2009年4月16日木曜日

諏訪大社お参り≪その四~上社本宮参詣≫



小雨の降る中、前宮から歩くこと15分、最後となる

諏訪大社上社本宮


の鳥居が見えてきました。








鳥居で一礼してから入っていくと、








木の廊下がずっと続いていました。







廊下の左側には、御柱祭りで使われた各種の器具などが展示されていました。






さらに進むと、 左手に本殿がちらりと見え、






神主さんが祝詞(のりと)をとなえていました。


その本殿がこちら↓








希望者のお祓いをやっていたようです。



本殿から境内を眺めた様子↓





建物の軒下には、 まだ雪がのこっていました。












さすが信州!



境内を歩いていると、なぜか朝青龍が、、、




と思ったら、信州の生んだ昔の名横綱 雷電為右衛門というひとの銅像だったようです。

(しかもモデルはまったく別の力士。それにしても面構え、体格が朝青竜そっくりでした)





ひととおり境内を見学して、早々に帰途につくことにしました。

こちらが正式の門↓で、



私が入ってきたのは東の門だったようです。

帰りは「かりんちゃんバス」というので、上諏訪駅まででる予定にしていましたが、このバスには内回りと外回りというのがあり、循環バスなのでどちらかに乗れば駅まで行けるのです。

時間を見ると、ちょうど内回りのバスがそろそろ来る時間なのですが、この神社前は一部一方通行になっていて、外回りのバス停はすぐに見つかったものの、内回りのバス停がどこかわからなーーい

雨のそぼ降る中、あれー、バス停どこだー、と歩き回っていると、ちょうど「かりんちゃんバス」が目の前を通り過ぎていくではないか、、、、


ぶっぶーー


一時間に一本ぐらいしかないので、私は必死に乗りますアピールをしたところ、運転手さん(女性の方でした)は親切にもバス停でないところにも拘わらず止めて乗せてくれました。

お礼を言って、座席についてひと安心。あーよかった、よかった、、

バスがすいていたこともあり、私は運転手さんに話しかけました。

神社前のバス停ってどこにあったんですかね?


すると運転手さん、ここは外回りと内回りでバス停が違うから地元の人でも分からない人がいるのよねぇーーとのこと。

少しバスが進んだところで、ココと教えてくれた。(本文最後の参考の地図参照)

このバスの運転手さんが女性だったので珍しいなぁと思っていたら、対向して走ってくるかりんちゃんバスの運転手もやはり女性で、お互いなんか楽しそうに合図していていいなぁーと感じました。仕事を楽しんでるという感じです。

この運転手さん、バス停じゃないところで止まってくれただけじゃなく、私が大きいリュック背負って明らかに観光客であることがわかったからか、


諏訪ステーションパークというところでバスが15分ほど停車すると、がさごそと運転席から諏訪の観光パンフレットを出してきて、


来年は御柱祭りなので、是非お越しくださいね

と言ってくれた。

バスの運転手さんにこんなに親切にしてもらったのは初めてだった。


ふつうバスの運転手さんというと、自分の仕事だけを淡々とこなすひとが多いように思いますが、こうやって観光客のためになることを積極的にするというのは素晴らしいなと感じました。



