2010年5月26日水曜日

心構えと言葉



先日、兄が学会のため数日家に泊まっていったのですが、

なんとなく話している中で最近兄が読んだ本の話しになりました。

昔、池田高校という県立の高校がよく甲子園に出ていたことをまだ記憶にとどめている方も多いと思いますが、

兄は、池田高校が高校野球の常連で強かったのはどうしてなのか、ふと疑問に思い、池田高校で采配を揮っていた蔦監督の本を読んだのだそうです。

それによると、蔦監督は、とにかく生徒を信頼したのだそうです。

生徒たちは皆強いんだ、力をもっているんだ

という思いを常に持って生徒たちを指導していたのだそうで、それが池田高校の強さの秘訣だったのだそうです。


私はこれを聞いて臨床心理学者の河合隼雄さんが書いていたことを思い出しました。

彼は京大数学科の出身ですが、

数学の能力というのはほぼすべて天賦の才能によるもので、

しかもそういった才能に恵まれている者というのは、ごく稀にしかいないので、

数学科の教授たちは、入ってくる生徒たちに、はじめからほとんど期待しない、

多くの者は使い物にならない、というような態度で接し、その結果学生はなかなか伸びない、というようなことが書いてありました。

しかしそれとは逆に、河合さんのお兄さんは猿の研究で有名ですが、

京大の理学部の生物の分野では、教授たちは入ってくる生徒は皆、すばらしい能力を秘めているという態度で接してくれのだそうで、

従って学生が本当にドンドン伸びていくのだそうです。


河合隼雄さんは、この例から、

カウンセリングにあたるときには、クライエント(患者)に対して常に、本来は健全な心をもっている、という思いをもって接することの重要性を説いていました。

決して言葉にして出さなくとも、そういう思いをもって接していくだけで、相手が変わっていくのだそうなのです。


カウンセリングは「心の病」を扱いますが、

この心構えは、子供にどう接するか、新人にどのように接していくかという教育、ひいては人との接し方全般につながってくると思います。

(おそらく自分の体や動物、そして物などにもあてはまってくることなのかもしれません)

そういう意味で、あらゆることに対して、どのようなイメージ、心構えをもって接するかかというのは、すごく重要なポイントだと思います。


仏教では、あらゆる人は仏性(ほとけの心・ブッダと同じ心)を本来もっているとしています。

ゴータマ・シッダールタブッダ(目醒めた人)と呼ばれるのは、その心の領域(仏性・菩提心)に目醒めたからであり、それはだれにでも可能であるといいます。

これはとてもカウンセリングの理論に近いもので、河合氏が仏教に引き寄せられていったのもうなずけるところです。


さて心構えも大切ですが、同時に言葉にも気をつけたいものです。

というのも、私達が何気なく口から発している言葉によって、自らを規定してしまうことが少なからずあるからです。


先日、フジテレビの番組「ホンマでっか」を見ていたら、パネリストが次のような事を言っていました。









自分で、「私は年だから物忘れする」といっていると、本当に物忘れをするようになってしまうという事があるのだそうです。


こういうことは日常、結構頻繁に起こっているように思います。

たとえば、暑い日に、アツイ、アツイ、と言っていると、暑さがクローズアップされて、必要以上に暑さを感じるようになるような気がします。

心頭滅却すれば、、、

というのは少し極端ですが、これにも一理あるような気がします。


また

疲れた、疲れた、

という言葉を連発するような人と一緒にいると、こっちまでグターっとしてくるので、あまりそういう人の近くにいたいとは思いません。

しかし日常の挨拶として、私たは頻繁に

お疲れ様~

といって、お互いを疲れさせる言葉をなすりつけあっています。

しかしこのお疲れ様の代わりに何か別のことを言うのって、とても難しいんですよね。

他には、ガンバレー、なんていうのも、妙に力んでしまいそうで、英語の

Take it easy! (気楽に行こうぜ!)

