2014年12月31日水曜日

靖国参拝




もう大晦日ですね。

早いなぁ~、、、。


肥後の国の最終回を

12月のうちに終わらしておきたかったのですが、

ちょっと時間的に無理なので、

1月にまわして、今月、そして今年の最後として、

師走に訪れた靖国神社参拝について書いておきましょう。


なぜ靖国か、、


映画『永遠のゼロ』を見て、思ったのです。

そうだよな、あの時代理不尽な理屈がまかり通る中で、

公(おおやけ)のために命を懸けて戦った人たちがいて、

その人たちを礎(いしずえ)として今があるんだよなぁ~、と。


あの時代に戦争に行く人たちは、皆、

死んだら靖国で会おう!

といっていたそうで、

日本人として一度は靖国神社をお参りしておく必要があるな、、

と痛切に感じたのです。


ということで、師走に行って参りました↓


地下鉄九段下で下車、少し歩いていくと、

街道沿いに日の丸がならび、

その先に大きな鳥居が見えてきました。




近づくにつれて、




その鳥居の大きさが際立ってきました。








どーん、靖国神社に見参!


鳥居の両側におわす狛犬

ちょっとユーモラスでかわいかった↓







で、こちらが鳥居ですね↓





このデカさ、、、

私の脳裏には、熊野を訪れた時の

日本一の大鳥居が浮かんできました↓



(さすがにこれには及びませんでしたが、、)

20131月 伊勢神宮・熊野三社参拝! ≪その参:熊野本宮大社参拝≫


鳥居の端で一礼をし、銀杏並木を進んでいくと、

銅像がそびえたっていました↓






ん、サムライか!?







銅像の下に説明がありました。


明治初期、長州征伐などで名をはせ、

事実上の日本陸軍創始者である大村益次郎という方の銅像のようです。





さらに進んでいくと、また鳥居がありました。






その脇の手水舎で手と口を洗います↓




12月で日が低いからか、ちょうど水に日が差していて、

清らかでとてもきれいでした。

柄杓がステンレスだったのが、いかにもヤスクニって感じでした。



こちらが本殿↓




脇に高層ビルが建っているところなんか、

いかにも東京という感じですね。






いま、こうして日本という国で生かして頂いているのも、

皆々様のお蔭があってのことです、

どうも有難うございます。。


と感謝しました。


本殿横には、来年の干支のヒツジさんの絵が↓





本殿を右に行くと、





軍用犬を供養する銅像、





軍馬を供養する銅像、





そして伝書鳩の銅像も、、、。


その近くに、んん、外人さんのお墓?





これは、東京裁判で唯一日本を裁くことはできないと主張した

インドのパール判事です。

おー、靖国にまつられちゃってるんだー、とちょっと感動。



その横にあった軍艦↓




近くの建物のレリーフが面白かったので撮ってみました↓





で、参拝のもう一つの目的であった博物館、





就館にいきました↓





入ってまず左手にゼロ戦が!!





カッコいい、、、







機能美というのでしょうか、

洗練された美しさというものを感じました。


















三菱零式艦上戦闘機五十二型






ゼロ戦に搭載されている機銃↓








入館料500円だったかを払って、

中を見学できます↓




エスカレーターに登って上へ、、











中は撮影禁止のため、写真は撮れませんでした。

まず、中で上映されていたドキュメンタリー映画(50分)を見ました。

その時代、その時代で、日本人は頑張ってきたんだなぁ~

と痛感。

日本の歴史は結構一方的に、自虐的に教えられてきたのかもなぁ、、

と思わされました。


中は日清、日露、第一次世界大戦、太平洋戦争

と時系列で戦争の展示がされ、

戦闘機や潜水艇、国産初ジェット機桜花まで展示してあり、

見ごたえ抜群でした。


コースは60分コース、120分コースなどと分けられてありましたが、

早足で一通りすべて見てきました。


とても見ごたえがあります。

靖国神社を参拝しおえて思ったのは、

意外とさっぱりしている、、

ということでした。


靖国というと、政治問題まであり、

すごく重い空気が漂っているのかと思っていたのですが、

とてもあっさり、さっぱりした感じだったのが予想外でした。


ここは戦闘で亡くなった方の死者が集う場所というより、

その方々が向こうへいくためのゲート、

玄関口のようなものなんだろうなぁ~と感じました。

だから重い念がたまっていないんだろうな、、と。


靖国を参拝して、とても心がすっきりしました。

お参りさせて頂いてよかったなぁ~、、と。


家に帰る途中に、どこからともなく、頭の中に、

ありがとう、

どうもありがとう、、

という言葉が響いてきました。

よくわかりませんが、やはり縁のある霊の方々には

ちゃんと感謝の念を送っておくのって必要なんだろうな、、

と思った次第です。


今年も色々ありました。

ブログを読んでくださった皆様方に感謝です。

有難うございます。


また来年も一年、よろしくお願いします。


m(__)m







参考:

靖国神社




2014年12月29日月曜日

ガッカイ(3日で若返る方法・運をよくする方法!?)