その人が特別なのか、あるいは諏訪市の方針(かりんちゃんバスは諏訪市の運行)なのか、とにかくまた来たいなぁと思わせる出来事でした。



かりんちゃんバスに揺られること45分くらいで上諏訪駅に着きました。料金は150円、うれしい限りです。

有難うございました、とお礼を言って降りると、お気をつけて、と声をかけられた。


うーん、なんとも素晴らしい「かりんちゃんバス」とその運転手さん



( ; o ;)/~~~ どうもありがとーー



さて夕方4時ごろ駅に到着。いざ旅館へ。

予約していた旅館は駅から歩いて一分といううたい文句でしたが、本当に目と鼻の先でした。



看板の表示のとおり、この旅館天然温泉付きです。お値段はというと、、




上諏訪温泉の中では群を抜く安さ、しかも駅に近い。


ただし前の道路を大型車がとおると、部屋がぐらぐらゆれました。

部屋はこんな感じ↓




なんか学生の下宿みたいですよね。

こたつの上に載せられていた諏訪のパンフレットを見ると、原田泰治美術館というのが目につきました。

こんな感じの絵を描く人です↓














この旅館にも何枚か飾られていて、なんかほのぼのとしていていいなぁー、と思ったのですが、今回は時間的に美術館に行くのは無理だったので、また次回の楽しみにしようと思いました。


名古屋を朝6時に出て、下諏訪、茅野、上諏訪とさんざん歩き回ったなーとこわばった体をストレッチでほぐしてから、温泉へ。


お風呂自体はそれほど大きくありませんが、贅沢にもお湯は常に流しっぱなし。


もったいないなぁーと思いつつも、自然に湧いてくるものだからいいのでしょうか。




ぽっかぽかのゆでダコになってゆっくりしていると、夕食の支度が出来たという。

さーてどんなご飯かなーと覗いてみると、、



焼き魚あり、刺身あり、味噌汁には蟹が入っていて、豚肉はあるは、肉じゃがみたいなのはあるは、で基本ヴェジタリアンの私はうわーーっと圧倒されてしまいました。


まぁ、しょうがない、残すのはもったいないし、ということで全部頂きました。


久しぶりに肉を食べると、胃が重たい。夜はあまり心地いい眠りではありませんでした。
今度から旅館に泊まる時は素泊まりにして外で自分の好きなものを食べよう、、と固く決心するのでありました。




翌朝、少し早起きをしていつものごとくチベット体操をすますと、まだ朝食まで時間がある。


せっかくだから諏訪湖を見とくか、ということで出かけてみました。



どことなく暗い感じ、風もびゅーびゅー吹いてました。






向こうにスワンの船が見えました。

諏訪湖にスワンか、、、と思いながらさらに近づくと、カメさんもいました。 (背中には子ガメも乗っていた)









岸部を逆の方に進んでいくと、、、






デゴイチやーーー!!



昔は、こんなのが煙を吐きながら大音響とともに走っていたんだなぁーと少し感慨にふけってしまいました。



機関車を見ていたら、なんかパワーをもらった気がしました。

旅館に帰って朝食を頂き、8時の電車で上諏訪駅を後にしました。

この日は最後の18きっぷ。

ふつうに藤沢に帰るだけではもったいないと、途中小田原で下車し二宮尊徳の記念館によってきました。

そこでのことは、また機会を改めて書こうとおもっています。




今回の旅は、ここでおしまい。。。。





参考:

諏訪大社下社アクセス(歩き・バスなど)

茅野駅→徒歩30分→諏訪大社上社前宮
→徒歩15分→諏訪大社上社本宮
→かりんちゃんばす45分(150円)→上諏訪駅

諏訪市公式HP(かりんちゃんバス情報:時刻表・路線図など)
http://www.city.suwa.lg.jp/www/tour/result.jsp?life_genre=101

かりんちゃんバス時刻表
http://www.city.suwa.lg.jp/open_imgs/info/0000004272.pdf


諏訪大社上社
周辺地図
外回りバス停の位置は神社の東出口付近、ガム版画工房とかいてあるあたりです。ここは一通なので、内回りバスは通りません。

内回りバスの停留所は神宮寺公民館と書いてあるあたりで、バスは神宮寺の交差点から曲がってきます。私はこの交差点あたりで乗せてもらえました。)
http://maps.google.co.jp/maps?sourceid=navclient&ie=UTF8&hl=ja&q=%E8%AB%8F%E8%A8%AA%E5%A4%A7%E7%A4%BE+%E6%9C%AC%E5%AE%AE&ll=35.997808,138.121319&spn=0.005642,0.007821&z=17

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