の方が私は好きですね。

逆にこういった言葉の持つ力を利用したのが、 フロイトと同じ時代に生きた、フランス人のエミール・クーエです。

彼は言葉による暗示の効用を説いていますが、彼の著作を読むと、ナルホド、と頷ける点がとても多いです。


キリストは、

口に入るものは人を汚さず、口から出て来るものが人を汚すのである(マタイ15-11)

ということを言っています。

キレイな言葉、ポジティヴな言葉を使うようにするって、私達が思っている以上に大事なのかもしれません。


ブッダは、悟りに至る道として、身口意の三業(シン・ク・イのさんごう:心と言葉と行動)に気をつけるように言っています。

人間の活動全般を視野に入れ、それらをバランスよく整えていくというのが健全な心に到る道なのでしょうか。

心は体に影響を及ぼし、当然体の状態が心にも反映します。そして言葉もまた然りです。


最近ホリスティック(holistic:全人的)ということが医療でも教育の分野でもよく耳にしますが、

このホリスティックという語は、whole(全体の、健全な) holy(神聖な)と同じ語源をもつ語です。

全体を視野に入れる事と、健全さ、神聖さとは同じ概念なんですね。

科学が進み、ものごとが常に分化、専門化、先鋭化していく中で、神聖さとつながった全体を見る視点というのを常に忘れずにいたいものです。


おしまい





参考:

蔦監督 〔ウィキペディア〕

蔦監督の著作 〔アマゾン〕

フジテレビ:
ホンマでっか!?TV

エミール・クーエの本〔アマゾン〕

2010年5月24日月曜日

バロックの森



最近ラジオでNHK FMをよく聞くようになったのですが、

その中でも秀逸なのが、朝6時からやっている

バロックの森

という番組です。

朝一でこの音楽をきくと、心が澄み渡り、一日を穏やかな気持ちでスタート出来てかなりいいです。

この時間帯は、朝の運動(チベット体操など)をする時間と重なるので、これを聞きながら体を動かすとまた最高なのです。


日曜の朝8時から、NHK AMで

音楽の泉

というクラッシック音楽を流す番組をやっていて、これは昔からよく聞いていました。

これを聞きながらスタートする日曜の朝って

すごい贅沢だなぁー

と常々思っていたのですが、実はFMで毎朝これに相当するような番組を流していたんですよね。

最近発掘したばかりのこの番組、とても重宝しています。


というのもNHK FMといっても、いつもクラッシックを流している訳ではなく、

このような心が澄み渡るような音楽を流している時間帯というのは、意外と少ないんですよね。

また、バロック音楽というのは独特の雰囲気を持っていて、とくに私はチェンバロのあの天界で奏でられているような響きが好きで、

これを朝聞くと、その清々しいさに心が洗われ、リフレッシュされる感じがするんですよね。


最近はこのバロックの森を録音しておいて、朝食の用意をしながらとかも聞いています。

大抵朝のこの時間帯は、ニュースをかけっぱなしにして聞いていたのですが、ニュースというのは気分の悪くなるような情報ばかりで、

考えてみると、あまり必要なものなんてないんですよね。

なのに自ら、気が滅入ってくるような情報を流し続けるってなんかおかしいなという気がするのです。

その代わりに、バロック音楽を流すと、打って変わって朝食を作りながらとても優雅な気分に浸れるのです。


もっと早くからこうしておけばよかったなぁ~と、今更ながら思うのです。


結局、私達の毎日の生活と言うのは、決まりきって型にハマっているようでいて、


毎時毎瞬の自らの選択によって成り立っているんですよね。

だから別の選択肢があることを知り、選択を変えることで、ものごとがガラッと変わるような気がします。

ニュースなんて、今時ネットで必要な時にいくらでも見れる時代になっているので、

習慣で自らを気分の悪くなるような情報にダラダラとさらしておくのって、あまり賢い選択とは言えないなぁ、と思うのです。

録音機能付きのラジオをもっている方は、是非朝の6時にNHKFMにセットして一度聞いてみてください。

あわただしい朝の時間が、優雅なひと時になること請け合いです!



2010年5月22日土曜日

ジミー大西は天才だ!!


