二日目の丹沢山系最高峰、蛭ヶ岳に登ってから、
本来ならそのまま西に向かって箒沢の方へ出て、温泉に入る予定でいました。
丹沢山 → 蛭ヶ岳 → 檜洞丸 → 石棚山 → 箒沢(千年杉) → ♨ 中川温泉
しかし前日のペースがあまりにゆっくりだったので、宿泊した丹沢山の山小屋で、常連の方々から、
そんなペースでそのコース(実はかなり上級者向け)行ったら日が暮れちゃってバスもないよ、
などと散々(お叱り半分の)アドバイスを頂いてしまい、結局皆さんの意見を汲んで、
蛭ヶ岳を登ってからは北に抜けて明るいうちに町に出られる割とゆるめのコースをいくことにしました。
下のかなたに見えた橋↓
途中、結構ヤマザクラが咲いてました。小ぶりでナカナカかわいかったです。
山を下って、下って数時間歩いたところで、沢にでました。
冷たくてきもちーーい。
疲れてほてった足を、ここで冷やして小休止。
沢を出てから30分ほどで、ようやく舗装された道路にでました。
ずっとかなり急な斜面を下って来たので、この時点で足はガクガク。
私は登山用の杖を持って行っていたのですが、ここで杖がなかったら相当きつかったと思います。
登りもそうですが、杖を両手に持っていると登山は相当楽になることを今回実感しました。
登りはカマキリみたいにして四つの足を使って楽に登れる感覚があるし、
下りも足(膝)の負担を相当軽減してくれることを実感しました。
もし専用の杖を持っていない場合でも、山を歩きながら杖になる枝を探す事って大事だと思います。
さて上の道路に出てから、目指す東野のバス停までの表示をみると、4.2kmとあり、かなりぐったりきました。
ふもとまで来たのに、まだ4.2キロぉ~
でもまあ仕方ないと、一歩、一歩、歩いて行きました。
歩いて行き、人の住む家が見えだすと、
あーー、人里に下りて来たんだぁ~、と実感しました。
自動販売機があったりすると、
おーー、文明の利器!
とちょっと感動。
なんせ山小屋では500ccのペットボトルのお水は300円ですからね。
さて、もうそろそろバス停か、
と言う所まで来たところで、赤い鳥居が見えました。
そしてその鳥居の向こうを見ると、ずどーーーん、と巨大な御神木が静かに佇んでおられるではないか!
足の疲れを忘れて、鳥居で一礼してから、巨木のお参りに馳せ参じました。
うわーー、すげーー、
その神々しさに、思わず首(こうべ)を垂れて合掌してしまいました。なんだか、行く先々で大木に出会う気がします。
根元には説明書きがあります。
神奈川の名木100選に入る樹〔青根の諏訪神社の大スギ〕で、樹齢は700年ほどだそうです。
ということは、ん、鎌倉時代からの樹か?
根元にマイ リュックを置いてみました。
津和野でであった御神木ほどではありませんでしたが、
でもやっぱ、年輪を重ねた大木っていいなぁ~、
と御神木の前で静かな時を過ごしたのであります。
さて神域で癒しのパワーを頂いてから、バス停に行きました。
恐ろしいことに、三ヶ木行きは休日、一日に2本のみ!!
バスの発車まで、40分ほどあったので、前日の山荘で聞いていた真向かいの旅館のお風呂に入って、汗を流すことにしました(500円)。
こらちは温泉ではありませんでしたが、清潔でとても気持ちのいいお風呂でした。
バス到着の5分前までに戻ってきて、バスに乗車。
終点の三ヶ木(みかげ)まで行き、そこからまたバスに乗り換えてJR橋本駅へ。
橋本から町田に出て、町田から小田急線に乗って、夕方に藤沢に戻ってきました。
いやー、今回は、充実したいい登山だった。
おしまい
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