2013年5月31日金曜日

俺のフレンチ 坂本孝さんと稲盛和夫さん NHKプロフェッショナルの流儀より

 
  
 俺のフレンチ
 
というお店をごぞんじですか?
 
高級食材を使いながらも格安で本格フレンチを味わえるお店で、
 
最近すごい話題になってます。
 
フレンチの他に、俺のイタリアンなど、「俺の○○」シリーズとして、
 
色々な格安レストランを展開しているようです。
 
 
バリュークリエイト株式会社(俺の○○シリーズの本社)
 
 
このレストランチェーンを立ち上げた方が
 
先日のNHK プロフェッショナル 仕事の流儀
 
取り上げられていました。
 
 
 
 
 
NHKプロフェッショナル仕事の流儀:
革新への情熱未だ衰えず 企業家・坂本孝
 
  
 
通常、お店で出される料理の原価は3
 
というのが常識らしいのですが、
 
  
 
  
 
たとえば、こちらのエビの料理は、、、
 
 
 
 
  
価格1480円に対して、食材費1270円!?
 
なんと原価率85%です!
 
すべての料理において、おおよそ原価率は7割程なのだそうです。
 
 
すげ~、、
 
 
ではどうやってこれで利益を生み出すかというと、
 
立って食べるスタイルにして、回転率を上げるのだそうです。
 
2.5回転以上すると利益が出るのだそうです。
 
 
このビジネスモデルをつくったのが坂本孝さんなのですが、
 
どうしてこのような形態を思いついたのでしょうか。
  
 
ため息をチャンスに変える!
  





 
 
 
 つまり、こういうことですね。
 
あ~、これってどうしてもっとこうならないんだろうか、、
 
そういった思いの中にこそ、新しいビジネスモデルのヒントがあるということですね。
 
 
シェフたちの目には、この格安レストランはどのように映っているのでしょうか。
 
なんと、一流のシェフたちがこのレストランに
 
ぞくぞくと集まってくるのだそうです。
 
 
現場で働くシェフの声↓
 




 
 
 
番組内で坂本氏がおっしゃっていたのですが、
 
いい食材をじゃぶじゃぶ使え、
 
と(笑)。
 
 
原価を気にせず、最高の食材をどんどん使えるので、
 
シェフとしては、料理人としてのやり甲斐を感じるのだそうです。
 
 
働く人も、お客さんも、経営者もみんな満足、
 
というのはすごいですよね。
 
 
 
番組内で紹介された坂本氏のことば↓

 
困難な道を避けた時に、成長は終わる。
 
 
人を成長させてこそ、真の会社



 
 
この「人を成長させてこそ、真の会社」
 
 ということばは、ドラッカーにも通じるような気がします。
 
 
彦兵衛のブログ:
ドラッカー講義 第1回 感動のDNA (2011年8月17日)
 
 
番組の中で、時折り社内で撮影した坂本氏の映像が映ったのですが、
 
 
  
 
 
壁に掛けられている写真に目がとまりました。。。
  
 
 
 
 
あれれ、これってもしかして、稲盛さん、、、かな?
  
 
また別の場面でも、、、
 
 

 
 
これって、完全に稲盛さんやろ!?
 
 
拡大してみると↓
 

 
 
稲盛和夫氏の肖像とともに、
 
動機善なりや、
 
私心なかりしか
 
と書いてあるように読めます。
 
 
 
前に稲盛氏をブログで取り上げたときの章のタイトルのことばですね。
 
 
彦兵衛のブログ:
 
 
 
 
 
 
実は坂本氏は、稲盛氏の経営塾に通い、
 
稲盛氏を師と仰いでいるのだそうです。
 
 
では、坂本氏はどのような経緯で稲盛氏と出会ったのか。
 
 
坂本氏はこれまで13の事業を立ち上げてきたそうなのですが、
 
最初の事業で信頼していた人にお金を持ち逃げされたのだそうです。
 
 







 
 
 
坂本氏は立ちあげる事業、立ちあげる事業である程度の所までは伸びるものの、
 
その後は売り上げが頭打ちとなり、停滞してしまうということを経験していました。
 
 

 
 
 
実は坂本氏、あのブックオフの創業者でもあるのです!
 

 
 
ブックオフを立ち上げた頃、ある書物と出会ったのだそうです。
 
 

 
 
 
 
この本の著者が稲盛和夫氏だったのです。
 

 
 
本には以下のようなことが書かれていました。
 
 
 
 
 
 
経営とは、全従業員の物心両面の幸福を追求することである
 
と。
 
 
 



 
 

 
 
そして稲盛氏の経営塾に入ったのだそうです。
 
そこで経営哲学を学んでいき、
 
その教えを経営に実践していくことで、
 
ブックオフの売り上げもどんどん伸びていきました
 
 
そんな中、、、
 

 
 
部下が売上を水増ししていたことが発覚するのです。
 
 

 
 
この時、稲盛氏から呼び出しを受けたのだそうです。
 
 


 
 
 
何十分も叱られっぱなしだったそうです。
 
 
なんで叱られていたのかわからなかったが、
 
どうやら原因は自分の心のなかにあったのではないか、
 
ということに気づかされたのだそうです
 
 
 
 
結局ブックオフの経営から退き、
 
飲食産業で新たなビジネスを立ち上げた
 
ということのようです。
 
 
本社の企業理念には以下のことばが掲げられていました。
 
 
事業活動を通じての地域社会への貢献
 
全従業員の物心両面の幸福の追求
 
 
 
 
まさに稲盛氏の経営哲学ですね。
 
 
私は別の番組でも坂本氏の事を見て知っていましたが、
 
(高級料理を格安に!~外食の革命児...次なる一手~
 
 
坂本氏が稲盛氏の影響を受けているということは
 
今回初めて知りました。
 
 
番組HPでは、番組恒例の
 
プロフェッショナルとは、、
 
の言葉が動画でみることができます。
 
 
興味のある方は、是非ご覧ください。
 
 
あ~、一回俺のフレンチ食べに行ってみてぇ~
 
 
 
おしまい
 
 
 
 
 
参考:
 
NHKプロフェッショナル仕事の流儀:
革新への情熱未だ衰えず 企業家・坂本孝
 
(高級料理を格安に!~外食の革命児...次なる一手~
 
バリュークリエイト株式会社(俺の○○シリーズの本社)
 
彦兵衛のブログ:
 
彦兵衛のブログ:
ドラッカー講義 第1回 感動のDNA (2011年8月17日)
 
アマゾン:
 
 
 
 

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