ジミー大西さんの絵は、彼がタレントから転身した頃からずっと注目していたのですが、

最近ふと思い立って彼の本を色々見てみました。


ジミー大西さんの本いろいろ


昔から、原色を配したカラフルな色使いや大胆な構成

天才だなぁ~、と思っていたのですが、

技術はイマイチ、ちょっと稚拙かなぁ~とも思っていました。


しかし最近の彼の絵を見ると、明らかに技術も向上し、洗練されてきていて、

もう素晴らしいの一言に尽きます。

まっ白 ジミー大西画集より ↓









どうやったらこんな構図が浮かんでくるのでしょうか。色使いも含めて

日本人離れ

しちゃってます。

故岡本太郎氏が絶賛したというのも頷けるところです。





こちらは、テレビ番組で作ったフェラガモの靴




ヨーロッパでは芸術家はとても尊敬されるようですね。

この靴をイタリアの靴職人とつくっていた時の様子を動画で見ることが出来ますが、

がどのようにして芸術を生み出していくか、その過程が見れて、とても興味深かったです。

上のマグカップもつい手に取ってみたくなるようなデザインです。いいなぁ~。





こちらは、タンカーのタンクにペイントしたもの。彼の天才性が遺憾なく発揮されているいるように思います↓




タンカーに描かれている絵↓








ジミー大西さんの文章を綴った

天然色日記

を読むと、お金の使い方とか、食事とかほんとメチャクチャなのですが、

自分の天職を見つけて、心の底から仕事=芸術活動を楽しんでいるという事がよく分かります。


最近、前からずっと読みたいと思っていたスピリチュアル系のこの本を読んだのですが↓


愛への帰還―光への道「奇跡の学習コース」



「仕事」の項目に、

仕事は、お金などで選んではならず、つい鼻歌を歌いたくなるような自分が楽しくなる仕事をしなければならない

と書いてありました。


ジミーさんは、まさにそんな仕事(=天職)を見つけたんだなぁと思います。


彼の展覧会があったら是非一度行ってみたいものです。




参考:


ウルルン滞在記 スイス編1/5

http://www.youtube.com/watch?v=KE2oneyk0v0



ウルルン滞在記 イタリア編1/5

http://www.youtube.com/watch?v=w1uJ1a64nhw


2010年5月20日木曜日

旅の技術 ~ その2 ~



私は結構放浪癖があるのか、

国内、海外を問わずふらふらと旅行に出ることが多く、かなり旅の技術は体系化してきたつもりでいましたが、

やはり上には上がいるものです。



サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書)



この本は私の旧友k氏に紹介して頂いた本です。

いつも為になる面白い情報を提供頂き、有難うございます。

m(_ _)m


この本の著者は、あのエリカ様の旦那様(いまでもそうなのかな?)、高城剛氏です。

海外旅行をされる方は、この一冊に目を通されることを強烈にオススメします。

役立つ情報満載で、高城氏がこれまで海外旅行で蓄積してきた智慧の数々が紹介されています。


旅に対する準備の方向としては、私と重なる部分が多く、読みながら、そう、そうと頷く点も多かったのですが、

へぇー、そんなのもあるんだぁー

驚いてしまう情報もたくさんあり、とても為になりました。

その中で、私の印象に残ったものを幾つか挙げてみようと思います。


☆ i-phone

これは言わずと知れた、アップル社のモバイル・フォンのことですが、

これを香港などで安く買い、国外でも使えるフリーのSIMカードにすると、それぞれの国で数百円でネットし放題などということができるそうです。

地図や移動手段、宿泊地などの旅の情報を瞬時に収集出来ることは勿論のこと、


機器自体にGPS機能が付いているので、荒野の様な所にいても、自分がどこにいるか瞬時に分かるのだそうです。

またネットの無料の電話サービスで、スカイプというのがあります。

スカイプ
http://www.skype.com/intl/ja/home/


知らない方の為に軽く説明しておくと、

スカイプのプログラムをダウンロードすると、ネット上で同じくスカイプのIDをもつ人と、国内外を問わず24時間、無料で通話出来てしまうというサービスです。

カメラをつけると、たとえば日本とアメリカ間で無料のテレビ電話がいくらでも出来てしまうのです!!