ちょっと旅の話からそれて、緊急告知です!

昨日の晩に、NHKで


おしえて!ガッカイ

3日で若返りスペシャル

というのをやっていました。

全国の数万人におよぶ学会に属する学者たちにあるお題をだし、その解答を送ってもらうという番組です。

こんな番組があったんですね、、見てればよかった、、。


今回は、一晩限りのスペシャル企画だそうで、

そのお題は、表題の

3日で若返るにはどうしたらいいのか、

というのとともに、

運を呼び込むにはどうしたらいいのか、

というものでした。


最初の若返りの話も面白かったのですが、

後者の運を呼び込むための方法というのが、

とても面白く、なるほどねぇ~、とうなずけるものでとても参考になりました。

どうやら、明日28日の午前11に再放送があるようなので、

興味のある方は是非見てみてください!

来年からツキまくりの人生になっちゃうかもしませんよ!?



以下、番組HPより


伝説の番組が、一夜かぎりの復活! 

史上最強の頭脳集団「ガッカイ」が、あなたのどんな願いもかなる!

「おしえて!ガッカイ」は、わたしたちの夢や無理難題を、全国の「学会」にぶつけて、

数万人もの科学者たちに英知をふりしぼってもらおう! という史上初のこころみ。

年末年始のスペシャル版にご用意したお題は・・・

「今年のこり3日で、1年の老いをなかったことできませんか?」

「来年、ツキまくりの1年にできませんか?」

お題に挑戦するのは、日本外科学会、日本心理学会、日本ロボット学会など、全国60の学会、50万人もの科学者軍団! 

「見かけの印象をあっというまに変える秘策」

「細胞レベルで若返る、ノーベル賞級発見の応用ワザ」

「ツキを呼び込むために、決定的に重要なポイント」

など、最高の知恵から生まれる珠玉のアイデアは、この番組ならでは!

今年の残り3日間をバラ色で過ごそう!


2014年12月20日土曜日

肥後の国へ 3 ~久住山編~ 〔Going to Kumamoto 3 -Climbing Mt.Kuju-〕



3日目の朝、朝食前の散歩 兼 ランニングに出かけました。

昨日山を歩き、今日も山に行くので、

朝の運動はほどほどに、、。


昨日、観光案内所でもらっていた地図に神社が載っていたので、

その神社に行ってみることにしました。


10分ほど歩いていくとありました。




宇奈岐日女神社

というかなり由緒のある神社のようです↓






参道を通っていくと、








苔むした燈籠がいい味だしてます。






高床式の倉のようなものの横を通って、、






門があらわれました!






ちょっと異国風、、





正面に本殿があり、


右には、、






ご神木の切り株がずらりと並んでいました。。。












フトっ!


そしてこちらが本殿↓






本殿左↓






本殿右↓





湯気が出ています。温泉かな?







とても心安らぐ、やさしい感じのする神社でした。



あ~、来てよかった、、。


お参りさせて頂いて、外に出ると、、、





おおぉぉ~~!!

来るときには霧と暗さで見えなかった由布岳が、

朝日を浴びて悠然とたたずんでいるではあーりませんか!?


うわーー、すげぇーー!



電線が邪魔だったので、

電線の写らないないところでもう一枚!






キレイだなぁ~、、、

しばらく見入ってしまいました。。


こんな勇壮な山が百名山じゃないの?


あとで調べてみると、

百名山を選定した作家の深田久弥が、

後に百名山に入れなかったことを後悔した山だそうで、、


由布岳(Wikipedia


それゃ、そうでしょ、これだけ美しい山なのに、、。


今回は登れませんが、

次回湯布院を訪れたときには絶対に登ろう!

と固く固く誓ったのでありました。。。


また楽しみが増えたや!


さて、予想外に朝の散歩に時間がかかってしまったので

駆け足で宿に戻り、朝食を頂きました。






さすがに、朝は料理が一気に出そろいました(笑)

とてもおいしかったです。


バスが湯布院駅前から出るので、

荷物をまとめて由布院駅へ!










