2010年6月20日日曜日

新政権に期待したい事~お金の使い方~



山政権があっという間に終わってしまいました。

私が自民党から民主党になって期待していた事は、

国の赤字を減らすこと

アメリカと対等に付き合う事

の二点、とりあえずこの二点を変えてほしいと思っていました。


国の赤字はいまさら言うまでもありませんが、大騒ぎしているギリシアの比ではありません。

これをまず減らしてくれると思っていたのですが、子供手当のために出費がさらに増えてしまいました。

私はこの決断がなされたときに、

えーーっ、優先順位が違うんじゃないの?

まず借金を減らすことが最優先でしょ!

と思いました。

天下りを糾弾し、事業仕分けをするのはいいですが、もっと大きなところで優先順位を間違えて欲しくないと思いました。


また基地の移転にしても、

どこに移すとか言う以前に、

まず対等な国同士として、毅然とした態度でアメリカと付き合えるようになってほしいと思っていました。

駐留米軍に何千億円も払って日本にいて貰うというのは、独立国家としては少し情けない気がします。

民主党はそれまでの自民党とは違って、そこらへんの根本まで掘り下げて外交に当たってくれるのかと思っていましたが、

あまり変化はなかったようです。

新しい政権には、そこらへんの所をガンバって欲しいものです。


まあ、それはそれとして、

国の借金てあんなに膨れ上がってしまって誰が責任とるんだろうかと思います。

もっとお金は身の丈に合った使い方をすべきだと思うのですが、

考えてみると、教育の中で一生涯つきあっていかなければならない

お金の使い方


について習わないというのはおかしいな、と思います。


どうして、あんなお金を稼いでいる人が破産してしまうんだろ?

というニュースを時に目にしますが、これもやはりお金の使い方を習ってこなかったからだと思います。


私は以前、こういう本を読みました↓



バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか




この本によると、収入の1/10は必ず貯金し、

もし借金をしているなら収入の2/10で返していき、

生活はの残りの7/10内で行うのが、お金を貯めるコツだとありました。


これはかつてのバビロニアにおいて、

貧困のどん底からどのようにしてお金持ちになりえたかを後世に伝えようと粘土板に刻まれていたことらしく、

それまでどうやっても借金で首が回らなかったアメリカの大学教授が、

実際この粘土板にくさび文字で刻まれていた方法をためしたところ、お金がたまるようになったというものでした。


日本で言うなら、二宮金次郎が説いた所の、

分度


という概念に当たるのだろうと思います。

金次郎は、まず良く働き(勤労)、身の丈に合った生活を心がけ(分度)、余力を困っている人や社会のために差し出す(推譲)ことを薦めました。

実際、彼の教えにしたがった人や地域はみな豊かになっていきました。


考えて見れば当たり前のことですが、この点をしっかり意識しているか否かで相当な開きがでてくるのだと思います。


お金の使い方、勉強のための勉強法

体のメンテナンスの方法(何を食べるとどのような結果をもたらすか、どのように運動を続けるか)などは、

一生を左右する大事な事ですが、こういう点が教育から抜け落ちているというのは、とても不思議な気がします。

昔の人の智慧に耳を傾け、最新の学問に目を通し、自ら試し、体系化していくしかないのでしょうか。


とりあえず、国の支出は、身の丈に合ったものにして欲しいものです。





参考:

二宮金次郎〔彦兵衛のブログ〕
http://mshiko.blogspot.com/2009/05/blog-post_16.html


バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか〔アマゾン〕

内容(「BOOK」データベースより)
人生の指針と勇気を与えてくれる「黄金の知恵」と感動のストーリー。

内容(「MARC」データベースより)
富とは、単純な法則を理解し、守れば、いくらでも手にすることができるものである。現代における富の支配法則は、数千年前のバビロンの時代から変わることはない。成功の黄金原則を説いた感動のストーリー。





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