音声も画像もまったくストレスを感じることなく使えます。これにはホントびっくりです。

使用中に広告が出てる訳でもなく、ではどうやってこの会社は利益を得ているかと言うと、

ネットからスカイプを利用して固定電話や携帯電話などに電話をしたい人からお金を徴収して成り立っているのだそうです。

割合で言うと、無料利用者9割に対して、有料利用者1割だそうですが、それでも十分に元が取れるのだそうです。


少し説明が長くなりましたが、

このスカイプを i-phoneでダウンロードすると、な、なんと海外からどこにでも無料で通話しまくり状態になるのだそうです。

す、凄すぎる、、、

まぁ、でも i-phone自体は香港で買うにしてもまだ高いので、

余裕のある人、情報に頻繁にアクセスる必要がある人の為の旅のガジェットという気がしますね。

私には当分必要なさそうです。


☆ NASAが開発した毛布

これはあの NASA が宇宙開発の過程で生み出したもので、アルミを主体とする布をブランケットとして商品化したものです。

外気-10℃でも体感温23℃というスーパーな保温力をもち、軽量(100gほど)かつコンパクト(手のひらサイズ)なので、災害や救急現場などで使われているそうです。

ネットで、

ヒート シート
http://shopping.yahoo.co.jp/search?n=20&p=%A5%D2%A1%BC%A5%C8+%A5%B7%A1%BC%A5%C8&X=2&cid=2513&slider=0


nasa ブランケット
http://shopping.yahoo.co.jp/search?slider=0&cid=&p=nasa+%A5%D6%A5%E9%A5%F3%A5%B1%A5%C3%A5%C8&x=24&y=15&X=2


などとして検索するといろいろ出てきます。

ヒートシートエマージェンシーブランケットなどと呼ばれているようです。

日本で買うと、2-3千円すると思っていたのですが、千円以下で買える商品もあるようです。

山に行ったときや、乗り物で寒い時など、あったら便利だなあ~と思い、現在購入を検討中です。

冬の寒い日に布団に挟んで使っても有効のようです。

これはまた撥水機能があるので、ちょっとした防水シートとして、また車に乗る人は、駐車中の車が日光で熱くならないように車内に広げておくこともできるそうです。

ただし商品のレヴューなどを読んでみると、撥水性がある分、結露も激しく、長時間使っているとなかがビチョビチョになるそうなのです。

うん、でもこれは使い勝手ありそうです。


☆ ホメオパシーで時差ボケ対策

皆さんホメオパシーなるものをご存知ですか。

これは同種療法・同毒療法
などと呼ばれ、ヨーロッパでは民間療法としてかなり浸透しているそうです。

植物などから取ったエキスを希釈して摂取するという、ナチュラルで極めて安全な自然療法ですが、

このホメオパシーの処方の一つに、時差ボケ解消のセットがあるのだそうです。

高城氏はこれを必ずイギリスだったかの空港で購入し、実際に時差ぼけには極めて効くのだそうです。

このホメオパシー、科学的にはその効果が解明されていませんが、

ヨーロッパでは長い歴史を持ち、多くの人に支持されてきているので、やはり何がしかの効果がちゃんとあるということなのでしょうか。

ホメオパシーで花粉対策などもあるそうで、アレルギー反応を起こす花粉を希釈して摂取すると、体が過剰に反応しなくなるということだそうです。

なにより自然の物を使っているという安心感があるので、一度なにかでためしてみたいなぁと思っています。


チョット余談ですが、私は先日登山に行きましたが、帰ってくると足が鬼の様な筋肉痛になっていて、膝が笑っている感じでした。

うわー、かなりキテルなぁ~

と思っていたのですが、私はふとケイシー療法を思い出しました。

エドガー・ケイシーは、筋肉にはオリーブオイル・関節にはピーナツオイルが効くといっているのです。

さっそくオリーブオイルとピーナツオイルを同量に混ぜたオイルを足に塗り込んだのですが、

翌日はウソのように足が軽くなっていました。

おーー、オイルすげー、やっぱケイシーさんスゲーよ!

と思ったのです。

しかしこれも完全に同じ自分がいて、

オイルを塗った自分と塗らない自分で比較対象実験をしてみないと、実際の効果のほどがどれほどなのかは厳密には分かりませんが、

私がいままで使ってきた感じでは、つけた方の方が疲労は確実にとれますね。

ただしオリーブオイルは、コールドプレス(冷圧縮法:化学薬品を使わない昔ながらの製法)で取れたエキストラ・バージンオイルでないとだめだそうです。かつ有機だと、なおいいですね。

