学の考えですね。


また相手の欠点を責めるのではなく、

相手の長所を褒めるようにしなさい、

というのは、常に心掛けたいことです。



感応の原理
 



自分が感動してこそ、人を感動させることができる。

これは特に教育において大事なポイントですね。

また、君子の処世術も心に留めておきたいところです。



若者を訓戒する

 



何か注意したいことがあるときは、

何気ない会話の中に紛れ込ませていうとよい、

というのは、とても実際的で、ある意味ほほえましい感じがします。

ちょっと、話があるんだけど、こっちにいいかな、、

なんて言われると、固くなっちゃいますよね。



適材適所

 




色々な性質をもった人がいて

もちつ、もたれつで世の中は動いているですよね。

すべての人にリスペクトをもって接したいと

常々思ってます。



逆境を楽しむ、融通無碍の境地

 




人生にある山や谷を季節になぞらえてとらえていて、

うまい表現だな、と感じました。

冬もしっかり味わえるようになりたいものです。


仮のものの自己を捨て去って、

本物の自己を成り立たせる。


斎藤一斎のことばは、

実用的なものから、宗教的なレベルのものまであり、

時に、ぎくっとさせられます。


この最後に掲げたことばのように、

我執にとらわれない、融通無碍の境地

に至りたいものです。








参考: