2016年5月29日日曜日

秩父いいとこ~♪ ~ 福島尚展覧会 ~




秩父へ行こう!

と思い立ち、1泊2日で行って参りましたー!


なぜ秩父か、、

秩父方面に行ってみたいところが

いつくか固まっていたんですよね。


今回の計画は、

① 秩父に行く途中にある

福島尚さんのギャラリー

(~5/29まで)を見に行く


② 埼玉の一宮の残り、

秩父神社を参拝する


③ 百名山の 両神山に登り、


秩父の秘湯につかる


こういった欲張り計画を立て、

いざ秩父に向かいました!


初日はまず、

福島尚さんのギャラリー

立ち寄ることにしました。


福島尚さんは、知的障害者の方ですが、

写真のような精密な絵を記憶を頼りに描くという

特異な才能をもった方で、

当ブログで一度紹介しました。


な、なんじゃこれゃ~、写真じゃないのぉ~!!!〔2015127



ぜったい行ってたい!

と思ってたのですが、

ちょうど今の時期ギャラリーをやっているとのことで、

福島尚作品展


行ってみることにしました。


池袋から西武鉄道に乗り、

飯能駅で降りてバスでいきます。

(「はんのう」とよむ。「いいのう」と読んじゃだめよ!)












バスに揺られること10分、

西武不動産営業所

というバス停に到着↓





少し歩いていくと、

黄色い建物が左手に見えてきました↓









おー、ここだ、ここ、

カフェ リモン



花に囲まれて、ちょっと素敵な建物です↓










入口に看板が立てかけてありました↓




中は写真撮影はダメなようなので、

ネットから拾ってきた画像で紹介いたします↓


こちらの絵、実物見ちゃいましたー!





かなりデカくて、びっくり!迫力あります。

近くでみると、やっぱり絵なんだな、、とわかりますね。


こちらは、ホキ美術館大賞に選ばれたものだとのこと。

つい先日、ホキ美術館に行ってきたばかりだったので、


ちょっと驚きです。


こちらのブルートレインもよかった↓










この信号機も、圧巻でしたね↓




あまりにリアル、スゴ過ぎて、吹き出してしまった、、。

細部の緻密さは、

なんだか、あの伊藤若冲に通じるものがあるような
気がしました。


こちらは、絵はただで見れるのですが、

一応カフェでもあるので、

絵を見させて頂いたお礼もかねて、

食事をさせて頂きました。


キーマカレー↓




パンは全粒粉をつかったもちもちのこだわりパンで

スパイスの効いたカレーととてもマッチして美味しかったです。


お土産に6枚セットのハガキ買ったじょー!































再び飯能駅に戻ってきました。


ホームを見ると、京急色の車両、

地下鉄の車両、





西武鉄道の車両




と色んな車両が入り混じっていて楽しいです。


ちょっと銀河鉄道999の駅を彷彿とさせますよね、、

ってワシだけか。




私はこちらの西武鉄道に乗り、

いざ秩父へー!


つづく、、、



2016年5月22日日曜日

「キンベン」(=金・便、勤勉)について考えてみた、、

 
 
 
三菱自動車の不正が明らかになって、
 
またか、、
 
といった感じでしたが、私はこれは他人事ではなく、
 
もしかしたら日本人の陥りやすい過ちが何か現われているのではないか、
 
あるいは、人間としてして犯してしまいがちな問題を何か孕んでいるのではないか
 
という視点で、何か学ぶべきことがあるのではないか、
 
と考えてきました。
 
 
東芝にしろ、三菱にしろ、最近大企業の不正が続いていますが、
 
何が共通するのだろう、、
 
と考えていた時、ある健康番組をみました。
 
 
その番組で、ある腸内細菌の先生だったかが、
 
私は、バナナのようなしっかりとした一本のうんちが出るように気を付けてます
 
と仰っていたんですね。
 
まあ、それはそれでいいのですが、
 
そこに私は何か違和感を覚えました。
 
 
健康なうんちは、体が健康であることのバロメーターではありますが、
 
健康的なうんちを出そうとして、
 
たとえば、始終おなかをさすったり、あるいは
 
いい色、形のうんちを出すための怪しげなサプリを飲み始めたりしたら、
 
なんかそれは違うぞ、、
 
ということになってくるような気がするんです。
 
 
うんちは、食事、運動、睡眠、などの諸々の要素がそろって
 
体が健康であるときに
 
自然といいカタチのうんちが出るものであって、
 
良い色・形のうんちを出すこと自体が目的ではないはずです。
 
 
フロイトが確か、金と便との共通点を述べていた気がするんですが、
 
便のことと、金、すなわち企業の利益というものも
 
同じなんじゃないか、とその番組をみた時に思ったのです。
 
 
何かを作ったり、サービスを提供するのは、
 
本来そこにかかわる人みんなが満足するため、幸せになるためのもので、
 
その結果、対価として、お金として利益が自然と出るのであって、
 
利益だけにフォーカスして、その見た目を増やそうとしたりするのは、
 
どこかキレイなうんちを出そうとして、
 
あれこれ操作し出すのと似ている気がしたのです。
 
 
私は100分で名著という番組を録画して観てるのですが、
 
司馬遼太郎さんの回でとても心に残ったことがあります。
 
司馬遼太郎スペシャル
 
司馬さんは、日本兵として太平洋戦争に従軍した経験があり、
 
どうして日本軍はあんな理不尽な、非効率的なことをするようになったんだろうか、
 
と疑問を持っていたそうです。
 
 
日本の軍隊の黎明期、明治の初期の官軍は、
 
効率最優先で、服装など細かいかことにはこだわらず、とても理に敵った戦い方をしていたそうです。
 
それがどうしてこうも変わってしまったのか、、。
 
解説していた先生が、
 
日本人は、時として、手段と目的をごっちゃにしがちなのだ
 
と仰っていました。
 
本来、戦うのはみんなが幸せになるためであったのに、(真偽はべつとして、、)
 
戦うこと自体が目的になり、
 
しまいには、死ぬことが目的になり、
 
段々わけのわからない方向に進んでしまったのが、
 
太平洋戦争時の日本軍だったのだ、ということを述べていました。
 
 
でも、これって旧日本軍に限ったことじゃなくて、現代日本でもみられていることなんじゃないか、、
 
と思ったのです。
 
 
本来、物づくりというのは、こうなったらみんなが便利になるだろう、楽しくなるだろう、
 
という思いで製作に携わり、いい商品ができ、
 
顧客が満足したときに、結果としてお金が入ってきたはずです。
 
今の日本を代表するメーカーの創業者は、だいたいあまり学歴も
ないような、いわゆるいい意味でのバカだったように思います。
 
物づくりが好きで、好きで、
 
熱意と信念をもって、物づくりにあたっていたように思います。
 
最近読んだ本に、英語の熱意(enthusiasm)という語は、
 
神が中に入った状態という意味である、
 
ということが書かれていて、なるほどな~、と思ったのですが、
 
熱意をもって何かをするというのは、本来、その作業自体、没頭できて、浸れて、
 
楽しいことだったはずだと思うのです。
 
参考:
語源 古フランス語←ギリシャ語
enthousiasm (en-中に+-thous神がとりついた+-ia-Y3+-asmos-ISM=心の中に神がとりついた状態).
 
 
それが、だんだんそういった企業に、学歴の高いイイ子ちゃんたちが入ってくるようになると、
 
彼らの多くは、点数という結果のみで評価されるという教育を受けてきた人たちなので、
 
そういう人が企業の大半を占めるようになると、
 
起業の精神、物づくりの本質とかは二の次になり、
 
結果の数字を上げることに意識が行ってしまう、
 
そして、結果としていい数字を出すため、不正に手を染める、、
 
という、そういう構造になっているような気がするのです。
 
 
結果にフォーカスを当てるのも大事でしょう。
 
それは、健康のひとつのバロメーターですから。
 
しかし、そこにかかわる過程を疎かにしていたら、
 
その結果もあぶくのように一瞬で消えてしまう、、
 
ということが今回の事態であるように思います。
 
 
勤勉で、何かに没頭することはいいことですが、
 
時には自分のやっていることを振り返って、
 
人の幸せってなんだったのか、
 
目的と手段を取り違えていないか、
 
過程を大事にしているか、
 
結果ばかりに意識が行きすぎていないか、
 
などと時に考える必要があるのではないか、、
 
と私は今回のニュースを見て思いました。
 
 
少なくとも、自分とその周りの耳をもった人たちには、
 
こういったことを伝えていけたらな、、
 
と考えています。
 
キンベン」について考えたことでした。
 
 
おしまい
 
 
 
 
 

ホタルを見てきましたー!




家の近く、歩いて10分ほどのところに、

清流に鯉がたくさん泳いでいて、

ここは津和野か!?

と思わせるような場所があるのですが、























ここは津和野か!? ~寄り道をしてみる~〔2012年4月〕


そこのホタルを初めて見てきました。






この辺りは、岩戸と呼ばれ、

岩盤の地層なのでしょうか。

その地層から、その場所だけ清水が

じゃーじゃーと湧いていて、ちょっと不思議な空間、

癒しの谷となってるんですね。


ここは、私のお気に入りのジョギングコースの一つでもあるんですが、

19:15頃から飛んでいるのがよく観れるとの情報だったので、

ジョギングでその時間につくように計算して行ってみました。


私は、一、二匹のホタルが、

ひょろひょろ~

と飛んでる程度だろー、、

ま、見れないかもしれないなー、、

などとタカをくくっていたのですが、

トンデモナイ!


かなりの数のホタルが、まさに乱舞していました !

ほのかな光をまたたかせながら、

ふわ~、ふわ~、と飛びかう情景は、

どこか日本の原風景を見ているようで、

しみじみとした思いになりました。

昔の日本人は、こういう光景を愛でてたんだろうな、、

などと思いつつ。


季節によって、これだけは観ておきたいよね!

っていうものが日本にはあると思います。


春の桜、夏の蝉しぐれ(これは音か)、

花火、紅葉、雪景色

などなど、ですが、久しぶりにホタルをみて、

ホタルの舞う姿もマストだな、、

と思いました。


日が暮れて薄暗くなったところに、

川のせせらぎをバックに

たくさんのホタルが、

ふわ~ん、ふわ~んと、

ゆるーくとんでいく情景は、

とても幻想的で、

日本人の感覚のど真ん中!

といった感じでした。


そして、自然を大切にしないとな、、

とふと思いました。


ホタルを見に、子供たちもやってきていましたが、

こういう情景をみて育った子供は、

どこか違ってくるんだろうな~、、

などと思います。


ホタルをみて感じたことでした。


おしまーい


参考:

彦兵衛のブログ:下関陶器の旅 ≪その8≫ ~津和野へ~








2016年5月8日日曜日

若冲展観にいってきましたー!

 
 
 
 
 
↑上野に若冲展観に行ってきました!
 
若冲展
 
 
すんごい並ぶということだったので、
 
ツイッターを参考にしました↓
 
 
朝一だと120分待ちとかなので、
 
14時頃に行ってみました。
 
 
最後尾は70分待ちと書いてありましたが、
 
実際は60分くらいで、人と行ったので、
 
話しているうちにあっという間に順番が来ました。
 
 
この日に備えて、日傘を買っておいたのは正解でした。
 
ですが、列に並ぶと、
 
希望者には日傘が配布されていたので、
 
心配はご無用です!
 
 
 
若冲の絵、
 
もうとにかく凄かった、
 
すさまじかったです!!
 
 
 
 
 

 
 
その細かさ、病的なまでの緻密さ、
 
色遣い、構図といい、
 
遊び心もたっぷりで、
 
もうなんだか
 
創造主=神
 
といった感じでした。
 
 
 
 
 若冲は、
 
植物も、虫も、魚も、犬なども描いていますが、
 
彼はやっばり鳥ラブ!
 
特に鶏大好き!
 
というのが
 
絵を見てるとびしびし伝わってきました(笑)。
 
 
 
 
 
 
 
 羽の毛の細かいところ、
 
トサカ、足とか、
 
もう、その緻密さといったらなかったです。。
 
 
私は、若冲って、アスペルガー?サヴァン?
 
などと思っていたのですが、
 
彼はに傾倒していたようで、
 
それならこの細かさとかも納得できる気がしました。。
 
 
 
NHKスペシャルによると、
 
顕微鏡とかでみて初めて分かる
 
色の落とし方などをしており、
 
彼自身は、
 
千年後の人にわかってもらえたら、、
 
という言葉を残しているとのことでした。。。
 
過ごすぎます!
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
↑なんでこの時代に、
 
こんなデジタルっぽい作風になるのか、
 
ホント不思議です。。。
 
 
  


 
 
水墨画なのに、色彩を感じる絵でした。
 
しかも、なんだか線が生きている!
 
という印象を強く受けました。
 
なんなんでしょう、この感覚は!
 
 

 
 
 
 
 

 
 
 
 
  
百犬、最晩年の作品らしいです。
 
実物を見ても、私はイマイチピンとこず、
 
子犬もあまり可愛くないし、、
 
と思っていたのですが、
 
彼の集大成らしいんですね。。。
 
 
美の巨人を観て知りました。
 
 

 
茶を売っている仙人みたいな人の絵、
 
シュロの葉のホウキと子犬など、
 
すべてがというキーワードで繋がっていたということを
 
知り、とても為になりました。
 
こういう作品の背景、ストーリーを知ると、
 
絵画鑑賞も更にいっそう楽しくなりますね。
 
 
美の巨人によると、
 
彼のお墓が京都の伏見にあるらしく、
 
また、ちょうどNHKのブラタモリで、
 
伏見のことをやっていて、
 
学生時代、伏見に数年住んでいた私としては、
 
諸々繋がるものがあり、
 
とても感慨深いものがありました。
 
 
若冲のお墓があるという伏見の
 
石峯寺
 
は、禅宗といっても黄檗宗だそうで、
 
黄檗宗ってちょっと密教の系統が入ってて、
 
極彩色をつかったりするんですよね。
 
この石峯寺、まだ行ったことないので、
 
こんど京都行ったときに寄ってみたいなーと思いました。
 
 
いや~、天才といわれる人たちの作品に接すると、
 
すんごい刺激受けますね。。
 
もう、圧倒されて、頭がぼーーっとしてしまいました。
 
これからも、いい作品に接することのできる機会があったら、
 
貪欲にみにいこー!!
 
と決意を新たにした次第であります。。
 
 
おしまい!