熊本ー別府と九州を横断するバスに乗り、

いざ久住山へ!


車窓から九重の山々が見えてきました↓
















で、本日の登り口牧の戸峠に到着!





ははは、、、

雪、雪、雪ですね、、。






駐車場はスケートリンクのようでありました(笑)。




案内板を見ると、、↓











当初は、久住山に登って少し戻り、

宿泊予定の法華院温泉に行く予定にしていたのですが、

どうやら、久住山そして最高峰の中岳を登ってからも

法華院温泉に行けるコースがあるようで、

しかもそちらがメインのコースのようでした↓





中岳も登ってから宿に行けちゃうなんて、

素敵なコースじゃあ~りませんか♪

ということで、急遽そのコースに決定!


登山届けをポストにだして、

いざ、しゅっぱーーつ!










もう登り口から、ガチの雪山!






少し登ったところがちょっとした広場になっていて、

立札が立っていました。






そこで後ろを振り返ると、、、





おおぉ~~、、

私は感動のあまり、その場を動けなくなりました。。



こ、この山は、、、


私の亡き祖父は


祖父逝く

堂本印象美術館を訪ねて Insho-Domoto Art Museum


画家でよく阿蘇の山を描いており、

家にも何枚か飾ってあったりしたのですが、





まさに、この山を描いた絵がうちに飾ってあったのです。


私はてっきり、その絵が

いま噴火している阿蘇山の隣の根子岳かと思っていたのですが、


根子岳



九重から見えるこの山だったことに驚愕しました。。。


もしかして、角度から言っても、祖父はここにきて写生していたのではないか、、、

そんな気がしたのであります。


後で調べてみると、角度や標高からいって、

涌蓋山(わいたざん)

という山のようです。


ふぇ~、なんという巡りあわせ、、

すごいなぁ~、、。



感動の余韻に浸りながら、

雪道を登っていきました。














本日の予報は15時くらいから雨ということで、

10時過ぎに登り始めていた私は、

降り始める15時には宿につくだろうと思っていました。


が、登り始めて1時間もすると、雪がちらつき始め

風も出てきて急に雪嵐になってしまいましたー、、。







一瞬で回りがなにも見えなくなり、

頬に氷の粒がバツバツと当たって、

イタイ、イタイ、、(泣)

風速は20mといったところでしょうか、

たまに立ったまま動けなくなることもしばしば。。


時々体を斜めにして、

頬に氷の粒が当たらないようにしながら進んでいきました。

人の通った足跡、自分の通ってきた足跡もみる間に消えていきます。



ははは、、すげェ~~、、


私の頭の中には、あるフレーズが流れていました。


♪ブーリーザーード、ブリザーード (by ユーミン)(笑)


↓よかったらかけてみてね♡




それでもなんとか久住山に到着!








ハイ、まわり、なんも見えませぇーーん !





誰もいましぇーーん!







地図とコンパス、標識を確認して

次の中岳を目指しました。。


なんとか到着↓






ここから山を下って本日の宿

法華院温泉

にいけるルートがあるはずなので、

そちらの方向に進んでいきました。

(標識なし、、)


で、ある程度降りたところに標識があり、

ほっとしました。






で、地図にある法華院の方向を目指していこうとすると、、、






んん、なんかロープが張ってあり、

立札が、、、(イヤな予感!)






通行をご遠慮ください、、、


近づいてみると、夏に土砂崩れがあり、

このルートは通行止めになっているとのこと、、。

(;`O´)o

オィ、登山口にこの情報を載せとかんかい!!


彦兵衛は、雪嵐の中、ひとり怒りに打ち震えていました。。(笑)

(いえいえ、怒ってなんかいませんよ、、、目が点になっていただけです)


Σ(;゚Д゚) 



地図を見ると、ここから行くのが最短距離でしたが、

この雪嵐の中、ヤバいでしょ、、、

(でもロープの先もちょっと覗いていたりして、、(笑))


ということで、中岳をまた登るのはつらいので、

標識にある避難小屋を経由して

元の分岐に行こうと思いました。


避難小屋の方向に歩いていくのですが、

ほとんど人が通らないルートのためか、

途中から雪が膝より上にくるようになってきて、

方向もどちらかわからくなりました。。。


や、やばい、、、


八甲田山 死の行軍、、、


私の中には、この言葉が浮かんできました(笑)。




(映画 八甲田山 高倉健主演)