ピーナツオイルは、ちょっとこだわりのあるスーパーなどには置いてあります。

エドガー・ケイシーのオイルを使った療法としては、他にヒマシ油湿布というのがあります。

ヒマシ油にひたしたフランネルを肝臓のあたりにあて温熱パッドで温めるというもので、ケイシーはこの療法をあらゆる病の治療に薦めています。

これもやると実に気持ちいいです(体のデトックス=解毒になるそうです)。体調の悪い方、ふだん肝臓を酷使されている方などにはおススメですね。



さて、話しがだいぶ横にそれましたが、

他に高城氏の本で紹介されていた旅の技術としては、

衣類などは圧縮袋に入れ、それを高級そうな紙袋に入れて運ぶと、飛行機の手荷物としてカウントされないとか、

海外情報はCIAのサイトでリアルタイムの情報をゲットするとか、ガイドブックの選び方・使い方、

また当ブログでも紹介したことのある加圧スーツソーラーで電池に充電する機器なども紹介していて 、

役立つ情報が目白押しでした。

海外に頻繁に出られる方、これから海外に行こうと考えている方には一読をお勧めします。


おしまい




参考:

ホメオパシーとは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%A1%E3%82%AA%E3%83%91%E3%82%B7%E3%83%BC


エドガー・ケイシーとは、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%83%BC



ケイシーのオイルマッサージに対するリーディング↓

毎日アーモンドを二粒から三粒食べている人は、癌を恐れる必要はない。週一度ピーナツ油のマッサージを受けている人は、関節炎を恐れる必要がない。 1158-31

ピーナツ油のマッサージは身体にエネルギーを供給する。 1158-31

身体に適用されうる素材のうちでも、オリーブ油は筋肉と粘膜の働きを刺激する上で最も効果的である。 440-3


"顔、背中、頭や髪のお肌の状態をよくしたいのですが。

少なくても一週間に一度、お風呂のあとの一連の体操を終わってから、純粋のピーナッツオイルで背中や顔、足など身体全体をマッサージしなさい。

そうすれば美しくなるし、肝臓や腎臓のゆきづまりから起きる併発症に悩まされることは決してない。" 人生を変える健康法 p.25

ピーナツオイルをこすりつけること、これよりよい治療はない。これは身体にエネルギーを供給するからである。

そして他でも説明したように、毎日二、三個のアーモンドを食べる人は決してガンを恐れることはない。毎週ピーナッツオイルを身体にこすりつければ、決して関節炎の心配はない。 1158-31 人生を変える健康法 p.306

(16才の少女に)少なくても一週間に一回、十分に体操して、お風呂に入り、純粋のピーナッツオイルで背中、顔、胸、足などをマッサージする。そうすればもっときれいになる。 1206-13 人生を変える健康法 p.312

毎日少なくとも30分から1時間半は丁寧にピーナッツオイルでマッサージをしなさい。
平凡に思えるピーナッツオイルが、組み合わせ次第で、体表の血液循環、骨格、皮膚や血液中に、皮膚、筋肉、腱を丈夫にして身体の骨格部分を作り上げるのに役立つ作用を生じさせる。

ピーナッツオイルを身体が吸収して放射するようになると、骨格自体の働きが強化される。 2968-1

患部をマッサージするのが良い。患部とはもちろん、背中の腰のあたりのくびれた部分を横切って衰弱した部位までにずっとのびるあたりで、四肢の両側もということだ。

これにはオリーブオイルとピーナッツオイルを同量混ぜ、全身をマッサージして吸収させる。これを手技のあとで毎回行う。 1539-4

オリーブオイル―純粋なバージンオリーブオイル―は、身体につけることのできるものの中で、筋肉の活動を刺激したり、粘膜の活動を刺激するものの中では、最も効果のあるものである。 440-3


ケイシーのことがわかる本↓

新版 エドガー・ケイシーの人生を変える健康法

エドガー・ケイシーが教えてくれた 美しく生まれ変わるレシピ

賢者たちのメッセージ エドガー・ケイシーに学んだこと

眠れる予言者エドガー・ケイシー―あなたの魂をみがくスピリチュアル・メッセージ


2010年5月18日火曜日

旅の技術




前回はシリーズで登山について書いたので、

登山や旅行などで便利だと思う事をつらつらと書いてみようと思います。


まず旅行で一番大事なのは"情報"だと思います。

情報を得るのに一番活用できるのが今の世の中インターネットですが、

その中で最近便利だと思うのは、前にも紹介した、距離を計れる地図↓ です。

マッピオン キョリ測
http://www.mapion.co.jp/route/


自分がよく調べるところをお気に入りに登録しておくと、目的地までの距離がすぐに測れてたいへん便利です。

また自分の歩く速度や、ジョギング時の速度自転車の速度を登録しておくと、目的地までの時間が瞬時にわかってたいへん便利です。


他に情報と言う点で最近よく使うのが

ヤフーの乗り換え案内
http://transit.map.yahoo.co.jp/


かゆい所に手が届くほど、欲しい機能がほぼすべて揃っていてグッドなのであります。


いままでは、

インフォシークの乗り換え案内

を使っていたのですが、こちらは「特急を使わない」にチェックしても、なぜだか新幹線などの路線がでてきてしまい、

18きっぷでいく鈍行野郎にとっては、ストレスを感じるものでした。

この点もヤフーの方はちゃんと鈍行のみででてくるので有難いです。


しかし、最近千葉の幕張にいったのですが、



幕張メッセでの日本最大のフリーマーケット



(連休中という事もあり、とにかくスゴイ人出でした)





藤沢-海浜幕張「料金が安い」で調べると、新宿の小田急経由が最安にも関わらず、その路線が出てきませんでした。

経由地に新宿と入力してはじめて出てくるんですよね。

まぁ、こういう便利なものを使うにしても、

私は常にアナログな情報、(この場合は電車路線図)などをバックアップとして傍らに置いておきますがね。


あと、私が外出時にこだわっているのがバックパックです。

学生の時から、自転車に乗るときでも、チョットした買い物などでも常にデーバッグを背負ってきたので、


何も背負わないで外出するというのは、違和感を感じるようになってしまいました。

シャーリー・マクレーンの




カミーノ ― 魂の旅路



という本に、彼女が巡礼の旅でずっとバックパックを背負っていたので、

ふだんバックパックなしで外出するのは裸で外に出るような感じがする

と書いているのですが、これにはとても共感できるのです。

何も背負わないでいると、背中が守られていないというか、なんか不安な気持ち、手持無沙汰な感じなんですよね。


なにはともあれ、私が長年色々と使ってきた中で、バックパックの必須機能として以下の点が挙げられます。

① 背中の
通気性

② 背負った時に表に出てくる部分がS字状にカットされていて、肩に当たらないようになっている

胸と腰にストラップがついている

サイドに水筒を入れられるようになっている

背面にジャケットやブランケットなどを挟めるストラップがついている

⑥ 荷物が薄い時にサイドで締めて厚さを調整できる機能がある

小物入れがある

私がバックパックを買う時には、デザインやフィット感の他に、上の7つの点をいつもチェックします。


で、最近もっとも重視しているのが①の通気性で、背中の部分がネットになっているものが私のお気に入りです。

昔はドイターの物しかありませんでしたが、最近は各メーカーから色々でるようになりました。

ドイターはドイツのメーカーで、戦争を通じて鍛え上げられてきただけあって、その使いやすさはピカイチです。値段もお手頃。

deuter という綴りなので、これなんて読むか分かる?ときいて、ドイツ語を知っているかどうかを判別するのにも使えます。(笑) (ドイツ語ではeuはオイと発音する)


私が長年愛用してきた、ドイターのデーバック





背中のネットの両脇があいている↑



宿泊などの時に使うオスプレーのリュック


ネット部分の両端が閉じている代わりに、肩の上までネットが広がっている



どちらも背中がネット状になってます。

背中は放熱板の役割を果たしているようで、特にには背中の通気性が良くなっているのはとても重宝します。

しかしこの機能も、上のドイターの物はネットの横が開いていますが、オスプレーのは横が閉じています。


横が閉じているのを使ってみてわかったのが、

特に自転車に乗った時などは、風が横から巻き込んで入ってくるので横が開いていることは重要なポイントであるということです。

逆にこのオスプレーのものは、横が閉まっている代わりに、ネットが肩の上の方まであって、ちょうど煙突のように熱気を上に逃がせる構造になっています。


理想を言うと、横と上が開いているのが最高なのですが、最近このタイプの物が結構でてきています。

私が見た限りでは、

ドイターのスペクトロ
http://www.iwatani-primus.co.jp/products/deuter/index_b_hiking.html


オスプレーのアトモス http://www.ospreypacks.com/Packs/AtmosSeriesMens/

マムートのクレオン http://www.mammut.ch/ja/productDetail/251001980_v_0055_30/Creon+Pro.html