八甲田山 - 作品 - Yahoo!映画



こりゃ、完全にまずいわ、、

遠回りでも、また中岳に再び登ってから

来た道を下りて分岐路に出るのが一番確実だ、、

と判断しました。(当たり前だよね(笑))


で、また吹雪の中、ヒーコラいいながら中岳に登り、

久住山の脇を通って、

ナントカ、カントカ、久住別れという分岐点に戻れました。












標識を見ると、ちゃんと法華院温泉と書いてあります。。





北千里の文字を確認しつつ、





進んでいきました。







もうまわりは何も見えないのですが、


要所、要所に標識の杭が打ってあり、





石にも黄色いマーカーが施されていたので、

それを辿ってなんとか進んでいけました。


ありがてぇ~、、、


この時、

人の有難さ

というものを本当に肌身に染みて実感しました。

人は、一人で生きているようでも、

色んな人たちの思いやりがあってはじめて生きている、

生かされているんだよなぁ、、と。


この当たり前のことを、この吹雪の中を歩みつつ、

改めて思い知らされました。。


こんな道を一時間も進んだころ、、









木の枝の間に建物が見えてきました。。


おぉ、、人口の建造物だぁ、人のぬくもりだぁ~、、

た、助かった、、、。


体の力が脱力していくのがわかりました。(笑)









自然と早くなる歩みを諌めつつ、

宿に到着!




法華院温泉山荘


だいぶ遠回りしてきた割には、

予定より1時間も遅れずに到着しました。

暗くなってたら、完全にアウトでしたね、、。


さて、コチラの山荘、












昔、天台山の修業の場だったようです。

山に登る人しか入ることのできない

秘湯

なのであります!


v(^3^)v






さっそく中に入り、





受付を済ませましたー !

(一泊二食つきで1万円くらい)






向いが宿泊棟↓










外にあった温度計を見ると↓





ほぼ零度。。。

それゃ寒いわな、、。

しかも風速20m吹いてたら、体感温度は氷点下ですな、、。


確かに寒くはあったのですが、

あまり実感として寒さは感じていませんでした。


一つには着ていたものがよかったからでしょう。

一番下の肌着にウールが混じっているものを着ていました。

ウールは水分を吸収して発熱するようで、

山で遭難した時に生死をわけたのが、

ウールを着ていたか否かによるということが過去にあったようです。


私はウールの肌着の上にフリースを2枚着て、

その上にゴアテックスを羽織っており、

防寒対策は万全でした。

(^_-)b

(手、足、顔は冷たかったけどね、、)


宿泊棟の2階、




22号室が私の部屋でした↓












窓からの景色↓






灯油ヒーターをつけて、、、






ぬっく、ぬく!

ごはん、ごはん♪♪


この時の弁当の美味しかったこと!


腹が膨れたところで、

温泉に向かいましたー!


と、途中に観音堂と書かれてあったので、





温泉に入る前にお参りしておくことにしました。












中に観音様がおわし、

真言の坊主の端くれとして、

一応真言を上げさせていただきました。。


ありがたい、ありがたい、、、





で、心をすっきりさせて、


温泉、温泉 ♪♪ 









ばばーーん!






なんだ、フタがしまってるじゃないか~、もう~、、


ふたをとって、もう一枚↓





はい、くもって撮影不可!


こんな感じっすわ↓




(ネットから拾ってきました、コチラはたぶん女風呂)



源泉かけ流しだけあって、

まことにやさしいお湯でした、、

きもちぃぃ~~

心と体の疲れが一気に癒されていきました。。。


でも源泉の温度がちょっと高めなのか、

あまり長く入っていることもできず、

それでも30分くらい、

つかったり、あがったりしながら、

温泉を堪能しました。



で、温泉のあとは、

お楽しみのお・食・事 ♡





階段をおりて、、





食堂へ、、




あれれ、なにも用意されてないじゃ~ん、、


と思いきや、人数が少ないからか、

さらに奥の小部屋に通されました↓




夕食だよーーん!



これがめちゃくちゃ美味しかったです!


この日は、私ともう一人しか宿泊していないようで、

二人だけの晩御飯となりました。


その方は、北九州の小倉からこられた方のようで、

この宿も何回目か、

山のことなど、いろいろお話を伺うことができました。


この部屋にはいろいろな絵や写真が飾られていたのですが、





その中に観音様がいらっしゃいました↓







お堂の観音様は暗くてよく見えなかったのですが、


恐らく、こちらが本堂におわした観音様でしょう。

ありがたい、ありがたい、、。


この日も丸太のようにぐっすり眠ったのでありました。。。




つづく、、、