などがその完璧な通気性の機能を備えているようです。

他にも色々と背中が暑くならないような機能が色々考えられているようですが、

物理的に背中と接触させない、ちゃんと空間をとるというのが、もっとも効率のいい放熱法のように思います。

あと、背中がネットだと、分の背中の形状にフィットするので、疲れにくくなるという点もいいです。

しかしデメリットとしては、ネットの空間をとるかわりに、リュックの中に入れられる量が削られてしまうというのがあるかもしれません。


でも私は断然放熱&フィット感のメリットの方をとりますね。

横あき+煙突構造のネットのリュック一つほしいなぁ~、、

と最近アウトドアショップに行くたびに思うのです。







2010年5月14日金曜日

丹沢に行ってきました 最終回



二日目の丹沢山系最高峰、蛭ヶ岳に登ってから、

本来ならそのまま西に向かって箒沢の方へ出て、温泉に入る予定でいました。


丹沢山 → 蛭ヶ岳 → 檜洞丸 → 石棚山 → 箒沢(千年杉) → ♨ 中川温泉


しかし前日のペースがあまりにゆっくりだったので、宿泊した丹沢山の山小屋で、常連の方々から、

そんなペースでそのコース(実はかなり上級者向け)行ったら日が暮れちゃってバスもないよ

などと散々(お叱り半分の)アドバイスを頂いてしまい、結局皆さんの意見を汲んで、

蛭ヶ岳を登ってからは北に抜けて明るいうちに町に出られる割とゆるめのコースをいくことにしました。







下のかなたに見えた橋↓



途中、結構ヤマザクラが咲いてました。小ぶりでナカナカかわいかったです。





山を下って、下って数時間歩いたところで、にでました。




冷たくてきもちーーい。

疲れてほてった足を、ここで冷やして小休止。





沢を出てから30分ほどで、ようやく舗装された道路にでました。





ずっとかなり急な斜面を下って来たので、この時点で足はガクガク

私は登山用の杖を持って行っていたのですが、ここで杖がなかったら相当きつかったと思います。


登りもそうですが、杖を両手に持っていると登山は相当楽になることを今回実感しました。

登りはカマキリみたいにして四つの足を使って楽に登れる感覚があるし、

下りも足(膝)の負担を相当軽減してくれることを実感しました。

もし専用の杖を持っていない場合でも、山を歩きながら杖になる枝を探す事って大事だと思います。


さて上の道路に出てから、目指す東野のバス停までの表示をみると、4.2kmとあり、かなりぐったりきました。

ふもとまで来たのに、まだ4.2キロぉ~

でもまあ仕方ないと、一歩、一歩、歩いて行きました。


歩いて行き、人の住む家が見えだすと、

あーー、人里に下りて来たんだぁ~、と実感しました。


自動販売機があったりすると、

おーー、文明の利器!

とちょっと感動。

なんせ山小屋では500ccのペットボトルのお水は300円ですからね。


さて、もうそろそろバス停か、

と言う所まで来たところで、赤い鳥居が見えました。

そしてその鳥居の向こうを見ると、ずどーーーん、と巨大な御神木が静かに佇んでおられるではないか!





足の疲れを忘れて、鳥居で一礼してから、巨木のお参りに馳せ参じました。




うわーー、すげーー、

その神々しさに、思わず首(こうべ)を垂れて合掌してしまいました。なんだか、行く先々で大木に出会う気がします。


根元には説明書きがあります。






神奈川の名木100選に入る樹〔青根の諏訪神社の大スギ〕で、樹齢は700年ほどだそうです。

ということは、ん、鎌倉時代からの樹か?


根元にマイ リュックを置いてみました。




津和野でであった御神木ほどではありませんでしたが、

でもやっぱ、年輪を重ねた大木っていいなぁ~、

と御神木の前で静かな時を過ごしたのであります。






さて神域で癒しのパワーを頂いてから、バス停に行きました。




恐ろしいことに、三ヶ木行きは休日、一日に2本のみ!!




バスの発車まで、40分ほどあったので、前日の山荘で聞いていた真向かいの旅館のお風呂に入って、汗を流すことにしました(500円)。





こらちは温泉ではありませんでしたが、清潔でとても気持ちのいいお風呂でした。


バス到着の5分前までに戻ってきて、バスに乗車。

終点の三ヶ木(みかげ)まで行き、そこからまたバスに乗り換えてJR橋本駅へ。

橋本から町田に出て、町田から小田急線に乗って、夕方に藤沢に戻ってきました。

いやー、今回は、充実したいい登山だった。



おしまい